心霊なんでも相談室

”相談事例17”



今回のご相談者は大分市内からお見えになった70代の終始笑顔を絶やさない素敵な女性である。

市内で無料配布されているフリーペーパーを見てやってこられた。

悩み、とは言っても中々一口に言い表せる程簡単なものではないのですよ。

色々あるし、まぁ息子夫婦の事もあるし.......ね。

と言われるだけである。

このような場合はご本人の口から悩みの根源をお訊きするよりは、多分憑いているであろう前世の因縁を呼び出し厄の数々を聴いてみるのが一番のように思われる。

さて、何がどうなっているのか?

それを解明するには人間の心模様を白日の元にさらけ出させればいい。

いつものようにご相談者のお名前を呼び憑いている前世の因縁を私の中に呼び込み。

「ステキナエガオ(仮名)入って来い!ステキナエガオ入ってこい!」

と呼ぶと直ぐにナニカが入って来た。

もはやナニカではなく前世の因縁に間違いはないのだが一応ナニカとしておく。

入って来たものに、お前はステキナエガオか、と聴くがいつも入って来るものと同じように私の顔を横に傾げる。

それでもしつこく問いただしていると

「ウルセーノウ〜エガオガステキではないわーーー!!」

と相当気分を害したのか怒りを顕に出てきた。

我はエガオガステキを呼び出したのに、なぜお前が出てきたのだ?

と問うと、またもや

「ウルセーウルセー、コウルセーやっちゃのう〜ナニモノカお前は!!!」

ご相談者に入っていたものは事のほか小うるさいヤツのようだ。

言葉の使い方で直ぐ分かる。

でいきなり念を入れる。

すると

「アアアアア、ウギッギャッヤヤヤメテクレヤメテクレヤメテクレ//////////」

小うるさいヤツがヤメテクレヤメテクレの連発を始めた。

「お前のその口の訊き方はなんだ!!!」

と恫喝する。

と「あ、あなた様はどなた様でございますか?」

いきなり丁寧な言葉使いに変わる。

「我は宇宙総帥と言う神じゃ」

「カカカ、神様でございますか」

「そうだ、ナニカ文句でもあるのか!!」

「ウウウウ、モウお許しくださいませカミサマ、神様が私をお呼になるとは思ってもおりませんでしたから」

「お前を呼んではいない。エガオガステキを呼んだのだ」

「サヨウデゴザイマスサヨウデゴザイマス、大変失礼を致しました」

「分かればいい、ところでお前がエガオに憑いているという事は何か訳があるのだろう、その理由を聴きたい。お前は男か女か、どっちだ」

「わ、わたしは男でございます」

「お前は前世では何をしていたのだ」

「私は侍でございました」

「侍か、ではエガオガステキは何をしていたのだ」

「これは私の女房だった女です」

「なに、お前の女房だったと云うのか?」

「さ、さようで、さようでございます」

「では、お前は自分の女房なら性格は良く知っているのだろう、性格を言ってみよ」

「性格は良く知っておりますよ」

「では、性格を話してみよ、お前が性格を間違いなく喋ればお前が前世の夫だったと認めよう」

性格を聴くのは間違いなくご相談者に憑いているものである、とご相談者に認識していただくため。

「分かりました・・・このステキと云うのはですねー顔は大変愛嬌がいいのですよ、そしてこう人あたりも大変良くてねー周りのみんなから”ああ、あの人はいい人ですねいい人ですね”と思われるのでございますよ 、ところが内情はですね、まぁ何と云うのか嫉妬心と云うんですかねーちょっと何かあると、もうグチグチ言い出し、いい始めたら、一日中もうグチグチ言うのですよ、ですから、お前は外の顔とうちでは全然違うのうー、どうして家でも外のようにニコニコできないのか?といつも言っていたのですよ、”これは私の性分だからしょうがないでしょう、私は小さい時からこんな感じでそだったんですよ”と、もうとにかく俺に家の中でガンガンガンガン言わんでくれ!と、もう少しでも私が遅く帰ったら、もうグチグチ言いだしたら、もう止まりませんよ、もううっとしくて鬱陶しくてたまらなかったのですよ」

「では、性格は・・・外面はいいが家の中ではグチグチ言う、内面と外面が違う性格と言う事か?」

「さようでございますね、だから外ではニコニコしていい感じに思われるのですけどね、家に帰ったら性格がコロット変わってね、ほんともう人のことばっかしグチグチグチグチ云うのでございますよ、ですからその点に関してはもううんざりしているのでございますが」

「そうか、では少し待っておれ確認してみる」

「わ、分かりました」


『今、喋っていた事は分かりますか?』

とご相談者にお伺いする。

<はい>

『では合っていますか?』

<・・・ええ、私あんまり嫉妬深くはないんですが>

『いえ、それはどうか私には分かりませんが、今喋っていた事は合っていますか?』

<ええ、はい合っています>


はい、とお認めになったという事は怨霊が言うようにわりと嫉妬深いということだろうか?

「では、そんなにグチグチ言われていた女房になぜ憑くような事になったのだ」

「いやいや、私この女にねー毒酒を飲まされたのですよ」

「毒酒を飲まされたのか?」

「そうそう、さようでございます」

「なぜ、そのような事になったのだ」

「いやいやなんでという、私ねーこいつのねー、もう家に帰ったらグチグチグチグチ言う事に耐えられなくなってね、私、お前もう実家に返すぞ!お前とは離縁じゃー、と言ってしまったのですよ、そーしたらこれはもう怒ってしまってですねー”私はあなたに離縁されるような事をしたことはない、私が口で云うのは、口で言うだけでしょう、あなたはいつも酒を呑んで帰って、遅くなってグチグチ、あなたこそグチグチ言うじゃないですか!私は離縁なんか一切しません!!”ともうそれを聴くだけでウンザリです・・・もうやめてくれ頼むから、もうお前のそれがイヤでイヤでたまらんからワシはもう離縁するのじゃ、イヤもう離縁するしかない、もうお前の顔を見るだけでウンザリじゃ、もうグチグチ愚痴言って、ワシャ家を出るともう安心するんじゃ、そしてお城に上がって、だが家に帰ると思うともうウンザリじゃ、と言ったんですよ、そしてそう言う日々を何ヶ月か過ごしていたのですよ、だけどもうどうしょうも我慢ならんで、頼むから別れてくれ、と云ったら”はい、いいわよ、最後の別れのイッパイ私が手酌でつぎますから”と言ってついでもらったのがですねー、これが毒入りだったのですよ・・・もう私血を吐いて、ウワーッ!!ともう胸まで焼けて焼けて、もう家の中で血を吐いたのです・・・もう苦しくて苦しくてもう私、家の中でクルクル回転して、もう身体中が痛くて痛くてたまりませんでした」

「そうか、ではお前は今でも体中が痛いのか?」

「体中もう、どっかっこかぶっつけたもんですから、そして気が付いたらこっちに来ておりました、悔しくて悔しくてたまりません」

「そうか、離縁しょうと思っていたら殺されてしまったのか、それは悔しかろう」

「さようでございます」

「お前の気持ちは良く分かった。ではその復讐はどのようにやっているのだ」

「フクシュウはやっておりますねー、私ねこいつのね、グズグズ言うのにもうウットシクテウットクシクテたまらなくてね離縁がしたかったわけですよ、ですからこいつね今ね病気のような状態になっておりますよ、自分がこう何かうわ言のようにねー、口を開けて喋っとかんとねーおれないようにしておりますよ、ですからこれはねー家に帰ってもねー、なんかかんか一人でブツブツ一日中、ブツブツ喋っておりますよ」

「それはそのようにお前がさせているのか?」

「さようでございます・・・そしてこいつの身体をねー、私がねー毒酒を飲まされたんものですからねーもう胸が焼けて腹もおかしい、もう腰もわりい、もう体中が何かガクガクなるのですよ、だからもうその度にウォーウォーとなるともう体中の筋肉がグーッともう引き締まって苦しいものでございますからねー、こやつもねー同じようにさせております・・・ですからこれもね腰からウォーウォーとやっとりますよ、どこの病院に行っても治るものじゃありませんよ私がやっているのですから」

怨霊が言うようにご相談者は腰が痛いという。

「そうか、ではお前がやっている復讐はベラベラ喋らせると言う事か」

「さようでございます・・・喋らせて喋らせて、こいつはねー今の自分の男にねー”もう、しゃーしいのうー頼むから黙っていてくれないか”とウンザリするようにしているのですよ、ですからこいつはねー今、自分でねーうちはわりと平和でございますからと言っていますますけどねー、それは自分だけが平和と思ってねー相手はねーしゃーしいからと殆ど取り合わないだけですよ」

「そうか、自分では平和と思っているが相手は取り合わないと言う事か?」

「さようでございますよ、訊いたらキリがないキリがない、もうよそを向いてウンウンと頷いているだけでございますよ」

ご相談者がご主人に話しかけても相手にしないと言っているのだ。

「そうか、では少し待っておれ」

「分かりました」


<・・・まぁそうですかねーあんまりそうでもないようにあるのですがねー>

とご相談者は、ご主人に相手にされていないと云うことにご納得されていないようである。

このあたりも先の怨霊が話したように、ご自分では気がつかれていないようだ。

『うちは平和ですと言った事も聴いていたのですよ、だけど旦那さんはただうっとしいとしか思っていないということのようですが』

<・・ああそうですか、はい??>

『それに体中が悪いと言っていますが』

<いや、腰が痛いのですよ、それに胸焼けがします。それで最近胃薬を飲んでいるのです>

『ですから怨霊は毒を飲まされて胸が焼けていると言っていましたから、同じように胸焼けがするのですよ』

<なんとなくスッキリしないから胃薬飲むんだけどなんでかなぁと思っておりました>


「では復讐はベラベラ喋らせるという事と体中を痛くさせているということだな」

「さようでございます」

「ところでお前の目の前にまーるい空間が出来ているでろう。そこを覗いてみるがいい。そこから覗くとお前がとり憑いている人間界の人間の顔が見えるぞ」

「ニンゲンカイ?顔でございますか、ああ人間界にこいつもおりますからねーじゃー顔を見てもいいですか?」

「おう、そこを覗いてみよ顔が見えるぞ」

「ああ、あれ?これが私のオンナでございますか?」

「そうだ、この人が前世でお前の女房だった人だ、顔が違うか?」

「顔が違うと云うより・・・私・・・わたしこんなオンナと居った覚えはないのですかがねー」

「では、お前が一緒にいた頃の女房の年は幾つぐらいだったのだ」

「私が一緒になっていた頃は20・・・私が殺された時オンナの年は20ぐらいだったのですかねー」

「そうだろうな、だけど人間界の身体は今は71歳、お前が視ている顔は71歳だ」

「ナナジュウイチ?????ウワーッ!!!それは違う私の20ぐらいの女はねー顔はねーおんなじですよ、だけど可愛かったんですよ、ほんとに丸顔でねみんなに愛嬌が良くて可愛かったんですよ、私にはブツブツ言うばっかしですが他の人から見ると可愛かったんですよ、だけどワーッこれが私が掴まえている人間界の顔ですか?」

「そうだ、お前が掴まえているオンナ(魂)は今もまだ20か」

「さようでございます」

「それが人間界にいた頃の顔と同じか」

「さようでございます・・・うわーっビックリしたなぁこれが人間界の??????考えられんなぁ・・・」

霊界から私の相談所に居るご相談者の顔を見て、、、、、、、、、、、、。

驚く筈である、今ジブンが霊界で掴まえているニョウボウは20歳なのだから。

「どうだ、面影はあるだろう」

今、ジブンが掴まえている20歳の女房と私の前にいるご相談者と見比べて。

向こうで捕まえているのがご相談者の魂。

「まぁ顔がマルイから面影はありますね」

「良し、では今からお前の身体を治してやる。お前を助けて欲しいと云うのだ。人間界のステキナエガオがお前を助けて欲しいと云うのだ」

「さようでございますか?人間界のステキナエガオが私を助けるのですか、いえそれは私がいなくなれば良いと思って言っているだけでしょう」

「まぁそれでもイイではないか身体が治るのだから、血だらけになった胸が治るのだ、胸焼けも治るぞ」

「なるほど、それはそうでございますね、では神様宜しくお願い致します」

「そうだ、我がお前をよびださなければ未来永劫お前はそこで苦しむところだったのだ」

「さようでございますね、あ、ありがとうございますありがとうございます」

聴きたい事も全て聴いたし、もうこれに用はない。

と言うところで胸の爛れたキズを治し上にあげる事にする。

キズを治す術を始める。

と「ウオーワッ、ウウウッウ、ウウッウッ、ウウッウッ////////////////////」

とひときわ苦しんでいたようだが、その苦しみも治まった頃、キエタ........。

しかし、恨みのわりにはこれと言って復讐らしい復讐はしていなかったようにあるが?

これもやはりヒトがらによるものであろう。

死後の世界に入ったからと言って生前の性格と死後の性格が変わるという訳ではないので、やはり人間界に居た頃から人のいい侍だったのだろう。

確かにこれでは漠然とした悩み、としか思えない。

まして人に相談するにしても何を相談して良いものやら、とお考えになるのはわかる気がする。

ただ、喋るだけ、或いは胸焼け、腰が痛いだけでは誰にでもある症状だし。

喋るなどはお喋りの好きな人にとっては日常茶飯事の事である。

それが悩みの種?

と云うよりご自分ではお喋りだとは思ってもいなかったようである。

それでは人に相談する程の事でもないのでは、と誰しも思うことだ。

がご自分なりにナニカでお悩みにはなっていたのだろうが。

だから当方にお見えになっても具体的な悩み・・・が言えなかったのではないだろうか。



さて次は、息子さんのお嫁さんについて前世の因縁を調べて欲しいとのご依頼である。

やはり嫁姑の間で何か不穏な空気、確執でもあるのであろうか。

まぁ私は依頼されれば調べるのが仕事だから、調べる事に何も口を挟むつもりは毛頭ない。

では早速お嫁さんのお名前を呼び、お嫁さんの魂に憑いている前世の因縁を呼び込むとしよう。

ステキナヨメ入って来い、ステキナヨメ入って来い!と呼ぶと直ぐにナイカが入って来た。

まぁナニカと云うより前世の因縁に決まってはいるが。

その因縁に

「お前はステキナヨメか?ステキナヨメかと訊いているのだ。違うのか」

「ステキナヨメ?何がステキナヨメか!!ワシはステキナヨメではないわっ!」

「では、ナニモノだお前は」

「ナーニモノー?ウルセーノウー、お前ごときに喋る、冗談じゃないぞ、お前はどこでごちゃごちゃ言っとるんか・・・ウッワワッワ、アアアアヤヤ、ヤメテヤメテ」

途中で念を入れる。

「もう一度言ってみよ!!」

「ヤヤ、ヤメテクダサイヤメテクダサイ、ア、アナタサマハなんなんですか?ああ、カミナリが頭に落ちてきた」

「我は宇宙総帥と言う神じゃ」

「カ、神様でございますか?そ、それはおみそれいたしました・・・ああ、頭がイタイ頭がイタイ、、、、ああ、おゆるしくださいお許し下さい」

「お前が我の聴く事に反発したからそうなったのだ」

「ああ、さようでございますか。申し訳ございません」

「今から我の聴く事に素直に応えるか?そうすれば許してやる」

「ああ分かりました、なんでもお聴きくださいませ」

「お前とこのステキナヨメとは何か関係があったのか?」

「関係があったというより私、この女に殺されたのでございます」

「なに、ステキナヨメに殺されたと言う事か」

「さようでございます」

「では殺されたと言う事は、お前と前世で何か関係があったのか」

「関係があったと云うより、まぁ私はこれの娘の、娘と関係があったのです」

「ではこのステキナヨメはお前と関係があった娘の母親と言う事か」

「さようでございます」

「では、お前はこの女の性格は知っているのか?」

「セイカクは良く知っております・・・・この女はですねー物凄く妬むのですよ、私たちがこの娘と仲良くしていると直ぐにヤキモチを焼いたり妬んだりねー、もうそして物をネダルんですよ、あれ買ってくれこれ買ってくれと、私はこの女の娘と付き合っていましたけどねー、私はねーこの女の旦那ではないんですよ、けどね、私に合えば何買ってくれ、かに買ってくれとこの女はネダルんですよ、まぁ一口に性格と云ったらねーなんと言うんですかねー割とこう気取っているんですかねーまぁこの女、母親と云うのはまぁ侍でございますからね、お武家様の奥方でございますよ」

息子さんのお嫁さんは前世侍の妻だったようだ。

「そうか、ではお前は前世では何をしていたのか?」

「私も侍でございました」

「そうか、ではヨメは物はネダルし気取っていたと言う事か」

「さようでございますねー、やっぱし武家の妻と云うのはねー普通の女ではありませんからねーやっぱしもう割とお高くとまっていると言うんですかねー、まぁそれはしょうがないのですよ、やっぱし特権階級でございますから」

「そうか、性格をもう一度分かりやすく言ってみよ」

「性格はだからもうなんちゅんですかねー、まぁヤキモチを焼くと言うんですか、まぁなんかこう子供のことでもしょっちゅうもうちょっかいかけて、そして私と逢えば”ああ、あなた中々景気が良さそうだから私何かいるんだけどあなたちょっと用立ててくれない、あれもいいわねー”とか言うんですよ、だから私しょっちゅう小間物屋にいってはなんかカンザシ買って、母上どうぞこれよかったらつけていただけませんか、と言って持って行っておりましたよ、そしたら何かを買ってあげると機嫌がいいのですよ、それ以外はなんかわりとこうブスッとしている感じでございます」

「そうか、要するに何か物を買ってあげた時は機嫌が良いと云うことだな」

「ささ、さようでございます・・・後はなんかブスッとしているのですよ、だからこう性格と云うよりなんかこう、何かしてあげたらこう、うんうんと喜ぶけど、それ以外こっちが知らん顔をしていたら全くしらーん顔をしていますよ、そして逢えば会うたびに”あなた最近娘を大事にしていますか?大事にしていなかったらあなた腹切りもんでございますよ、あなたどうしてうちの娘を妻に娶らないのですか?”とだから私は、いやいや若いもんですから、もう少しお待ちください、と言っていたんです」

「そうか、ではその時、お前は幾つぐらいだったのだ」

「イヤ、私その時は17、8だったんですよ」

「では、お前が付き合っていたヨメの娘は幾つぐらいだったのだ」

「うーんまぁこれの娘と云うのは私と殆ど一緒だったですねーやっぱし17、8です」

「では同じ歳だったと言う訳だな」

「さようでございます」

「では、お前たちは一緒に棲んでいたのか」

「いえいえ、そんな棲んだりしたらやっぱりダメすよ、万が一棲んだりしたらもう、私たち侍の息子と姫がですねー一緒に棲んだりしたら大変な、そんな事がお城に見つかったりしたら腹切りもんでございますよ、だからそういう事はしません、だから逢うのはいつも逢っていたんですけど、うーんだから私、娘は可愛かったんですが、この母親にやっぱし陰謀ですね、この母親のお陰で私殺されたわけですけど」 「そうか、では少し待っておれ」

「わ、わかりました」


『今、喋っていた事わかりますか?』

とご相談者にお伺いする。

<あのう、ヨメのお母さんが出てきたのですね>

『いやヨメのお母さんではない、ヨメがお母さんなんですよ。今喋っているのがヨメの娘と付き合っていたのですよ。でヨメから殺されたと言っているのです』


「おい、ではどのようにして殺されたのだ。その殺された経緯を話すがいい」

「分かりました・・・私このヨメの娘とお付き合いをしていたのでございますが、ただこの母親は私に会うたびに、こう娘と夫婦にならないの、早く式を挙げましょうよ、でないとあなたいつまでもそんな格好でうちの娘と、娘を弄んでいたらあなたお腹を切らなければいけないわよ、といいえそんな事お許しくださいませ、と云ったら、ああ、そういえば私、お財布がなかったの、あなたあそこの小間物屋にいいお財布があるからあれを私に買ってきてください、そうしたら私知らん顔をしておきますから、と、で私会うたびに物をねだられていたんですよ、このヨメと言う女にはですね、それでもう、だけどあんまりもう、私ももう、こう娘は可愛いのですが、このヨメと言う母親はホントにもう、まぁなんと云うんですかねー、もうヒトに物をタカルと言うんですかねー、なんかヒトからネダルと言うんか、もうウンザリしてですねーそれで私、暫く娘とも逢わなかったんですよ」

「そうか、では少し待っておれ」

「分かりました」


『ヨメは前世で娘の男(侍)にタカっていたと言っているのです』

<・・・はぁ>


「それでどうしたのだ」

「それで私もヨメの娘とは逢わないようにしていたのです・・・そうしたらこのヨメが、まぁ奥方ですよねーそれが私の父に結婚の話を言ってきたのでございます・・・私から弄ばれてうちの娘は捨てられたのですが これがお城に知れたらどうしますか?と言って、そしたら私の父親が怒って怒ってもう私ほんとに踏んだり蹴ったりされたんです・・・それで私結婚せんといかんようになって、そしてヨメの娘ですねーそれと結婚する羽目になってしまったのです・・・だけどこげな母親の娘を貰ったらもう自分では納得がいかん、どうしょうもならんと言う事で、なんとか私は父親に頼んで破談にしてもらったんですよ、そうしたらこのヨメ、母親が私の家に、家名に泥を塗った、という事になり、そして私を呼び出したのでございます・・・その時ヨメの旦那でございますねー主人ですよ、それがお城のご家老様だったんですよ、でまぁ位が上だったもんですから、だけどご家老様は多分知らないと思うんですけど、そのご家老の妻、ヨメですよ、ご家老の妻でございますよ、だからそれが若いものを使ったんですねー、そして私を呼び出してお屋敷に、そのヨメのお屋敷に入る前に路地があるのですよ藪ばっかしのところが、そこに私を呼び出して、このヨメが私に言ったんですよ”良くもあなた私の家名にキズをつけたわねー許してはおかないからねー”と言って、そしてねー”皆出てきてこいつを懲らしめてやりなさい!!”と云ったらその若い侍たちが、私の知っているものもおりましたけど若い侍がワーッと一気に出てきてですねー、メッタ斬りにされたんでございますよ、そして気が付いたらこっちに来ておりましたよ、だからもう悔しくて悔しくて、この女がもう悔しくて悔しくて私とり憑いておるのでございますよ」

「そうか、ではお前は陰謀にかけられたと云うことだな」

「さようでございます・・・ですから悔しくて悔しくてこの女にとり憑いたわけでございます」

「そうか、ではお前は復讐はしているのだろう。どのようにやっているのだ」

「フクシュウでございますか?」

「そうだ、復讐はどうやっているのだ」

「今やっとりますよ、私、こやつをねー、結婚を私はねー破談したことにより殺されたんですよ、こんな馬鹿な事がありますか、このヨメと言う母親がねー、いなかったら私ねーあの娘と結婚していたんですよ、あまりにもヨメと言う母親がねーなんか私もうイヤでイヤで堪らなかったからねー、この娘と結婚したらあの母親が毎日毎日来て、なんかあれ買ってくれこれ買ってくれ、といつもたかられたら、私ら幾ら侍でも薄給でございますよ、もうたまりませんよ、自分が遊ぶ金もらっても全部母親につぎ込まないといけないのかと、もううんざりしてですねーで私自分の父親に頼んで破談にした訳でございます・・・そしたらそれが結果的に私が殺される事になったわけです・・・だからこのヨメにとり憑いているのはねー私は仕返しをしているのですよ、ヨメには確かに今男はおりますよ、しかしヨメの男はねーこのヨメには何にも言えないんですよ、でヨメは自分自身もねー男からいつも裏切られるんじゃないか裏切られるんじゃないかと不安ばっかしですよ 、ですからこのヨメと男はねー普段に於いてはこう仲が良さそうな感じですけどねー本来はもうお互いが毛嫌いしているのですよ、ヨメもねーいつ旦那がいなくなるかと恐怖の世界ですよ、怖いばっかしですよ、旦那はねーこのヨメに対してはねー、なんで俺はこんな女と一緒になったのかなぁ〜、ともううんざりしていますよ 、ですから私はねーワザっとそれをねーガンガンガンガン出してねーヨメをねー不安に陥れているのですよ、でそうするとね、ヨメの旦那の母親(ご相談者)です、そうするとこのヨメがねー、母親が来るとまた息子の事を言いに来たのだろうか?私の事をまたうちの旦那に言いに来た、もううっとしいうっとしい、もうあんな(ご相談者)の来なければいいのに、と言ってねー毛嫌いしていますよ、ですからこの女ねー旦那の周りのものとは一切口を聞きませんよ完璧に無視をさせておりますよ」

ご主人の母親やご主人の周りの人とは話をさせないといっているのだ。

「そうか、では少し待っておれ」


『今、言っている事に心あたりはありますか?』

<はい、分かりました>


「では、お前が話をさせないようにしていると言う事か」

「さようでございます・・・いやだから私はね、このヨメはね、自分の旦那に対してね、もう不信感、もう怖い怖いですよ、だけどこの女ねー意地が強いからねそう言う姿は一切見せません、それでも心の中はいつもビクビクしております・・・いつ逃げられるんだろう、いつ逃げられるんだろうと、そう思いながらねやっぱり優しくできないんです・・・なんでできないのかと云えば私ができないようにさせているからです」

「そうか、ではお前がいなくなったらヨメは優しくなると言う事か?」

「私がいなくなったら、そらぁこの女はやっぱしねー前世で自分のご家老様に随分尽くしておりましたからねー、だから私がいなくなったら今の旦那に尽くすようになるんじゃないですかねー」

「そうか、ではお前がいなくなったら今の旦那に尽くすと云うことだな」

「うーん多分そう思いますね、元々がこれはねー男にはわりと尽くすんですよ、だけど尽くすけどねーやっぱしオネダリさんですからねーまぁあれ買ってくれこれ買ってくれとは言うんでしょうけど、まぁそれは男の甲斐性ですからねーあれば買ってやればいいしなければ買わないだけでしょう、だから私がけっきょく不安にさせているのですよ」

「では、この男とはお前が一緒にさせたと言う事か?」

この男と云うのはご相談者の息子さん。

「うーん、この男は男でですねー」

「お前はこの男の性格は分かるのか」

「いや、性格も良く分かっております」

「では、どのような性格なのだ」

「この男はわりと頭がいいのですがねーだけどこれもいっつもですねー疑心暗鬼ですよ、このヨメに対してもねー不信感を持っているのですよ、こんな女とは一緒になるべきじゃなかったといつも思って不満を心に抱えておりますよ」

「では、この男にはお前のようなものは何も憑いていないか?」

「いや、この男にもナニカ憑いておりますねー、この男も前世を見るとやはり侍なんですよ、ですから侍どうしですからプライドばっかり高くてねー、だから馴染めない部分がありますねーでまぁこの男にはそう言う侍が憑いているから、それがなんかこの女を避けるようにさせているのじゃないですかねー」

プライドという言葉が出たのは私の知識を引用しているためである。

「そうか、ではこの男にも侍が憑いていると云うことだな」

「さようでございます」

「では、少し待っておれ」

「はい、分かりました」


『今、喋っていた事は分かりますか?』

<はい>


「おい、お前は体中メッタ斬りされているのか?」

「さようでございます」

「そうか、では痛いだろうな。ところで、あと復讐はどのような事をしているのだ」

「あと、このヨメにはねー、要するにもう金が入らないようにしています・・・金が入ったら直ぐなくなるようにしています・・・ですからこいつねーいっつもねー、どこかに金がないかなぁ金がないかなぁ、金が欲しい金が欲しいと、いつも金を欲しがっておりますよ、私いつもねー、私なんかが薄給の時、私若い時、いつも金が無かったからね、いつも金がないから、ああどこかに金がないかなぁ、あれと結婚するにしても金が無いとできんし、といつも思っておりましたから、私がこいつにとり憑いてね、こいつもいつも金の事を思わすようにしていますよ。ああ金がないかなぁ、ああ金が欲しいなぁ金が欲しいなぁと、そしていつか旦那は逃げるんじゃないかなぁ 、逃げるんじゃないかなぁ、だけど逃げたあとお金が無いと私やっていけないし、ああどうしょうかなぁ旦那に、うーんだけど旦那に近寄るのもうっとしいし、だけど逃げられたら困るし、ああ金お金、お金がないかなぁ、とまぁそのように思っておりますよ」

「そうか」


『息子さんのお嫁さんはいつもお金お金と思っているらしいですね。お金が欲しいと思うようにされているのですよ』

<・・・ああ、そうですか>


「ところであとはないのか?」

「あと私ねー体中刺されましたからねー、私冬刺されたんですよ、ですからもう寒くなるとどっかこっかウワーッとチクチク痛いんです・・・ですからこのヨメもねー体中常に痛い筈ですよ、もう寒かったら、身体があああっちが悪いこっちが悪い、ああ私どうして身体がこんなにガタガタしているのだろうか?おかしいなぁといつも悩んでおりますよ」

「そうか、良しもういいぞ、良く聞かせてくれた」

「ああ、ありがとうございます・・・では神様私の身体を治していただけますか?」

「おう、治してやるから少し待て」

「分かりました」

身体を治す準備をする。

「そこに居るのか?」

「ああ、ここに控えております、どうぞ宜しくお願いいたします」

両手を動かし身体のキズを治す術を始める。

と「ウッ、ググググ、ガウガウガウウウウウ/////////ウッ」

ウッと云う声を最後に残して上に消えて逝った。



さて次はご相談者の息子さんに憑いている前世の因縁を呼び出す。

エガオノムスコ入って来い!エガオノムスコ入って来い!!と呼ぶと直ぐにナニカが入って来た。

その入って来たものに、お前はエガオノムスコか、と聴くがやはり無視をする。

が「チガウンジャ!!何回言うんじゃ、エガオノムスコエガオノムスコとエガオノムスコであるわけないじゃろうが!!!」

「エガオノムスコであるわけないじゃろうが、と言っても我はエガオノムスコを呼んだのになぜお前が出てきたのだ」

「ウルセーウルセーウルセー、うるせーーーーーのうーアアア、グッググッググヤヤヤ、ヤメテヤメテヤメテクダサイ」

文句を言っている途中念を入れる。

「やめてくださいとは、その態度はなんだ!!」

「ああ、あなた様はどちらで?????ああ、頭がイタイ、どちらで私に話しかけているのですか?」

「お前の頭の上をみよ」

「あ、頭の上でございますか?アッマブシイ!!な、なんかカミナリガ突然目の前に」

「それが我じゃ」

「ああ、あなた様はお光様でございますか?」

「さようじゃ、神じゃ」

「ああお見逸れ致しました・・・ああちょっと頭が割るああ・・・なんで私をお呼になったのでしょうか?」

「お前を呼んだのではないだろう、エガオノムスコを呼んだらお前が出てきたのだろう」

「ああ、さようでしたねエガオノムスコエガオノムスコと私の頭の中でガンガン言うもんですから何が起きたのかとこうキョロキョロしていたのでございます」

「そうか、ではお前に少し聴きたい事があるが、お前は前世では何をしていたのだ」

「私は侍でございました」

「侍か、ではエガオノムスコは何をしていたのだ」

前世では息子さんは何をしていたのか、は既に知っているがあえて確認する為に聴くのである。

「これも侍でございました」

「では、お前はエガオノムスコに殺されたと云う事か」

「さようでございます・・・神様良く分かりますねー」

「分かるもワカラナイも、お前はエガオノムスコに殺されたからとり憑いているのだろう」

「さようでございます・・・恨みがもう・・・悔しくて悔しくてとり憑いている訳でございます」

「では、お前はエガオノムスコとは親しかったのか?」

「親しいと云うより同じ道場の生徒でございますからねー」

「では、同じ剣術道場に通っていたと云う事か」

「さようでございます」

「では、お前はエガオノムスコの性格は知っているのか」

「セイカクと云うには、この男はわりとねーアッサリとした男なんですよ、物事に対してわりとアッサリしていてねーこう割り切る方なんですねーだからあまりこう人から妬まれないんですねーですから皆からわりと好感を持たれるのですねー」

「そうか、では性格はアッサリしていると云う事か」

「さようでございます・・・性格はホントアッサリしている男です」

「では、その事をお聴きしてみよう」

「分かりました」


『お宅の息子さんは性格がアッサリしているという事ですが如何ですか?』

とご相談者にお聴きする。

<・・・まぁそうですね。あまり拘らないほうです>


「では、なぜお前はエガオノムスコに殺されるような事になったのだ」

「ま、なんでと言いますと、結局、女の事でございますよ」

「では、このムスコは女にモテる方なのか」

「モテると云うよりこいつ、わりと男前なんですよ、で背もねースラーっとしていてねー男前なんですよ、だからわりと女に人気があったんですよ」

「そうか、では少し待っておれ」

「分かりました」


『前世では背が高くてスラーとしていたと言いますが』

<息子はね、私に似てあまり大きくはない。だけど顔はいいんですけど、今身長は168ぐらい・・・・>

『まぁ前世ならわりと高い方でしょう』

前世と今生の顔や体型は殆ど同じ。

<・・・はぁそうですか>


「おい、ムスコはそんなに女にもてていたのか」

「さようでございます・・・わりとねー女にあまり執着しないのですよ、まぁ当然女から声がかかったりするもんですからねー、うーんだから良く女からなにか贈られておりましたねー」

「贈り物があったと云う事か」

「さようでございます」

「では、なぜお前が殺されるような事になったのだ。その事を訊かせろ」

「いやー、それがですねー結局私がね、そのー女と言うのはね、小間物屋の娘だったんですよ、その小間物屋と言うのはね、私なんかのお城にねーカンザシとか小物を納入するお店ですね、その関係でね、娘がお城に品物を納品に来てたのですよ、で私たちね、このムスコと私なんかはね道場も一緒だったんですけど、お城でもね、そう言う品物を仕入れる係りだったんですよ」

「そうか、お前たちは同じ係りにおったと云うことだな」

「さようでございます・・・ですから娘のお店は小間物屋ですから、まぁお城の女中関係でございますねー まぁどこでも小間物を広げると言うわけにはいきませんから私なんかの部署で広げ、それを女たちが見に来るわけですね、そういう関係で私たち、その娘と知り合っていたのですよ、でその女もべっぴんさんで可愛い顔をしていたのですよ、だから私その女に一目惚れしていたんですね、それでお城に来るたんびに私がこう話しかけていたのですけど、そうしたらムスコもですね、この女に惚れてしまっててね、でこう私が惚れているなんかムスコは知りません、当然ムスコも私が惚れているなど知りません、それで私がこの娘のお店に逝ってですねー、まぁ或とき知らない顔をしてフラフラ入ったような格好で逝って、そしたら娘が居ったもんですからねー”おーい、今度暇があったらそこに饅頭を食べに行こうや!”と言って饅頭を食べに行こうと誘っていたんですよ」

「そうか、では少し待て」

「分かりました」


『昔は女性を口説くときには饅頭を食べに行こう、だったのですよ』

<・・・ああ、そうですか>

『昔の饅頭には餡子は殆ど入ってはなくただ赤い色がすこーしついているだけだったようです』




「その後、どうしたのだ」

「うーん、それから・・・その娘とはね2、3回饅頭を食べに行ったのですよ、それがね、このムスコの耳に入ったんですよ、私なんかが饅頭を食べに行くところを誰かに見られたんでしょうねー、そうしたらムスコから呼び出しを受けたのですよ、で何の用かと言ったらね”お前、あそこの女にちょっかいを出しているらしいじゃないか”と言うから、いやそんな事はない、俺はあの子が可愛いから饅頭を食べに行っただけだ、と云ったら”あの女は俺が口説くのじゃ”と言うから、なーに言ってんか!お前が口説こうがなにしようが関係ないんじゃ、俺は俺でそこに行っているだけじゃ、とそこで言い合いになったんですよ、それで後日、その女の事で話をつけようと云うことになって、そしてお城から下がっている時に藪の中に入ってですね話をしようとしたらね、こいつね突然脇差の短いやつでね私の身体を突き刺したんですよ、で私ね、そのままこっちに来て苦しくて苦しくて、刺されて、痛くて痛くて、ナンカーッ!と言うまもないんですよ、話をする間もないまま黙ってダーッとやられてですね、もう苦しくて苦しくてウオーッと言って気が付いたらこっちに来ていたんですよ、悔しくて悔しくてですねー私がムスコになんかしたわけでもない、女とねー饅頭を食べに3回逝っただけですよ、それでねー何も言わないであんな藪の中に連れて行ってねー突然ねー話もせん、話をしょうやーと云ったら、話をせんでそのままブスーッとやられて殺されたんですよ、ですから悔しくて悔しくて堪らないのですよ」

「そら悔しいだろう、話もせず殺されたのだからなぁ」

「さようでございます」

「では、お前は復讐はどうやっているのだ」

「フクシュウはねー、女の事でこやつに殺されたからねー、こやつにもねー女の事で一生苦労させてやろうと思ってねー、私ねー、今人間界で一緒になっている女ねー、こいつは本当はねーこういう女は好きじゃないんですよ、だけど私はねー好きじゃない女をくっつけたんですよ、わざと、そしたら今ねーこいつはねー 、この女を毛嫌いして地獄ですよ、仕事から帰っても休めるところはありませんよ、もう帰ってもこの女も知らン顔をしているしねー、そして何か喋りかけても逆にこの女が知らン顔をしているんですよ、でもうこの女はうっとしいヤツじゃのうーと、毎日毎日思っているんですよ、で離婚ができるかと云ったら離婚できないんですよ私が離婚出来ないようにさせておりますから、一生苦しませてやろうと思ってねー、で私こいつからねー殺されてねー、死んだ今でも腹から血が吹き出ているんですよ、ですからこいつのねー腹もおかしくしていますよ、ですからこいついつもねー、腹が、アアッ腹が悪い!薬、薬がねーか、ああ腹が悪い!とやっておりますよ」

「そうか、では少し待っておれ」

「分かりました」


『息子さんはお腹が弱いですか?』

<私はそれは聞いていないのですが、先日検診に行ったというので、どこか悪いところがあるのかなぁと思いまして>

『そうですね、どこか悪いところがないと中々行きませんからね』


「おい、ではお前はムスコが一番毛嫌いするような女を付けたと言う事か?」

「さようでございます・・・この女をつけたのは私ですよ、ですから一生この女と離れられませんよ、私はこの女と絶対離れないようにしていますから」

「そうか、ところで話は変わるがお前が殺された季節はいつ頃だったのだ?」

「うーん私が殺されたのは冬の寒い時ですよ、だから私殺されて今震えておりますよ、血が吹き出ながらこいつにくっついて震えておりますよ、ですからこいつねー寒がりの筈ですよ、冬は小さい頃から寒がっていた筈ですよ、冬が来ると怖いと思うぐらいこいつは冬が怖い筈ですよ、さ、寒いんですよ、私がまともにこいつにくっつくもんですからねー、だから何でもない時でもこいつはもう寒い寒い、どうして冬が来るのか?冬なんかなければいいのに、と冬が来るのが恐怖でございますよ」

殺された霊が憑くと、殺された時の痛みや苦しみがとり憑かれた人間にも同じように伝わる。

「そうか、それ程冬を寒く感じると云うことだな。今もお前は腹から血を流しているのだな」

「さようでございます・・・もう痛くて痛くてたまりません」

「そうか、では今からお前のキズを治してやる、そして殺される前の身体に戻してやろう」

「さようでございますか、神様私の身体を治していただけますか?」

「そうだ、治してやる。ところでムスコにはもう何も憑いていないか?」

「いや、他にはもう誰もいないです・・・だから私、必ずこいつをこの女とくっつけてね子供が出来たら、また子供もこの男を毛嫌うようにしているのですよ」

「いま、子供が居るだろう」


<あのう、去年11月に女の子ができたんです>


「では、お前はこの子供にも毛嫌いさせると言う事か」

「さようでございます・・・家の中をもうくらーくしてやろうと思っておりますよ、この女二人に無視をさせて、孤独で離婚しようにも出来無いアハハハハざまぁ見やがれですよ」

「そうか、良し分かった、今からお前の身体を治してやるからそこにおるがいい」

「ああ、分かりました、お願い致します。身体が痛くて痛くてたまらないのです」

「・・・・・・・・そこに控えているのか」

キズを治す術を始める。

「はい、ここに控えて・・・・ウワーッ、オオッグワッ、オオイタイイタイ!アウッーオーッオーワウワウワウ///////////////////////アウッ!」

終わった。

しかし、イタイとは知っているが、元侍が恥ずかしげもなく、イタイイタイ!!と叫ぶ程、だとは知らなかったーーー。

今回、ご相談にお見えになったお母さんは具体的には何もおっしゃらなかった。

と云うより何を云えば良いのか、問題点が漠然として分からなかった、と言うのが本音だろう。

ご本人自体”喋らされる”が障りでは、何か、うーん、と首を捻らずには・・・・分からないのも無理はない。

それ程の霊障を出さなかったのは憑いていたのが前世のご主人だったからだ。

多分、毒を飲まされ殺されたとは言え温情をかけたのだろう。

そういうところから察するに優しいご主人だったのでないだろうか。

しかし、今回お見えになっていなければ息子さんご夫婦の事もご主人の事も永遠に分からなかったのだ。

それを考えると不幸中の幸いと言えなくもない。

今回、ご相談者のお母さんと息子さん、そしてお嫁さんの前世の因縁は取り除いた。

が、息子さんの父親であるご相談者のご主人に憑いているものは除けなかった。

と云うより除ける対象がいなかったのだ。

対象となるべき前世の因縁はいなかったが、代わりに別のモノがいた。

別のモノとは、驚くなかれ、何と地獄の淵に屯する化物だったのだ。

ご主人には化物が憑いていたのだ。

そうとも知らずご主人のお名前を見てガクゼンとした。

お名前を見た瞬間に化物が私の中に入って来たのだ。

という事はご主人は既に地獄に落ちていたと云うことになる。

もはや、こうなると化け物退治はできない。

化物を退治するよりご主人の魂を上に引き上げたほうが助ける手立てとしては早いからだ。

と言う事で、後日お母さんと息子さん、それに地獄に落ちていた父親の魂を人間界に降りている魂ばかりが集まる集落まで引き上げた。

更に、その数週間後、ご夫婦だけ神の国、天国まで引き上げたのである。

後ほどご夫婦の入った天国とはどのようなところなのか?

を、お母さんの魂に語って頂く。

今回、ご相談者が息子夫婦....と言いかけてやめた原因がある程度分かるような気がした。

あまりご夫婦仲が宜しくなかった、それを傍から見てご心配されていたのだ。

すると案の定、息子夫婦は相性の悪い者同士だった、と分かったのだ。

それを画作したのが先に出た前世の因縁たちなのである。

前世の復讐の一環として巡り合わされ結婚までさせられていたのだ。

だが、絶対別れさせないと言っていた怨霊ももはやいなくなった、今後このご夫婦はどうなるのだろう?

しかし、今回の除霊については息子さん夫婦はご存知ない。

という事は自分たちの判断、意思で結婚したといつまでも思い続ける筈である。

それが自分の意思で結婚したのではないと分かると・・・はてどう思われるだろう。





さて、次はご相談者の入った天国とはどのようなところなのか、をご相談者の魂に語って頂く。

先ず、その前に今居る場所(人間界に降りている魂ばかりが集まる集落)から呼び出さなくてはならない。

「エガオガステキ入って来い、エガオガステキ入って来い」

と呼ぶと直ぐに笑顔は入って来た。

「エガオガステキデでございます」

「どうだ、そこの居心地は?」

「うーん、ここは明るくて空気のいいところでございます。ホントにいいところでございますね」

「そうか、だがそこよりまだいいところに上げてやる。次は天国だ」

「てて、天国に私が上がれるのですか?天国と云えばあの雲の上ではございませんか?」

「そうだ、雲の上だ、神の管理下だ」

「わ、私そんなところに入って怖くないのですか?」

「怖いどころか、最高の場所だ、人間は絶対上がる事は出来ないところだ。そこに今からあげてやる」

「あ、ありがとうございます・・・私夢に視た事があるです・・・天国とは凄いところだなぁ〜と私そんなところに入って大丈夫なんですか?」

「大丈夫なのだ、我が上げるのだから何も心配する事はない。大手を振ってあがるがいい」

「ほんとうですか?わ、私夢を視ているのじゃないのですか?」

「夢ではない、今から上にあげてやる」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エガオガステキ、居るのか?」

「はい、おりますおります」

「今から天国にあげるぞ」


天国にあげる術をかける。


「ああ、ありがとうありがとうありがとうございます..............................................ウグググググッグ、ウウウウウウウウウウ、ガガガガガグワッ、ググッ!!・・・・・・アッ、あ、ここはどこでございますか?」

天国の入口に到着

「そこは天国だ」

「ヒエーー!!ここ、ここがテンゴクでございますか、スゴイ!!アラッ、眩しい!!!!なにもかにもピカピカ光っておりますねーーー」

「そうだ。そこで見える物を全て言ってみよ、何があるのか。足元から見てみよ」

「ああ、足元でございますか?ウワーーーッスッゴイ!!なに!この綺麗な、青々した、ウワーっ凄い綺麗な草が、みんな草がピカピカ光っている......水がなんこう、ウワーー綺麗!ピカピカ光っている、スッゴイ!凄いすごい、ウワー向こうに何かお城のような宮殿がありますねー」

「なに、宮殿があるのか」

「はい、宮殿でございます・・・そしてウワーーッあれナニ!あれは、、、、金色の鳥がうわーーっ!・・・向こうでなんか男の人と女の人がウワーッ、お金持ちの方たちが、なんかウワッ手を繋いでダンスをしていますうわーっ、ナニこれ!!すーごい、あれナニ?馬ですか、あれ?馬が飛んでる、うわー馬も金色、馬に羽が生えて飛んでいる....ああスゴイ!ゆめをみてる、夢を.........」

「夢ではないのだ、そこが天国なのだ」

「さようでございますか・・・わ、わたしこんな凄いとこ初めて、夢でもこんなの見ることはありません、私、これ夢じゃないのですか?」

「そうだ、夢ではないのだ、それが天国の現実だ」

「ええっ、これが現実でございますか、ウワー凄いなぁ〜あそこの山はなんですかもう、青々して、うわーー風が気持ちがいい・・・あら、あらっ向こうの方にあるのはお花畑ですねーー、あらっ、ここのお花は皆原色で明るーーい、そしてこの足元の先にはなんか水溜りがあるのですが、いや、もうなんかこの水が光っているのですかねーキレーい、澄み渡って、あ!こんな綺麗なとこがあるのでしょうか」

「そうだ、そこは人間が入れないところなのだ。神の領域なのだ」

「人間が入れない?わたしがこんなところに入っちゃて、なんか、ウワ、悪くないんですかねー、ワッワッあれは何?・・・・ウッあれはなんですか?」

初めてみる景色に心を奪われ、何を見ても驚くばかりのようだ。

「あれはナンですか?などと聴かれてもこちらからは分からない。お前が視えるものは何でも口に出して言わないとわからないぞ」

「いやいや、あれはなんかなぁ〜、うわーー何と言うんですかねーあのうー映画であったような感じの、映画で見たような感じですけど、アッなんかこう乗り物ですねー、凄いあの乗り物、なんというんかこう、向こうの方にこう湖があるのですが、そこに浮いている、舟と云うよりも、なんか凄い豪華な、なんか物が、なんかこうウワー、そこにニンゲンがいっぱい乗って、遊覧船のような感じですが、普通の人間界にある船ではないですねー、なんかすご−いなんかこう、あの船はなんかねー船底が広がっています。そしてハーッ全部 金ですねー、黄金の船でございます・・・そしてみんななんかもう〜ニンゲンがなんかウワーーすごーい、男の方はみんなタキシードみたいな感じですねー・・・・あっ、手を振っている、こっちに手を振っている、私も手を振ってもいいでしょうか?」

「そうだな、手を振ってもかまわない。手を振ってあげるがいい」

「ウワアアアア、どうもうわースゴイスゴイ初めてここに来て、ウッワーースゴーイ、あ、あの宮殿の入口のところでは、なんかまーるいテーブル、テーブルがあってそのテーブルの、あっあのテーブルは大理石みたいですねー、その横に木があって、あっそこの木陰でみなさんがナニカ飲んだりしていますねー、であれはワインですかねーあれは、うわーっスゴーイところだなぁ、うわー大理石と金大理石と金・・・うわーあっちには 、なんか見えなくなって・・・船、船は全部金です・・・私暫くここを歩いてもいいでしょうか?」

「歩くというが、そこがこれからお前の生活をする場所だ、ゆっくり散策するがいい」

「あ、ありがとうございます、アッスゴイスゴイ、アッ///////////////」

とここで突然声が途切れた。

しかし、いつ聴いても天国の景色は素晴らしいもののようだ。

今日は初めて湖に船が浮いていると云う事を訊いた。

湖があるとは知っていたが船が行き来する程大きな湖だとは思ってもいなかった。

それに船低の広い船とはどのような船だろう。

私の脳裏に船のようなものは浮かぶのだが形が鮮明ではない。

この船も全て黄金、いや天国の建物は全て金で出来ているから、今更船が黄金だと聴いても少しも驚く事はないが。

初めて天国に入ったものにとってはファンタジイー、おとぎ話の世界に突然紛れ込んだような錯覚に陥るのではないだろうか。

それ程綺麗でもあり、凄いところなのである。

しかし、今は天国に入ったとは言ってもまだ入口までだが、人間界の身体が亡くなるとそのまま天国に入場することになる。

そしてもう二度と人間界に誕生することはないのである。

オメデトウ(^▽^)ゴザイマースオメデトウ(^▽^)ゴザイマースオメデトウ(^▽^)ゴザイマースオメデトウ(^▽^)ゴザイマース


<最近、主人も元気そうなんです。あのう前はねテレビを見てたら直ぐ居眠りをしたりね、車に乗ったら直ぐ眠ったりしていたけど、最近はそれがなくなりわりと元気になり生き生きしています>

『そうですか、それは良かったですねー、前は地獄に落ちていたのですから精神的にもきつかったと思いますよ』


ご主人が地獄に落ちている時はやはり精神的に元気がなかったようである。

はて、魂が地獄に落ちると精神状態は一体どうなるのか?

と云えば、何か少しの事でもイライラし直ぐ怒りっぽくなっていた、と云う方が多いようだ。

地獄に落ちると、魂がタスケテータスケテーと大声を上げ助けを求めるため心の安まる時がなくなるからだ。

今回のご相談者のご主人は普段は大変穏やかな人だと云う。

だからストレスを発散させる為にも眠る事が重要だったのではないだろうか。

いや、眠ったフリをしていたのかも?(先の怨霊の言)

眠ると云う行為は、精神的、肉体的にも体力の消耗を防ぎ自己再生能力を高めるのに役立つ事から必要なことだったのだ。

と云うより疲れきって眠らずにはおれなかった、と言うのが本音だろう。

ましてやご主人は大声を出すわけでもないから過分に負担がかかっていたのではないだろうか。

以上、如何だったですか?

天国は・・・・・・・・。

あなたも一度天国に魂を送られてみては.......いや、それは叶わぬ願い。

しかし、上がれる手段としてはあ・な・た・も地獄へ、ならば可能なり。




さて、次は天国に上げたご主人の魂を呼び出してみよう。

「カワイオトコ入って来い!カワイオトコ入って来い」

とご主人のお名前を呼ぶとご主人の魂らしいものが入って来た。

その入って来たのもに、お前は誰だ!と問うと

「カワイオトコでございます」

入ってきたのは間違いなくご主人の魂のようである。

「おい、今、居るところはどのようなところだ」

人間界に降りている霊ばかりが集まる集落だとは知っているがあえて訊いてみる。

「ここは本当に落ち着けるところでございますねー、本当にいいところでございますわ」

「いやいや、そこよりまだいいところに上げてやる。凄いところだ、天国だ」

「えっ私また?・・・・天国でございますか?」

「お前の女房が先に天国にあがったから是非お前も天国にあげて欲しいと依頼されたのだ」

「えーっ、私も天国にあがるのですか?そんな事が出来るのですか?」

「そうだ、我は神だから天国にあげる事ができるのだ」

「さようでございますか、ウワワー!!!!ほ、ほんとでございますか?私なんか地獄に落ちていたのが、それがここに上がってきて、こんないいところと思っていたのがまだ上にあがれるのですか?最高じゃない、天国と云ったら、あの雲の上のずーっと上でしょ」

「そうだ、そこに上がるのだ」

「ああ、ありがとう夢のようでございますねー」

「そうだ、夢のような世界に上がるのだ」

「ああ、ありがとうございますありがとうございます」


『今からご主人の魂を天国に引き上げますから』

とご相談者にお伝えする。


そして天国にあげる術を始める。

「お前はカワイオトコだな」

一応天国に上げる前に名前の確認をとる。

「は、はいさようでございますさようでございます。ありがとうございますありがとうございます..............................ウギャガガガガガ、グガガガガガガアアアアアアアアウッ!ウガガガガガ、ウッ!!クキャ、アッグッ、ウーオアウッ・・・ハハッあれ!ここはなんですか、ここは、アッなにこれ?わたし眠っているのかな?ナンカこれ、ス、スゴイところだ、なんかみんな金だわこれ!ウワーッあそこになんか、金のウシが居る牛が、牛が金だキン、ウーワーッ、なんなんですか、ここは??????」

「何なんですかではない、そこが天国なのだ、ビックリしただろう。そこでお前が目に付くものを全て話してみよ」

「私の目に付くもの?ウウ、ウワーッ、ここはお花ですかねー、お花がいっぱいありますねー凄いお花がいっぱいありますねー、あと小さなお花です・・・ワー綺麗な花がいっぱいだぁ〜これ、凄いこのニオイ、甘酸っぱい匂いが凄いわ、うわーーー向こうの方までお花畑が続いておりますねー、あ、あすこの山になんかこう なんでかねーあのうなんかニンゲンがおりますねー、ウワーなんかヒトがなんかこう、ワッなんかこう食べているんですかねー、なんか匂いがしますねー、ウワーケムリガ出ている、うわーなんか宴会でもしているのですかねー、そこの連中はなんかみんななんかシャッキとしていますねーー、昔の映画に出るナンカお大尽ですかねーあれ、女の方もなんか、女の方は、あれ?洋式のあれを着ているんですかねー、ドレス見たいのですかねー、ウワーーーーなんか向こうーを見たら小高い山があるのですねー、そのずーっとなだらかな傾斜のところでなんかこう焼いているんでしょうねー煙があがっておりますから、あースゴイなー、 なんじゃここは・・・あの金の牛とかハジメテ見るなぁ〜、わっ蝶々がいっぱい飛んでいる、あっ、この蝶ちょもみんな金でできている蝶だわ、ああー綺麗な蝶々だわー、こらぁ人間界で視た見たことのないような蝶々ですわーーあー金金金金、あっむこーに凄い門があるねー門がありますわー、その門も全部金ですよー、門のむこーになんか屋根がみえますねー、あー宮殿ですねーわーっスッゴイなぁーみな金でできているんだわー、うわーここお花畑がいっぱいある、小さなお花がいっぱい咲いている、ああ私お花を踏んでいる感じ・・・・凄いな〜〜、あっあそこに小川が流れていますねー水が流れていますねーうわー綺麗な水ですわー、もうなんかこっちから見たら澄んでますねー、そこに生えている草もなんか、水でなんかシトーとして・・・・ハァーなんか凄いなーイヤー凄いスゴイ、これが天国ですか、ハァー凄い!!蝶々がいっぱいだわースゴイナー、あらっあれはなに?あれ鳥、あれ?あの鳥はなに、うわーあの鳥はなんか、あの鳥も金ですけど、あれはなんかなぁ、大きさは雀よりちょっと大きいような感じの鳥ですねーああ、その鳥がなんかこう飛んでますわーここは蝶々と鳥と、あれあれは牛だ、黄金の牛、金ですけど、牛になんか羽が生えているのだろうか?牛に羽が生えている、うわー牛が草を食んでますわー、美味しそうに草を食んでますわー、うわー空がきれーい!凄いなー青々として、それに雲が綺麗、こんな雲や青々した空は見たことがない、ああ風は気持ちがいいし、最高だわ、私こんなところに居ってもいいのでしょうか」

「そうだ、そこにお前をあげたのだから、そこにずーっと居ってもいいのだ。ところで お前の妻もそこに居るはずだ、だから探してみるがいい」

「そうですか?凄い凄い凄いそうですか、では今から暫く妻を探してみます」

「おう、そうするがいい、早く巡り会うといいな」

「あ、ありがとうございますウッ!」

ウッを最後に私から離れて逝った。



これから天国で妻探しに出ると言っていた。

早く巡り会えるといいのだが、降りた場所が違うようにある。

ご主人の上がった天国と奥様が上がった天国は場所も違うが様子も大分違うようだ。

一口に、天国とは言っても何層にも分かれているからしょうがない。

やはりご主人の魂は地獄に落ちていた為、たとえ天国に上がったといえども奥様と同じ場所に入るという事は適わないのだ。

奥様があがったところは天国でも相当上の方なのである。

ご主人の入った天国は、いい匂いの漂うお花畑。

足元には小さなお花がいっぱい咲き乱れている綺麗なお花畑だと言っていた。

それに金の牛が居るとも、ご主人の入った天国は下の方だとは言えどもやはり天国に変わりはない素晴らしいところなのである。




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