心霊なんでも相談室

相談事例20


今回のご相談者は大分市内からお見えになった60代後半の女性である。

相談内容は、60年前から続く商売を40代の息子夫婦に任せたいのだが、任せても大丈夫でしょうか?

と云うものだ。

お店を任せて既に1年半になると言う、が最近売上が伸び悩み、このままでいいのだろうか、とご心配されての事だ。

ご相談者が云うには息子さんは大変な頑張り屋で、実際に良く頑張っているとも言うのである。

それならこのままお任せしてもいいのでは、と云うが何か納得いかないようなのだ。

何が?とお訊きしても.........何が不満なのか、今一つハッキリしない。

で幾らお話しても、話の辻褄が合わないと云うか纏まらない。

これはご相談者の考えが纏まらないよう、あえて混乱を来すようにしているものがいるのではないかと感じ霊的な見地から調べる事にした。

そこでご相談者に霊的作用に侵されているフシがありますよ、とご説明しお名前を書いていただき霊的エネルギーの確認する。

するとやはりお名前から霊的エネルギーが出ている事が分かった。

で早速ご相談者のお名前を呼び霊的エネルギーの主を私の中に呼び込む。

と、直ぐにナニカが私の中に入ってきた。

そして私の問いかけに首を傾げる。

そこで、お前は誰だ!と厳しく訊く、が無視。

それでもしつこく聞きただそうとしていると

「お前こそダレダー!!」

と言って怒り顕に出てきた。

「お前は栗ニン子(仮名)かと訊いたのだ」

「ウルセーノーわしはクリニンコではないわ!!おまえこそナニモノか!」

「ナニ!!オマエコソ?」

と言うが早いか念を入れる。

すると

「ウワーッ!!!!XXXXXXヤヤヤ、ヤメテクダサイ、ヤメテクダサイ!!ワワワワやめくださいやめてください」

「お前のその態度はナンダ!ただ栗ニン子か、と訊いただけだろう。お前は栗ニン子ではないのだな」

「ワッワワ、クリノニンコではありません」

「ではお前はなぜ栗ニン子に憑いているのだ。お前と栗ニン子はどのような関係だ」

「いえいえ、どう言う関係?どう言う関係と言っても」

「では、まずお前の前世の仕事から聴きたい、前世ではどのような仕事をしていたのだ」

「わ、私は侍でございました」

「侍か」

「さ、さようでございます」

「栗ニン子は何をしていたのだ」

「この女はでございますねー私の妻でございました」

「なに、お前の女房だったのか」

「そうそう、さようでございます」

「なら、お前の女房ならニン子の性格は良く知っているのだろうな」

「良く知っております」

「では、その性格を言ってみるがいい。間違いなくお前の言う性格が合っていればお前の云う事を認めてやる、いいか」

「わ、分かりました・・・申し訳ございません宜しくお願いいたします・・・このニン子の性格でございますねーこのニン子はねーわりと普段はおっとりしているのでございます・・・しかしねーおっとりしているだけではないのです・・・気が利くのです。もうなんでもかんでも私なんかが分からないことでもすっと気がついて、もうこいつはおっとりしていて良く気がつくなぁと云う感じでございます・・・だけど一度怒ったらもう手がつけられないのです・・・全くの無視、凄い、何をこっちが、私が言ってももう完璧な無視をしてしまい、一切口をききません、そうりゃもう性格的にはハッキリしているのですが、気性のもう、激しさ、全く表には出しませんが、そりゃもう一旦怒ると気性の激しさ、これほど気性の激しい女はもういないのじゃないかと言うぐらい凄い気性の持ち主なんでございます」

「そうか、よしわかった、では少し待っておれ」

「ははい、分かりました」



あなたは物凄く気性が激しいと言っておりますが、とご相談者にお伺いする。

<激しいですねやっぱり、あのう表には本当に出さないんですけど、あのう何かあった時にはホントヤクザと喧嘩する事も仕事がら何回もありましたね−>

と言う、ご相談者。

凄い気性の荒さである。



「では、なんでお前は自分の女房にとり憑くようなことになったのだ」

「私、こいつのお陰で腹を切るような羽目になってしまったのでございます」

「なに、腹を切った、自害させられたと言う事か?」

「そうそう、さようでございます」

「なぜそのような事になったのだ」

「いえいえ、この女、そりゃもう気性が激しいのもあるのですが、それとはまた別に嫉妬ですね、ヤキモチが凄いんですよ、私をもう常にがんじがらめに、自分のこう思うようにしておかないと気が収まらないぐらいの 嫉妬心と云うんですかねー凄い嫉妬心があるのですよ」

「そうか、では少し待っておれ、その事も確認する」

「わかりました」



あなたはヤキモチが大変激しいと言っていますが如何ですか、とご相談者にお尋ねする。

<・・・かも知れないですねー>



「よし、それでどうしたのだ」

「それで私はお城から上がるといつも、ずーっと町の方に下ってくると一杯呑み屋があるのでございます。 それで私は毎日毎日、いっぱいひっかけて家に帰るわけでございますが、その時に少しでもお粉の匂いがしていたらもう大変な事になるのでございます・・・もう私は別に女をつくって、こうどうこうすると云う事はないのですが、もうちょっといっぱい引っ掛けていると、どうしても横にネエちゃんたちがおるものでございますから、そのネエちゃんたちが近寄っただけでまぁ匂いが付くのでしょうけど、もうそれで帰ったら、もうその事でいつも大喧嘩でございます・・・あんた、女をつくったんじゃないの?じゃぁなんでこのお粉の匂いがするの 、何よ、そのあれは、その服を見てみなさい、なんかお粉の匂いがついてからもう、汚いキタナイもう、あなた悪いけどもう私の傍に寄らないでください、あなたの傍によるともう女の匂いがするともう嫌で堪らないから、と云うから、私、お前そんな事を言ってわしはそこで一杯呑んで来ただけじゃ、そんな女なんか何もしておりゃせん、一杯呑んで帰るのが日常じゃねえか、それをお前一回一回、たかが一杯呑んで帰っただけでお粉の匂いがすると言ってそんなにわしを責めるのか、わしはこれでもお城じゃ上のほうじゃのう、侍としての地位もあるし、なんもかんもあるんじゃ、それを家に帰ってお前からこんなに責められたら、わしはおりばがないじゃないか、ましてやこんな事がわしの若い衆に、連中が視たらどんな事を思うか、わしゃ侍ぞ、そう言う事を言っちゃいかん、と云ったら・・・呑みにいっちゃいかんとかじゃない、あなた何!この臭い匂いは、じゃどうしてこの匂いがあるのよ、と・・・・毎日毎日、もうそんな喧嘩でございますよ・・・もう私もううんざりして・・・もう分かった、お前がそこまで言うのなら、もうじゃあそこの呑み屋にいかないから、もういかんで帰るから、と云ったら・・・ああ、あなた、そんなにもう大した給金も貰ってないくせにして、何がそんなに毎日毎日呑む余裕がありますか、ちゃんとここのお屋敷に帰って、私が注ぐから私の手酌で呑みなさい、と言われ、私もしょうがないから、分かった、お前がそう言うなら分かった、とそう言う時にはもうなんとかかんとか言って、まぁ落ち着くのでございますが、それでまた私が城にあがって帰ろうとしていると、たまたまその時 、私の上司のご家老様が一緒に、どうだ一杯そこに寄っていこうと言われ、茶店に寄って、そこでご家老様と一緒にお話をしながらお酒を頂いていたのでございます・・・そうしたら、そこにも女がいっぱい居るものでございますから、そうーしてまた匂いがついて、また帰ると、あなた、また私との約束はどうなったのよ、どうなったのですか、あなた!あなたはお城から真っ直ぐお屋敷に帰るとお約束したではありませんか、なんでまたこんなにお酒を呑んで、匂いが、女の匂いが付いているのですか?と、もうまたそこで言われ、もう頼むから今日、ご家老様からお呼ばれしてお話が合って、ご家老様とお話をして、そこで一杯引っ掛けてきただけじゃ、もう頼むからもう許してくれ、と言ったのですが、いえいえ、そんなことなら私、ご家老様に掛け合いに行って来ます。あなたが云った事が本当かどうかご家老様のところに明日お邪魔してお話をしてきます、と言うので、バカなことを云うな、自分のお前、亭主、旦那じゃ、それがお前、ご家老様と酒を呑んだと云う事を確かめるなどと云う妻が居るか!そんなお前、侍の妻がおったら面汚しになるわい、侍の中で面もくないことになるわい、ヤメトケヤメトケと言ったのですが、いーやもう私は絶対許しません!と、でその事をですね、先ずこいつは自分の、こいつの家がやっぱし侍の家庭でございますから、それをわざわざ自分のお父上に喋ったのでございますよ、そしてこの女はお父上にその事を大げさに云ったのですよ 、あの人が女の居るところで酒を呑んで帰って、もう困っているんです。お父上何とか言ってください、それとなんかご家老様と一緒に呑んで帰ったと言うんですけどそれは本当なのでしょうか?どうかその事も調べて頂けないでしょうか、と言って、自分の父親にそんな事を頼んだもんでございますから、そうしたら話がドンドンドンドン大きくなって、私の事が城で話題になるようになったのでございます・・・そうしたらご家老様が、お前のう、女の事でそんな家庭が揉めていたらどうしょうもならんじゃないか、これじゃお前、皆の示しがつかん、お前腹を切るしかないぞ!と言われ、エエッ!!私何もしていないのに腹を切るんですか?と云ったら、そうじゃお前のう腹を切らんとしょうがねーこれだけワイワイなったら、お前ののう、妻のあの父上、あの方もご家老様じゃ、のうあの方の顔も潰したことになるのじゃ、もうお前こんな小さな城の中でのう、女の事で、女房がお前、ガンガンガンガン出てきて騒いだら、もうお前、侍としてもおりばがないだろう、腹を切れ腹を切れ、腹を切ってしまえ、そして全てを終わらせるしかないぞ、と言われ私はもうビックリして、何にもしていないのに、なんで酒を呑んで、なんでこんな女房にガンガンガンガン言われて我慢してたのに、そうしたら挙句の果てに腹を切れと・・・もう私悔しくて悔しくて堪らなかったのでございます・・・もう私行き場がない・・・たかが酒を呑んで女にも触れていないのに、匂いがした匂いがしたと責められて、そして女房の父上、ご家老様に言われ、もう城中、小さな城がもう私の事でガタガタガタガタ、みっともなくてもう、しょうがなくて私自害したのでございます・・・そしてこっちに来ても悔しくて悔しくてたまりませんから、ですからこやつに憑いて復讐しているのでございます」

「そうだったのか、ではその復讐はどのようにしているのだ」

「復讐はでございますねー、こいつが私に対する嫉妬ですねーヤキモチでございますよ、そのヤキモチが大きくなってお城のご家老様の耳に入り、そしてワイワイなったお陰で私は腹まで切らされたのでございます・・・ですからこの女も、この女が喋る事喋る事、全てみんなの周りにバーっと行き渡るようにしています。ですからこいつはいっつも自分が喋った事に於いて人から白い目で見られているのではないか、人から何か思われているのではないか?とビクビクビクビクしております。ですからこれはいっつも自分が云った事がもう怖くて怖くてならんのでございます・・・私はこいつの耳元でいつも囁いております・・・お前がのう喋る事はぜーんぶのう人を殺すことになるのじゃ、お前が喋ったら人が死ぬのじゃ、お前が喋ればそれだけ人が死ぬのじゃ、そしてそいつらからみーんなお前復讐を受けるのじゃ、復讐を受けるばっかしじゃ、お前は復讐を受けるのじゃ、と私がいっつも囁いておりますからこいついつも自分の喋る事にドキドキしています・・・ああ私が喋ったらまた何か起きる、ああまた何か起きる、と自分の喋る事に恐怖を味わっております」

「そうか、では少し待っておれ」

「は、はい」



今、喋っていた事は分かりますか?

とご相談者にお尋ねする。

<・・・・・・・>

自分が喋る事に不安を感じると言う事ですね、それについては如何ですか?

<・・・・やっぱりそうですねー、まぁ自分では正しいと思って・・・・>

だけどそれを云った事が物凄く不安になるのではないですか?

<そうですね、それはありますねー、正しいとは思っておりますが気にはなりますねー>

気になるようにさせられていた、それが所謂復讐だったのですよ。

<・・・はぁ、そうですか>



「おい、それ以外は何をしているのだ」

「それはですねー、これは一つの癇癪持ちなんですよ、ですから私ねーこれにねーもっともっとイライラさせているのですよ、ですからこれねー今ねー、もう今ねー周りにねーこれに近づくものがおりませんよ、皆ねーあの人の傍に行ったらすぐもう癇癪持ちで怒るしもう、なんであの人あのぐらいのことで怒るんだろう 、もう直ぐ怒ってあんな人の傍におったらもうおられんおられん、と言ってみんなねー、この女からねー遠ざかるようにしているんですよ、ですからこれの傍に居る人間に私が傍に逝って囁くのです・・・・この女の傍におったら文句を言われるぞ、また文句を言われ恥をかくぞ、のうこの女の傍におっちゃいかん、傍におっちゃーいかん、早よ離れれ離れれと私が言っているのです。そうしたら皆、この女の傍から離れておりますよ、ですから今これ孤独でございますよ、じーと、ああ自分が云った事が皆こうやってなってしまって皆が私に近寄らなくなってしまった、私どうやったらああ・・・どうしょうかどうしょうか、と私がしていますからこいつは真剣に悩んでおりますよ」

「そうか、よし分かった少し待て」



と云うような状況に陥らされていると言っていますが、この事については如何ですか?

<・・・うーんとそうですねー今のそこのところはちょっと何か理解ができないかなーて云う感じ・・・あのうて言うのがとにかく何をするのも人集めも全て私が今までやって来ていたので>

では、今喋った事は当てはまらないと言う事ですね。

<・・・はい、今のところはですね>

分かりました。



「おい、今訊いていたか」

「はい、訊いていました。これはですね、負け惜しみでございます・・・自分でね良く考えたら分かりますよ、あっあの人もそう言えばいなくなったなぁ、あっあの人もそう言えばいなくなったなぁと、それはねー負け惜しみでございます・・・今ねーこれの傍におるものと言ったってもうねー、あんまりねー頭も良くない、何を言われてもピンとこないような連中ばっかしでございます・・。良いのは皆ねー去って逝っておりますよ、ですから自分が支えとなるようなものがいないんです・・・これの周りに居るのは何を言ってもボーッとしている 人間ばっかしでございます・・・ですから私の言っている事をこれは、そんな事はない、私がぜーんぶ人集めをしていると言っているけど、良いのは育ちません、良いのは傍におりません、嘘ではございません、それも確認してみてくださいませ、良いのはおりません」

「そうか、分かった確認してみよう」



如何ですか?

とご相談者に

<・・・私は皆が支えてくれている・・・・・ていう感じがしているんですけど>

だけど良いのはもう去っている、居るのはダメな人ばっかしですよ、と。

<・・・まぁ結構私たちが始めてからずーっといますから>



「おい、お前が喋っている事と全く違うと言っているぞ」

「そんな事はございません、ではそこまで本人が認めようとしないのなら、いや確かにこの女は自分で実際認めると云うより、人に弱みを見せるのが大変嫌いなのです。自分で確かにこう思っていても一切、私と一緒に居る時もそうだったんです・・・人のいう事は全く訊かないんです。自分がもうこれだと思ったらもうそればっかしでございます・・・ですから今、聴いていてもやっぱしおんなじです。全く変わっておりません、ですから私をこのまま離して頂けないでしょうか、そうしたら私、こいつに本当に・・・今まで私は確かにこれを一緒に居った私の女房と思っておりましたから、確かに恨みはありますが手加減をしておりました、だけどここまでシラを切るのなら私は今後徹底して、こやつを苦しめて苦しめて二度とシラを切れない状態に落とし込んでやろうと思います・・・どうかそれをさせていただけないでしょうか?」

「よし、そこまで言うのならもう一度確認してみる」

「お願いしたします・・・うらめしやうらめしやウラメシヤ、お前は二度と、もう許さん事にしたぞーもうユルサンゾ、お前の周りの人間皆引き取ってやる!お前へを本当の孤独の中に落としてやる覚悟をしとけよ」



と言う感じで相当怒りが篭っていますね、どうしますか?

これの喋った事をあなたは全部拒否をすると言って怒っているのです。

前世と全く同じ、人の云う事を訊かない、と。

<ああ、あるかも分からないですねー、あのう確かに弱みを見せないと言うのもその通りです。それとえー とーああ、そうですねーーあのうー皆あのうーえーと、理由があって、あのう例えば介護が合って、介護をしなければ悪くなって辞めていった人も・・・・・・結構あれしたら忙しくなってお手伝いに来てくれたりしたから・・・・・・>

確かに前世の旦那の言う通り.......お認めにならない。

辞めるのは介護ではなく、前世の主人(怨霊)が辞めるように仕向けたと言っているのですよ。

この怨霊の喋った事はお認めになりませんか?

もし知らないと言うのであれば、この怨霊の言うようにあなたから離す事はできなくなります。

それに復讐のやり直しをすると言っていますが、それで宜しいでしょうか、とご相談者にお伺いする。

<・・・いや、本当に人の入れ替えがなかったので.........>

と言い訳は延々と続き治まる風ではない、と言う事で......ではこのままあなたにつけたままにしときますか?

と云うと

<いや、やっぱりそれはちょっと・・・・いや、云われたぶんで分かる事は確かにあります//////>

とまだ続く.......?

一度言いだしたら絶対曲げない、人の云う事を訊かないという事については、どうですか?

<いや、やっぱりそれはなんでしょうねー・・・いや、それはやっぱりあるでしょうねー>

言いだしたらきかない、と云うことに対しては......

<ああ、それは確かにあるかもわかりません・・・とにかく白黒ハッキリさせないと、もう中途半端で終わらせると云う事ができないので、もうどこまでもそのうーいって白黒ハッキリさせてきますので・・・・・>

だけどこの怨霊が言っている事をもうお認めになった方が良いのではないですか?

<はぁ、そうなんですね・・・ああ、でも確かにホントあのうーやっぱり譲らないところもあるし、もうとにかく白黒ハッキリつけないともう気がすまないので、もうそれで良いじゃないか、と云う事ができないのです>

・・・・・・・・・・・・・・?

では、もうお認めになりますか?

<・・・はい、すいません・・・>

とやっと怨霊の云った事をお認めになった。

尋問のような感じになったが決して尋問ではありません。

怨霊の喋った事の確認ですから。

<はい、わかってます>



「おい、今訊いていたか?お前の云った事を全て認めたぞ」

「いや、さようでございますか、クッソッ私まだまだこれから苦しめようと思っておりましたのに、こいつが認めるとか、こんな事は前にはなかったのですよ、認めるとか、こいつは絶対自分の非は認めなかったのです・・・・絶対言い逃れです。どんな事でも言い逃れです。そして自分の我を通していたのでございます・・・こんな・・・これが認めるなんか私も初めてでございます」

「よーしもういい、ところでお前は腹を切ったのか?」

「さようでございます・・・いや、もう腹が・・・血がダラダラ出て未だに寒くて寒くてたまりません・・・ですから私がこう腹が弱いもんでございますから、この女も私が憑いている時は腹が弱い筈です・・・そしていつも背中が寒い筈でございます・・・それも確認してみてください、腹が弱いのは私が憑いているからこいつも弱いのです。そしていつも背中が寒いのです。私が自害したのが冬だったものですから」

「よし、分かった、その事をお訊きしてみよう」



<その通りです。もう常に胃と腸が、だから二三週間前も胃カメラ呑んで、ええ、とにかく胃腸が弱いのは子供の時からで、そしてまた冷え性がまた物凄いのです>

では、この怨霊が云った通りですね。

<はい、それはもうその通りです>

と今度は気持ちよくお認め頂けた。



「おい、今からお前が自害で腹を切ったところを治してやる」

「ええ!さ、さようでございますか?」

「血がダラダラ流れているのだろう」

「あ、そうそう、治していただけますか」

「おお、元の健康な身体に治してやる、そして上にあがってご両親にお詫びを云うがいい」

「ああ!ありがとう、かか、神様でございますか?あなた様は」

「そうだ神だ」

「ああ、ありがとう、どうかどうか治して、治してアアッ!」



今からこの怨霊のキズを治して上にあげますから、とご相談者にお伝えする。

<ああ、やっぱり冷え性と言うのが凄いんです>



「そこに居るのか?」

そことは、怨霊の棲む林

「ああ、ここに!!ここにおりますここにおります」

「では、今から治すからな」

と言いつつ両手を動かしキズを治す術を始める。

「ああ、ありがとうございますありがとうございます・・・・・・・・・・ウウウッ、グウウウウウウウッウワグウウウウウッウイワウワ、アア!!」

と///////突然消える。

やはり初めに記していた、話が纏まらない、辻褄が合わない等の疑問には前世の因縁が絡んでいたからである。

その因縁の作用で思考を混乱させられていた、という事がハッキリした。

しかし、憑いていたのが前世の旦那だったとは。

その旦那の言い分として”妻だから手加減していたのに”と。

それに旦那の言うように確かに・・・・気性の激しさの一端を垣間見たような気もする。

言い出したら引かないところで........。

絶対自分の云った事、信念を曲げない、白黒をつけるまでは、と云うところからも。

今回は、さぞかし大変な毎日を送っていたのでは、と心ならずも怨霊に同情致さずにはおれない事例であった。

そらそうだろう、酒を呑んで帰っただけで結果的に自害させられたのだから。

その原因の元を辿れば、何とヤキモチだったとは。

簡単に腹を切ると言うが、腹を・切る!!!のだぞ!!

口で言い表す事のできない、激痛激痛激痛に襲われるのだから、ああ頭がクラクラしてきた!!!!!

とり憑き復讐したくなる気持ちも1000分に理解できた。

・・・・・・だけど可愛い旦那だ。

だが、お粉の匂いのする酒場で呑んだのが一生一代の不覚、失敗だったのだ。

いや、妻が......いえいえ、そのような事は言えません....だから命取りになったなんて。

この平凡な侍(怨霊)は、酒も安心して呑めない程恐ろしいオンナ、いや時代に生きていたのだからしょうがない、としか言いようがないではないか。





少し、霊界の事を記させて頂く。

最近はふる里に帰るヒト(魂)がすくなくなった、と霊界のヒトは云う。

うん、と頭を捻る、が.......確かに納得するところがある。

では、ふる里に帰らずどこに逝くと言うのだろうか?

それは帰らないのではなくて帰れないのだ。

・・・・・・・・・・闇を彷徨っているから。

最近帰ったヒトが云うには、帰るヒトが少なくなった、と言うがふる里は人間界より棲みやすいと云う。

なんたって揉め事がないというのだ。

そらそうだろう、揉め事を起こすような輩は皆地獄に落ちているのだから。

ふる里に帰れるヒトは優しいのだ。

悪いことはできない正直モノばかり・・・・とは言えないが、ヒトをキズ付けるような気の短い輩はいないだろう事は理解できる。

それに話は変わるが、人間界に降りている魂ばかりが集まる集落は、なんと古里より上にあると云うのだ。

だから明るいと上にあげたミンナが言っていたのだ。

それが私は不思議に思っていた。

ふる里より下で明るいとはどう言う事か、と。

ふる里は夕暮れ時の明るさ、だと言っていたのだから。

それに人間界に降りるのは順番になっているようだ。

だが、わりと皆は人間界に降りるのはそれ程嬉しくはないと云う。

確かに人間界に降りる時は、人間界に降りているヒトばかりが集まる集落にいけるのだが。

それに、この集落ではふる里に居る時よりは贅沢ができると言うのだが、あまり人間界におりるのは・・・・と言う。

いや、これは最近脳梗塞で亡くなった私の友達から訊いた事なのだが。

脳梗塞で亡くなったと聴き、これは、と思い友達を呼び出すと案の定闇を彷徨っていた。

それで早速友達を真っ暗な闇からふる里、先祖の居るところまで引き上げたのである。

その友達から霊界のふる里の様子を聴き今回の知識が備わったのだ。

それにもう一人ガンで亡くなった友達もいた。

この友達もやはり地獄の闇を彷徨っていた。

やはり重篤な病で亡くなられた方々のあの世は闇の中と云うことに間違いはないようだ。

と言う事で、これまであまり詳しくなかったふる里について訊ける相手が二人も増えた、良かったのか悪かったのか?

更に、今後ふる里(霊界)について知りたいことがあれば直ぐに呼び出し聴く事ができる。

また、私が神である事に非常に驚いていた。

それはそうだろう、子供の時から遊び仲間だった人間が神だったのだから。

だが、そのお陰で闇から救われたのだ。



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