心霊なんでも相談室


足が痛い!!


今回のご相談者は50代の女性。

足が痛くて痛くてたまりません、と30代と思われる息子さんに支えられ、足を引きずりながらやって来た。

ソファーに座られても、苦渋に満ちたお顔をされ肩で息をする。

お話をお聞きすると、今病院の帰りだという。

これまで数回通院したが一向に良くなる気配がないと言う。

そこで何か悪いものにでもとり憑かれているのでは、と心配になり当相談所にお見えになったと言うのだ。

何か悪いモノ、と言えば前世の因縁、怨霊しかいない。

世間で騒がれている悪霊、浮遊霊などが憑いている可能性は殆どない筈である。

例え、憑いていたとしても大した事はない。

お顔を拝見すると眉間に縦シワが寄っている。と言う事は痛みに相当耐えているのでは、と推察される。

しかし、今病院のお帰りだと言うのに、なぜ、これ程痛みを表しているのであろうか?痛み止めを処方して貰わなかったのだろうか。少し不思議な感じがする。

まず、どちらにしても早急にご相談者を煩わせているナニカを私の中に呼び込む事が先決のようだ。

では、ご相談者のお名前を呼び、ご相談者に霊障を出しているナニカを私の中に呼び込むとしよう。

「カオノシワコ(仮名)入ってこい!カオノシワコ入って来い!」とご相談者のお名前を呼ぶ。

すると2,3回呼ぶと直ぐに入ってきた。

入っては来たのだが、やはり素直に私の問いかけに応えようとはしない。

そこで、軽く念を入れ口を割る事にした。

すると、念を入れて数秒も経たず

「ヤヤヤ、ヤメテクダサイ、ヤメテクダサイ!!」と泣きが入る。

「やめてくださいではない!お前が返事をしないからだろう」

「ヘンジをしないもなにも、突然、カオノシワコ、カオノシワコと言われましたもので、私ナニガ起きたのかわかりませんから、何が起きたのか、と想いボーットしていたら突然、カミナリのような光が私の頭に落ちてきましたものですから」

「そうか、今我が、そなたに聞きたい事があるのじゃ、応えるか!」

「ナナナニ!何を私に聞くのでございましょうか?」

「何を聞くではない!カオノシワコと呼んだらお前が出てきたから、なぜお前が出てきたのか、それを聞きたいのだ」

「あああ、さ、さようでございますか」

「そうだ、では先ず、お前の前世の仕事から聞きたい。前世で仕事は何をしていたのだ」

「わ、わたしは侍でした」

「 侍か」

「さ、ようでございます」

「では、このシワコは何をしていたのだ」

「これは、なんと言っていいいのかわかりませんが・・・」

「恥ずかしがらずに、正直に全てを話すがいい。でないとまた、念をかけるぞ!」

「わ、分かりました、どうぞお許しくださいませ。では、ハッキリ喋ってよろしいでしょうか?」

「そうだ、ハッキリと話すがいい」

「これは、私の......なんと言っていいのか?私の女でございました」

「なに、お前の女だったのか」

「さようです」

「では、お前の女だった時、この女は幾つだったのだ」

「年は16.7だったと想います」

「16.7か、ではお前は幾つだったのか」

「私は、もう25.6だったと想います」

「では、お前は女房はいたと言うことだな」

「にょうぼう?あっ女房はおりました」「では、このシワコはお前の女になる前は何をしていたのだ」

「何を、と言うより、これは商やのお嬢様でございました」

「商やのお嬢様か」

「さ、さようでございます」

「では、お前は、この女の性格は良く知っているのか?」

「せ、性格でございますか?」

「そうだ」

「性格は良く知っておりますよ」

「どんな性格だったのだ」

「この女の性格は、まぁ、わりとですね〜、もう物事はねーハッキリ言うのですよ。顔は大変可愛い顔をしていてね〜、何を言ってもハキハキしてるんですよ。そして嫌な事なんかはねー、わりとね〜、もう嫌なことを言ったら、もう無視ですねー、そしてもう、物事に対して探究心があると云うのか、”これはなんですか?あれはなんですか?”と何時も、こう聞いてくる感じでございますね〜」

「そうか、では性格は明るいのか、それとも暗い方なのか?」

「ですから性格としたら物事に対してはなんでもハッキリしているのですよ。良い悪い、白黒をキッチリつけて、自分がこう嫌な事は全く拒否できるような、なんと言うんですかね〜竹を割ったような性格とでも言うのですかね〜」

「そうか、竹を割ったような性格か」

「さようでございます」

「では、少し待っておれ」

「は、はい」

今、あなたの前世の性格を喋っているのですが、お聞きになっていて如何ですか?

とご相談者に

<・・・・うーん、自分自身では良く分からないですが>そうですか。

<わりとアッサリしているとは言われるのですが>

そうでしょうねー、竹を割ったような性格。

多分、今喋った事については嘘ではないと思いますよ。私の中に入ってくる怨霊は100%嘘はつきませんから。

「よーし、ではハッキリしていた性格と言うことだな」

「さ、さようでございます」

「お前は、どうして女房持ちで、侍のくせに若い娘さんに手を出したのだ」

「そ、それを言われると私も大変恥ずかしいのでございますが、いえ私はお城で、あのう賄い方ではないでのすが備品などを仕入れる部署におりましたから、その関係で・・・この女のうちがそのような商売をしているものでございますから、いつも私は仕事柄出入りしていたものですから、何かついつい惹かれて、可愛かったものでございますから、そんな関係で出会ってしまったのでございます」

「それでは、女のご両親はお前との関係は知っていたのか」

「いえ、それは、そんなこと分かったら私、腹を切らされますから、それは分からないように、もう隠れて時々会っていたような感じでございます」

「そうか、ではなぜ、お前は、この女に憑いているのだ。お前の元女に憑いて苦しめているのだ」

「くく、苦しめているのではございませんよ・・・私の話を聞いてくださいませよ」

「おう、では聞いてやるから喋ってみよ」

「ここ、この女、先ほど言ったように、本当にハッキリしているものでございますから、私を責めたのでございますよ」

「なんと言って責めたのだ」

「私をどうしてくれるのか?と言って”私は父上にも母上にも言えないじゃないですか、こんな人に隠れてこそこそ会うのは私はイヤです。ハッキリ言ってください。奥方様と別れるのか、私と別れるのか、どっちかしてください”と言われ、私どんどんどんどん 追求されて、そのたびに”いやいや、妻と別れお前と一緒になるから”と言って約束してしまったのでございます」

「そうか、では無理やり約束してしまったと言うことだな」

「さ、さようでございます。それで私も怖くなって、万一これがお城に知れると腹を切らなければならないと云うのは分かっております事でございますから、ですから、何しろ惚れていたものでございますから、本当は近寄りたくはなかったのでございますが、どうしても気になって、気になって、もうお城から、やっぱし仕事の関係でこの女のところに行かないわけには行かなくて、逝くとどうしても、こそっと、ナンカ言いたくなって”あそこのお茶屋で待っている、なんどきには行くからあそこで待っておれ”とか言って話をする分けでございます。だけどもう最初に付き合いだして、それから、二三ヶ月経つともう、いつも言い合いでございます”あれはどうするの?これはどうするの?ああ、どうしてくれるの”と、もうそればっかし・・・もううんざりしてきて”よーし、もうこうなったら、もうこうなったらこの女と逢わない。逢わないようにしてしまうしかしょうがない。でないともう女房に言われて、お城に分かったりしたら、これもう”切腹じゃ!”と言う事で暫く遠ざかっていたのでございます。そして女から私のところに連絡はくるのですが、全くもう無視をしていたのでございます。そうしたらこの女、自分ところの、やはり関係のある若い衆でしょうかね〜、それに私がお城から上がる時、私らの帰り道は殆ど林でございますから、そこを歩いている時に突然若いにいちゃんたちが、なんにんかなぁ、3,4,5、四五人ですかね〜、バァーッといきなり出てきて体中メッタ打ちでございます、もう。私もう痛くて、イタクテ、"アアッ、タスケテ〜たすけて〜”と言ったら、この女 の傍におるにいちゃんが”お嬢様、どうでしょうか、まだやりましょうか?”と、言ったから見たらこの女がおるのですよ。”おぅっ、なんじゃこいつか!こいつか、ウワッ!!”ち叫んだら、この女が”いやっ、許せん!私は、わたしを騙した以上たたっ殺してやる!”と言ったもんでございますから、そいつらもう、メッタ打ちでございます。もう体中がガガガガッ、もうガクガクなり、今でもガクガクなる、腰から体から、ガクガクガクガクなる、足なんかふにゃふにゃふにゃとなってしまってそのまま、こう、痙攣したまま、ここ、こっちに来たのでございます。気がついたら、今でも体がケイレンして、ああっ、足は折れ曲がって頭もおかしいし、クク、クヤシクテ、クヤシクテ、もう許せない!」

「そうか、分かった。少しまっておれ」

今、喋ったように全身を殴られ、蹴られメッタ打ちに合って殺されたという事のようですね。その復讐をされているのですよ。

では、その他にはどのような復讐をしているのか聞いてみましょう。とご相談者に告げる。

「おい、どうだ、喋れるか?」

「しゃ、喋れます」

「お前は殺されて、どのぐらい経つのだ」

「ど、どのぐらいもなってはおりませ んよ。ついつい先日でございますよ。もう視てくださいませよ。体がよじれて骨なんかガクガクでございます。こんなになって、私這ってこいつを捕まえに逝って復讐をしいているのでございますよ」

「復讐をしていると云うのか」

「さ、さようでございます」

「復讐とは、どのような復讐をしているのだ」

「どんなフクシュウ?私、めちゃめちゃにされて体中が痛い、私が殺されたのは冬でしたから、寒くなると、もう足がグググッと痛くて、もうたまりません。ですから私、この女に重なって私が痛いときガガガガッ!となった時、この女も”アアアッ”となっておりますよ。ですから私は、私の体の全てをこいつに重ねて合わせておりますよ。ですからこいつは今、足が痛いと言っていますが、足だけじゃないんですよ。こいつの悪いところは、ほかも悪いんですよ。私が悪いんですから、ですからこれも今、大変な状態に入っている。私はあきらめません。こいつを狂い死ぬように致して、動けないようにして、死ぬまでこいつにとり憑いて離れません。私は今、血だらけで体がブクブク腫れておりますから、こやつの体も ブクブク腫らしてやっておりますよ」

「そうか、ではお前と同じようにしていると言う事か」

「さ、さようでございます。私が、この女であり、この女が私でございます・・・ザマ〜ミヤガレうふふふふ・・・」

今、喋った意味は分かりますか?

<・・・うーん、痛みがあるというのは、まぁねーそれはきていると思うんです。私の方に・・・それが怨念ですね>と言う。(ご相談者)

怨霊の痛みと同じ痛みを貴方も味あわされていると言うことです。この怨霊は殺されてまだ幾日も経っていないのです。

人間界からすると2、3百年は過ぎていますが、向こうでは殆ど時間が経っていないのです。

だから痛みが今も続いていると言う事なのです。

<では、憑いているのはこの人だけと言うことでしょうか?>

いえ、それはこの怨霊を除けてみなければわかりません。

<では、これを除ければ痛みがなくなりますか?>

いえ、これが退いたからと言って直ぐ足の痛みが取れるという訳ではありません。

<それが問題ですね>

しかし、これを取らなければ一生痛みから解放される事はないでしょう。これを除ければ徐々に、だが痛みは軽くなる筈ですよい。

痛みの原因がなくなる訳ですから。治る可能性にかけるか、生涯痛みに耐えるか、どちらを選ぶのもあなた次第です。

だが、この怨霊が言うには、もっと悪くすると言っているところも気になるところではないでしょうか。

と、除けるか、否かについてお話をしたが、結局このままでいいです。

と言ってお帰りになられた。

私としても、一旦呼び出して、そのままにしておく、などと言う事は怨霊に対して心苦しいところであるが、ご本人が、除けなくていいです、と言われる以上、怨霊を除ける事はできない。

しかし、怨霊が恨めしい復讐を喋ったにも関わらず、更に足に害を及ぼしていると言う事が分かっても除けようとしない心情とはなんだろうか?

まぁ人それどれ考えが違うから、そのような方がいてもいいのか。

何だか、くしゃみがでそうで出ないイヤーな感じだけが残る。

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