心霊なんでも相談室

お墓と仏壇
 
 

お墓は、年に1度、お盆の日にご先祖様やお墓にお骨を収められている方々の 魂が人間界に降りられて最初に集まる所である。  

数年ぶりに合う懐かしい顔、顔、どの顔も生前と全く変わらない屈託のない笑顔を満面に浮かべ今にも抱き合わんばかりの仕草でお互いを懐かしんでいる。

目頭に泣をため昔を偲んでいるものや、色々と家族にしか分からない悲喜こもごもとした人生を振り返っているものまで。          

人間界にいた頃の話題は尽きない。中にはやたら興奮して大声で騒いでいるものまで。

子孫が迎えに来るまでの束の間の時間を惜しむように語りあう。  

人間界で、たとえ夫婦であっても霊界に戻ると別々の暮らしが始まる。  

そして、唯一合えるのがお盆なのである。  

1年を通じて人間界に降りられるのは、この三が日だけ。  

お彼岸は人間界と霊界が一番近づく日。

 お盆は早朝に御先祖様方が人間界に降りられるため、少しでもお早めにお墓に出向きたいものだ。  

年に1回しかない祝日だ。  

ご先祖様がお帰りになっても周りのお墓に恥ずかしくないように、何時も綺麗に掃除をしてお迎えしなければならない。  

お墓はご先祖様方のお家であり、見栄を張りあう場所でもある。

 いかに自分達が大事にされ歓迎されているか、一目見れば分かるのもお墓のあり様でもある。

 ご先祖様方は、肉体はないが生きていた時と同じように意識が存在する。意識(魂)が存在すると云うより生存している人間と何ら変わりない。  

意識や意思等も生前と全く変わりないし、感情をありのまま豊かに表現する事等も同じ。ただ人間の側から視ると姿が視えないだけの事である。  

姿が視えないからと侮ってはいけない。それが本来の姿なのだ。

 人間は一部の人を除いて、死後は皆霊界に戻る、が霊界では自分の想うようにいかない事が多々ある。特に食事。食事などは子や子孫に頼るしかないのだ。  

たとえ、お腹が減ったからと云って食べ物、水などは一切ないからだ。

 子孫や子供がお仏壇を通じてお供えしなければ食べたり飲んだりはできない。

 ”飲んだり”と云う事はお茶やお水の事であり、お酒ではない。

 お酒等のアルコール類は一切飲めない。

 このように、霊界には人間界と違った仕組みがある。故に生前から霊界の知識を少しでも得ていた方が良いのである。  

仏壇やお墓の役目等もよくご家族で勉強しておく事が肝要だろう。

 突然、あの世からのお迎えに困る事のないように。  

特にお墓などもそうだ。お墓を大事にしていないと云うことはご自分の家を粗末にしている事と同じ。


お墓にお迎えに行くとは・・・。

 お盆に、ご先祖様方をお墓にお迎えに行く訳と云えば、亡くなられた方は、たとえ、生前自分の我が家でも霊界に昇られると、霊界から直接家に帰る事は出来ないからだ。  

たとえ帰られても自分でドアを開けて入る事などは出来ない。

 霊界から一旦お墓に集まり子供や子孫らのお迎えがなければ帰る事ができないのだ。  

お墓では、子供や子孫に”さー、帰りましょう”と云われて初めて帰る事が出来る。  

故にお迎えに逝かなければ帰る事すら出来ない。

お墓に行くと、墓所のお手入れが行き届き、墓石の左右の花筒入れには綺麗なお花が供えられている。  

お盆には欠かせないホウズキ、ピンクや黄色の花々が花筒一杯に咲いている。

 このように綺麗にお掃除されているお墓の御先祖様方はいいだろう。  

が悲惨なお墓もかなり目にする。

 あれ果てた墓石、コケや汚れが付着し周りには草が生え放題。

 欠けた墓石や傾いているものまで。  

それに、何時飾ったのかさえ分からないような、相当古い造花、花も千切れ、葉っぱも色褪せ、見るに耐えないものが突き立てられている物もある。

 このようなお墓の、お持ち主の方々はご先祖様をどの様に思っているのだろうか?また、お亡くなりになられているご両親をお持ちの方は。

 死ねば終わり、先祖など何もない!・・・とでも思っているのだろうか?

 が自分が逝って初めて分かる霊界。

 しかし、もう其の時は遅い、後戻りする事はできない。

 綺麗にお掃除されているお墓はお迎えがあり帰る家がある。

 だが、汚れ、お手入れされてないお墓の御先祖様達は悲惨だ。

 お迎えもないし帰る家もない、まるで無縁仏と同じ。

 ご供養もされず行くあてもなく、飢えと孤独にただ耐えるだけのご先祖達。

 浮遊霊となり、年に一度の帰省の日も、人間界をさ迷う事しかできない。

 霊界でも飢え、人間界に帰っても行くあてもなく食べるものもない。  

このようなご先祖達が、お盆が終わっても霊界に戻らず、辺りをさ迷い誰彼の魂に憑依する事になるのだろう。  

お盆の霊園で、じっと耳を澄ませていると「おい、お前の家は今年も誰も来ないのか?」「うん、そうだなー、誰も来ないなー、お前のとこも来ないのか・・・」とヒソヒソ話が聴こえる。  

ボヤキとも諦めともつかない声が荒んだお墓から聞こえてくる。  

人間界の生活苦は自分の努力次第で如何にでもなりそうだが霊界では努力の仕様がない。

 死後の世界での幸不幸は全て子や孫、子孫にかかっている。  

いずれ自分の逝く、帰る場所でもあるのだが。

 その時が何時来ても慌てないように死後の世界を少しでも勉強しておく事が賢明だろう。死後なる言葉はこちら側だけの言葉であり、向こう側では当てはまらない。

死後の世界は、生の延長線上にあり、その信号を渡ったほんの先である。


 

〜ご仏壇の役目〜

 亡くなられた方や御先祖様方との唯一の通信方法がお仏壇である。  

ご仏壇を介して霊界との通信が可能になる。

ご仏壇に備え付けられている仏具には、お位牌、鐘(チン)、線香立て、ローソク立て、水入れ、ご飯入れ等がある。

 御位牌には戒名が書かれている。戒名は生前のお名前でもよい。

 この御位牌を通じて霊界との会話をする。

いわば、御位牌が亡くなられた方々の体と思えばよい。  

鐘はテレビのスイッチのような役目。  

鐘を叩くことで、霊界で休まれている御先祖様方を起す、知らせるのである。  

線香は、立ち昇る煙で声を伝える。  

ローソクは、ご仏壇の前に居られる方を照らす役目。  

お水入れにはお水、ご飯の器にはご飯を入れる。

 仏具の容器は大変小さいが、霊界は想念の世界、たとえ小さな容器でも満たせば充分である。

このように仏具には各種大事なお役目がある。

故に器が小さいからと量的な事を心配する事はない。

ご仏壇にお供えしたら必ず鐘を叩き線香を立て、ローソクを灯し、声を出して御先祖様方を呼ばなければならない。

ご仏壇は御先祖様方と繋がる唯一の憩いの場である。

ご仏壇の前に正座し、お話をされる事で御先祖様方とのふれ合いが密になり、ご指導を仰ぐ事も可能となる。  

お供えに当たり・・・・・家、ご先祖様とお声に出してお呼びしなければどの様なお供物をされてもお気づきにはならない。  

また、誰にも食べて頂けない。  

よく、御先祖様や、お亡くなりになられた方のご飯やお茶はどの様にお供えされていますか?と、当方にお見えになられるご相談者にお伺がいをする事がある。

すると『ご飯とお茶を、ご仏壇にお供えして手を合わせるだけ』と云うお声が多い。  

または、心の中で『今日も一日宜しくお願いいたします』と言う方も居るようだ。  

口に出さず心で想い、御仏壇にお供えをしても誰にも食べて頂けない。  

故に、お亡くなりになられた方や御先祖様方は、お供え物をされていないと勘違いし、お腹を満たす事ができず飢餓に陥る事になる。  

その、飢餓の怒りが子供や子孫に、ご先祖様の障りとなって禍いを起すのである。  

子孫や子供は、御先祖様を思い毎日ご飯とお茶をお供えしているのだが、その想いは届かず、御先祖様方を飢えの状態に貶めている事になるのである。

 たった一言、声に出すか出さないかの些細なことで・・・・。

 障りは、御先祖様方が出す信号なのである。自分達の飢えや喉の渇きを何とか子孫等に知らせたいとしているのだ。  

障りを出さなければならないと云う事は大変不本意である、と想われているが、それ以外知らせようがない。

 お供え物を何もしなければ御先祖様方は霊界では貧困そのもの。

 いくら人間界でお金持ちであったとしても、肩身の狭い想いをして暮らす事になる。  

このような御先祖様の嘆きもある・・・。

”人間界に居た頃は村一番の金持ちだったが、こちらに来たら食べるものもない、恥ずかしくて、一族皆寄り添うように暗い隅に固まっている”・・・と。  

この、御先祖様が人間界で暮らしていた頃は村一番のお金持ちだったという。

 子孫は今でも相当数の山や田畑を持ち田舎では資産家として有名な一族である。

 この、御先祖さんの嘆きは、御子孫のご依頼で御先祖様を降ろしたときに伺ったお話である。  

人間界で、たとえ裕福でお金持ちの暮らしをしていても霊界に行けば人間界の暮らしぶりなど全く関係ない。

 霊界では、子供や子孫の出来、不出来で幸せの度合いが決まる。  

これで、ご仏壇への供物がいかに大事かお分かり頂けただろうか。供物が明暗を分けると云っても過言ではないのだ。  

しつこいようだが、仏様に手を合わせる時などは必ず声に出す事、語りかける事。  

いずれ、あなた方の帰る場所である。  

心の中で呟いても意味がない・・・。  

小さな声でもいい「・・・家ご先祖様」と声をだすようにして頂きたい。


    

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