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心霊なんでも相談室

相談事例4
 
  

今回のご相談者は45歳の男性

ご相談内容は20歳前よりうつ病を病み今では仕事もままならない、何とか正常に、昔のように健康な状態を取り戻せないものか、とお見えになった。

ご相談者は黒縁の眼鏡を掛け一見すると大変真面目な方のようにみえる。

顔の表情からはうつを病んでいるようにはみえない。

そこのところがこの病の特徴でもあり、結果”うつ病”だと人に訴えても中々深刻には取り上げて貰えないと云う悲しい現実がある。

体型は大柄で身長もそこそこあり体格はわりと良い方である。

今生にては、一見すると大変真面目そうに見える方が前世でどのような悪辣な所業、怨霊に憑かれる程の罪を犯していたのであろうか?

失礼ながら興味の湧く事例でもある。

だが、殆どの方々が前世での所業を表すような悪辣な風貌なり雰囲気は出してはいない。

それは生まれ変わったのだから顔も変われば性格も変わる、それが当然だとお思いの方、それは違う。

顔も体型も、性格までも前世と殆ど変る事は無い。

性格は表に出せない?

出さないだけで基本的には、内に秘めたるものは同じなのである。 

では、先ずお名前を書いて頂きご本人に纏わり憑いている前世の因縁を呼び出し、前世で起きた事件の詳細を聞くとしよう。

うん?なぜ調べる前から前世の因縁と決めつけているのか?

と云われれば、うつ病になられる殆どの方が私が視た限りでは前世の因縁が原因で発病しているからである。

故にあえて前世の因縁と記したのだ。

だから私の中に入って来たものは前世の因縁である、として追及するのである。

「サザナミレン(仮名)入って来い!サザナミレン入って来い!」

とご本人のお名前を呼ぶ。

ご本人のお名前を呼ぶと云う事は、ご本人の魂に纏わり憑いているものが居れば、その纏わり憑いているものがご本人の魂より先に入ってくるからである。

サザナミレンと呼んでいると早速ナニカが私の中に入って来た。

その入って来たものに

「おい、お前は漣廉か?」

と問うが

「・・・・・・・?」無視。

「お前は漣廉ではないのだな?」

と云い、両手を頭上に掲げる。

と念が効いたのだ

「エッ、ナッナニ!ヘンジモナニモ、ナナ、ナニオ、今のはナニ?」

突然の光に愕然と。

「今のとはなんだ」

「イヤ、ヒカリが突然、ピカッ!!と、ウワーッワワワッ///..../ 」

「これが何か分かるか?」

「イエ、イエ、ヨクワカリマセン?ああ、あなた様はどなた様でございましょうか?」

「我は、今お前に光を当てたものじゃ」

「ヒカリ?おお、お光様でございましょうか?」

「そうじゃ、我は光じゃ」

「ささ、さようで、カカ、カミサマ、クワバラ、クワバラ」

「くわばら、くわばらではない!今からお前に聞きたい事がある、それに素直に応えれば許してやる。万一応えなければ、また天罰じゃ」

「クク、クワバラ、クワバラ、なんでもおっしゃってください・・・」

「お前は、このサザナミ・レンは良く知っているのか?」

「知っているもナニも、私の弟子でございました」

「なに、お前の弟子だったのか」

「そうそう、さようでございます」

「お前は前世では何をしていたのだ」

「わ、私は武闘家でございました。ブジュツ、要するに私がやっているのは普通の剣術ではなく武術ですが、武術と云ってお分かり頂けるのか、どうか私も分かりませんが?」

「そうか、では刀は持っていたのか?」

「カタナ?刀は勿論、刀と拳、両手足、全身を使ってやっていたのでございます」

「では、お前は武闘家だったのか」

「さ、さようでございます」

「そうか、良く分かった。では、なぜお前は、このサザナミにとり憑くような事になったのだ」

「そ、それが、こやつは大変優秀な武闘家でございました。そして、剣も大変鋭い使い手でございました。私は、こやつが小さい時から親代わりとして面倒をみて育てていたのでございます」

「では、お前はこの人間の性格は良く知っているのだな」

「セイカクは存じております」

「どのような性格だったのか」

「セイカクは、普段は大変真面目で大人しいのでございます。殆ど自分の気持ちを出すことはありません。しかし、一旦これが切れると、もう誰も手が付けられないほどの暴れ方をするのです。ですから、周りのモノがなるべくこれの勘に触らないような感じで対処しておりました」

「そうか、では普段は大人しいと云う事だな」

「さ、さようでございます。しかし、いっぽ間違うとこいつはキチガイのような暴れ方をするのでございます」

「では、普段は大人しいが、何かあれば手がつけられないように暴れると云うのだな」

「さようでございます。もう周りのものが手が付けられないようになるのです」

「そうか、では少し待っておれ、いいなっ!」

「分かりました」



貴方の性格は普段は大人しいが、一旦暴れると手が付けられないと云っていますが、如何ですか?

とご相談者に

<うーん、そうですねー、それはありますねー>

では、今、喋った事は合っていると云う事ですね

<大体、合っていると思います>

大体?

<いや、切れたら手が付けられない>

では、合っているじゃないですか?

<ええっ、はい>

では、これが貴方に憑いているものと云う事が分かりましたね

<はい>

と、云うご返事で今喋っているものがご自分に憑いているものと認識したようである。



「おい、今我と喋っていたのは、前世でお前を殺した弟子じゃ。お前の前に穴があいているであろう、そこから覗いて視るがいい、そうすればこちらが視える筈じゃ」

「こ、この穴から、今覗いたら確かにこいつは、しかし、不思議なのは、私がこいつに教えていた時は、こいつはまだ17,8でまだ痩せていたのでございますよ。これを視ると、ナンカえらい年がいっているような感じに視えますが」

「おう、そうだろう、これは今45歳だ」

「えっ45?四十五、私がこれに殺されたのは、つい先日ですよ?こいつではございません。間違いでございます」

「間違いではない。お前を殺したのは、この人間だからお前が憑いているのであろう。だから今、お前が出て来たのだろう」

「さ、さようで?」

「そうじゃ。お前は、つい先日だと云うが、人間界では、お前を殺したのは前世で、それから既に2、3百年は経っていると云う事になるのだ。それに、このサザナミは今生で生まれて45年経つのだ」

「2,3ビャクネン?そ、そんな・・・・だけど、私は、ちょっと前に殺されて・・・まだ体から血が噴き出ているのですよ」

「おい、お前は、サザナミが人間界に生まれたのは知っているのだろう」

「人間界に生まれた?ああ、さようでございます。私が、こいつを捕まえて苦しめている時に、こいつの頭の上に突然紐が伸びたのでございます。その紐が何かと想ってずーっと視たら、ずーっと上に伸びて、そうか、これが人間界に生まれた時の印か、と想ったのでございます」

「それがどのぐらい前なのだ」

「いや、それも、もうほんのちょっと何日か前ですよ」

「その、お前たちの何日か前が、人間界からすると、もう45年も経っているのだ」

「いや、よんじゅうごねん、信じられません?」

「信じられないなら、なぜレンを呼んだらお前が出て来たのだ」

「そ、そうでございますねー」

「今、お前が覗いて視ている人間が前世でお前を殺したレンだ。分かったか」

「いや、私頭の中がコンガラガッテ何が起きているのか全く分かりません」

「分からなくても良い。だが、お前がどのようにして殺されたのか、それを知りたいのだ。その経緯を話すがいい」

「はい、それはこやつに剣の稽古を付けていた時でした。こやつは剣を持った時に脇が甘いのです。それで脇の甘さを指摘していた時に、こやつは私が教えているのに、私を軽くいなすような態度をとったのでございます。私、それで頭に来て私の持っている木刀でこいつの頭をぶん殴ったのです。そしたら、こやつは気絶しましたよ。そして私は、こいつに水をぶっかけてお起こし“たわけ!!”と云ったら、こいつは“先生、申し訳ございませんでした。もう二度と気を緩めるような事はありません。大変申し訳ございませんでした”と道場の床に頭をくっつけるようにして私に謝罪したものですから私は“お前がそこまで云うのなら今回は許してやる。だが、今度、万一わしとの試合の時に、このように気持ちを散漫してきた時にはお前を破門じゃ、分かったかー!!と云った時に”先生、それだけはお許しくださいませ。それだけはお許しくださいませ“と云うから”お前が、そこまで云うのならよい、今回だけは許してやる。その代り二度と許さないぞ!“”は、もう分かりました。先生有り難き幸せにぞんじます“と、でも私は、こやつが私の娘と一緒になるように、娘の夫と密かに決めていたのです。ですから私は口では破門じゃとは云っても、そこまでは出来ないのでございます。しかし、これは破門じゃと云った事を根に持ったのでしょう。ある時・・・・こいつはまだ17,8ですが、大酒飲みで、大酒飲みで、酒を呑んでも最初のうちは黙って静かに呑んでいますが、そのうち暴れるようになるのです。ですが私は酒を呑む時には何時も、これを連れて呑みに逝っていたのです。その事が合ってそれから何日か過ぎて、私は、もうその時の事は忘れているものとばっかり想って私も気を許して、こいつを呑みに連れて逝ったのです。そうして帰る時になって”おい、お前なぁ、今度前のような気持ちで、この世界で生きていけると思ったら大間違いだぞ!“と云ったら”先生、分かりました。先生、もう酔われているからどうぞ私の肩に掴まってください“と云われ肩に掴まって、私の屋敷に帰る途中、私達の帰り道には木の密集した、藪のような小道があるのです。で、何時もそこを通ってお城にあがったりして行き来をするものですから」

「なに、ではお前は侍だったのか」

「わたし侍?いえいえ、私は武道家?いえいえ、あなた様の知識をお借りして喋っているから武術、柔術家のような感じと云ったのでございますから、刀だけではございませんから、うーん剣もやり、武術もやり、うーん一緒の、何と云っていいのか、あなた様の意識の中には無い言葉ですから言いようがありませんが」

「よし、分かった。そこまで云わなくても良い。それからどのようになったのだ」

「いえ、帰る時に私は酔っ払ってしまい、いや、しかし、私としたら、こいつが私の娘の夫になるやつだからと安心して、まぁ私としても小さい頃から息子のようにして育てていましたから息子と同じでございますから。しかし、私がこいつに以前怒った時に”破門じゃ!“と云ってますから、こいつはそれを根に持っていたのでしょう。自分が破門されたら、と云う気持ちがあったのでしょう。それで私の逝き帰りに何時も通る雑木林の小道に入った時に突然私を”ドーンッ“と放り投げたのです。そして、そこにある石をひらって、その石で私の頭をガンガンガンガン殴ってきたのです。私も酔っ払っていて不意を喰らったものですから、もう頭をガンガン殴られているうちに意識が無くなり気が付いたらこっちに来ていたのでございます。もう、裏切られた事にクヤシクテ悔しくて、自分の弟子から、まして自分から将来自分の娘の夫と決めていたヤツから、小さい頃から私はこいつを可愛がっていたのでございます。それから殺されたものですから、もういても立っても、それからこいつを探し出し捕まえた次第でございます」

「では、このレイの実家は何をしていたのだ」

「こやつの実家でございますか?」

「そうだ。両親はいたのだろ」

「いやいや、両親と云うよりも、こいつの実家と云う実家はなかったのです。私は、私の知り合いの侍の奥方様がご自分の遠い親戚の子供を預かっていたのです。その親戚(侍の奥方)の方はお体が悪くご自分で養う事が出来なくなり、私の知り合いの奥方様にお預けしたと云うのです。その奥方様が云うにはこやつを養子にするのだが、誰かしっかりした方にお預けしたいのですが、と云う事で、これが私の家に来たのが三歳、四歳ぐらいの時でした。その時にはまだ娘は生まれておりませんでしたから、まぁ子供のように可愛がっていた分けで御座います」

「では、この男は侍の家系に生まれたのか」

「さようでございましょうねー、其の方によれば、ご自分の身内だと云っておりましたから、まぁ、その奥方もお侍の出でございますから、ですが私たちは奥方様から云われたら、そのような詮索など一切できませんから”ああっ、分かりました、分かりました。大事に育てますから“と預かったのでございます。そして小さい時から可愛がり、最終的には私の娘と一緒にさせるようになっていたのが、私を殺したものでございますから、もうそれからこいつにとり憑いて苦しめております。今も」

「そうか、ではお前はこの男に今はどのようにしているのだ」

「今でございますか?」「そうだ、復讐だ」

「今、こいつは毎日、毎日夢の中のような感覚でございますよ。自分自身でやっている事が何をやっているのか分からないような状態に私がしているのでございます」

「それはどういう事なのだ」

「どういう事と云うより、まず私がこいつに殺されたのは、自分が一番信頼して可愛がっていたヤツから私は殺されたと云う事ですから、こいつにも同じような事をしております。ですから、これはずーっともう、ハッキリ云ってこれがもう自分自身の物心が付いた時から、友達が出来かかると私がそれを全部壊し出来ないようにしてしまっております。ですから、これが成人してからでも、ある程度の時までは友達を色々つくらせて、にこにこ喜ばせ、友達らしい付き合いをさせるのですが、その一線を越えた時点で、もうこいつは完璧に人から嫌われるようにしておるのです。ですから、こいつの人生は、まず人から裏切られる。だからこいつは人間不信になっておりますよ。人間不信と云うよりも人間と親しくなっても”どうせ俺は嫌われるのじゃ、俺は嫌われ者じゃ“と云う感覚で、これはもうそのように想いこんでおりますから」

「そうか、ではお前が云ったことに間違いはないのか確認をする。少し待っておれ」

「は、はいわかりました」



如何ですか、今喋った事に関しては、とご相談者にお伺いする。

と<きらわれるような・・・>

嫌われるようにしていると云うのです。

<うーん、あるかも知れないですねー>

先に喋った事をお認めになった。



「その他にはどうだ?」

「その他と云うよりも、こいつ突然頭がおかしくなるのですよ。突然“ワーッ!ウワーッ!!”とやっておりますよ。それは私が頭をガンガン殴られた時“ウワーッ!ウワーッ”となった時と同じ状態にしておりますから、ですから、これもうー、ウワーッとなった時には自分でどこが悪いのか分からない。“俺はどうなったのか!俺は、俺はー!”と、もう大変な事になっておりますよ。ウヒャウヒャウヒャ(笑う)、私が石で殴られ“ウワーッ!”となった時と全く同じ状態にしておりますよ。ですから、こいつ自分で“俺はオカシイ?誰かタスケテー、タスケテー”と云ってウロウロしておりますが誰も助けるものはおりませんよウフフフ」

「では、この人間は発狂すると云う事か」

「発狂と云うよりも、もうキチガイですよ。もう一種のキチイガイですよ。ですから誰かがみた時でも、もうキチガイとしか想えないですよ。自分自身でも“おう、俺はキチガイじゃ、どうしたら良いのか分からない。キチガイじゃ”と」

「だが、お前はまだ、この男を17,8と想っているのか?」

「さようでございます」

「だが人間界ではもう、45年も経っているのだ」



貴方が19歳の時に喧嘩で頭を殴られ、その時以来おかしくなったと云っていましたが怨霊の世界からすると、貴方は17,8のままなのですよ。

だから貴方の45年間は、あの世からすると、まだほんの少しの時間しか経っていないのです。

20歳前の時からなどと云っても、あの世のものからすれば、人間界の何歳が何時でなどと云う事も分からないと云う事。

貴方が生まれる前から、貴方は甚振られていたのですから。

子供の時は良かったと云いますが、そうではなく気づかなかっただけの事なのです。

<・・・・はい>

分かりますか。

それに発狂するような事はありましたか?

<それはないですねー>



「おい、ウワーッと発狂するような事はあまり無いと云っているが」

「なにがない?何がない、それは、こいつ自身の意識が飛んでいるからですよ。訳が分からないように意識が飛んでいるのですよ。それは、こいつ自身が分かっているのは、一瞬“あらっ、何をしたのかな?何をしていたのかなぁ”とそんな状態に陥るのですよ。それは私がやっている事ですから、それをお聞きになってくださいませ」

「よし、分かった」



今喋った事に関しては如何ですか

<突然、ワーッとなると云う事ですか?>

そうですね、一瞬記憶が飛ぶと云う事です。

<それはないですね。記憶が飛ぶと云う事は。ただ、切れると手が出ると云うのはあります>



「おい、記憶が飛ぶと云う事も分からないと云う。お前が一番この男にやっていた復讐はどのような事だ」

「どういう事をやっていると云うより私が、先ほどから云っているように、こいつに騙されて殺された分けですから、その仕返しをしている分けですから、ですから私は先ほどから何度も云っているように、こいつをおかしくしているのです。頭が何時もおかしいようにしているのです。ですから、頭がおかしいと云うのをどのように云ったら良いのか分かりませんが、私はこいつの頭を滅茶苦茶にしておりますから、こいつ自身がハッキリしない筈なのですよ。まぁ、人間界の世界でなんと云うのか分かりませんが、頭がおかしいと云う事を私は云いたいのですよ。それと、こいつは何時も人に裏切られるように、そして私は、こいつが人間とどのように親しくしても必ずのけ者にされるようにしている。そして、こいつには絶対親しい人間をつくらせない!」

「そうか、おい、だがこの人間は結婚をしていたのだ。それは分かっているのか?」

「ケッコン?うーん、それは、そう云えば、そのような時も少しあったようでございますが、こいつと一緒になっていた女と云うのも大変な女でございました。何か訳の分からないようなものがいっぱい憑いていたのですよ」

「そうか、ではこの男の女房にも色々憑いていたと云うのか」

「さようでございますよ。それが、私が、と云うよりも女の方に憑いているヤツがこれとくっつける、と云う事で私がくっつけたのです」

「おい、ではこの人間にはまだ他にも何か憑いているのか?」

「まだ他にも居るのですよ。こいつは酒を呑んだら大変な暴れ者ですから、呑んだら手当たり次第ヤルものですから、だから殺しているのですよ」

「そうか、ではもう一度聞くが、お前は、この人間の頭を混乱させ訳の分からないようにしている、と云う事と、人から嫌われるように仕向けていると云う事だな」

「さようでございます。そして、こいつには、最後は誰も身寄りが居ないようにしてしまうのです。誰も自分の傍にいないようにしてしまって、そしてガンガン大酒を呑ませて、そして暴れさせ、最後は自分でも訳の分からないような形でどこかに飛び込むとか、自害するように仕向けておるのでございます」

「そうか分かったぞ。では少し待て」



今、喋っていた意味は分かりますか?

<うーん。あのう、結構酒を呑んでは会社を休んで布団の中でゴロゴロしていたりとか、死にたくなったりとか、うつですかねー、そう云うのがありましたよねー>

うつと云うのが、この怨霊が訳の分からない事をさせていると云う事と同じではないのでしょうか。

<ああっ、そうかも知れないですねー>

それにまだ他にも憑いているものがおるようですからねー。

<えーっ・・・・>

後は、その憑いているものを出して、後のものがどのような事(復讐)をしているのか、を聞かなければ分からないですねー。

<ああ、分かりました>



「おい、ではお前はこの人間を許すことは出来ないと云う事だな」

「許す事など出来ません。私はこいつが」

「そらぁ、そうとお前はどこを斬られたのだ」

「私は、斬られたのではないのですよ。石で頭をガンガンやられたものですから、ですから私の頭がガンガン痛くなった時にこいつも同じように頭を抱えねっころがってグワーッとやっておりますよ」

石で殴られたと云う事は聞いていたがカマを掛ける為に態と聞く。

「そうか、ではお前が頭が痛い時には、この人間も頭を抱えていると云う事だな」

「さようでございます。それをこいつは“えっ、そんな事はありませんよ”とか云うのを、私は聞いておりました。今云いましたよね(私とご相談者の会話)そんな事ないわけないじゃないか!!お前が忘れて、頭をこうやって(手で私の頭を抱え込む)、何がやっていないか!やっているじゃねーか!(とご相談者に向かって言い放つ)そんな嘘を云ったら、お前!お前の頭の中をまだまだこんがらせて、まともに生きてはいけないようにしてやるぞ!!覚悟しとけ!!」

と凄い剣幕でまくし立てる。

「よし分かった。その事も確認してみよう」



どうですか、今怒って云った事に関しては

<うーん、そうですねー、良く考えたらそのような事もありましたねー、頭がボーットなった時には、もう頭を抱えていましたよねー>

では、この怨霊の云っている事は当たっていると云う事ですね。

<うーん、まぁ時期は大分前ですが>

いや、時期は、前世のものにとっては何時から何時などと云う事は分からないのですよ。

怨霊からすると殺されてまだ数日しか経っていないようなのですから。

貴方の45年間は怨霊からするとほんの数日の事なのですよ。

その間の何時、などと云う事は分からないでしょう。

<ああ、そうですねー>

貴方の前世は2,3百年前の事、それが怨霊の世界からすると、ほんの数日前になるのですから。

ですから、この怨霊が、今やっていると云う事は人間界からすると数十年前の事なのかも知れません。

<そうですねー、いや、俺頭どうかなっちゃった、学校も行きたくない、と云っていましたからねー>

そうでしよう、その事をこの怨霊は云っているのですよ。

だが、それも怨霊からすると、つい先ほどと云う事になるのです。

何しろ霊界と人間界は時間差が凄いから。

<だから営業職と云うか向いていない職に就かされて、もう会社に行きたくない、とノイローゼになってしまったのでしょうねー>

そのようにこの怨霊が仕向けたのですよ。

<そうですねー>

嫌われるように嫌われるようにしていたのでしょう。



「おい、お前はこの人間の、周りの人にも作用しているのか」

「さようでございます。こいつが近づくやつはどんどんどんどん私が、最初はこいつに近づけさせるのです。そしてこいつが能力を出しだした時点で、もう私は手の平を返したようにコロット変わるようにしているのでございます」

「ところでお前は今も頭が痛いのか」

「今もガンガンして」

「そうか、我がお前を呼び出したから、その頭の痛みを治してやろう」

「さ、さようでございますか?カカ、カミサマ、私のこの頭の痛みを治して頂けるのでしょうか?」

「そうだ、治してやる。そこに跪いておれ」

「ああっ、分かりました。神様、有難うございます。有難うございます・・・・」

と感謝の言葉を述べていたが、私の手の動きに合わせるようにアアアアアア///////////////////////////////と叫び声を残して上に昇って逝った。

しかし、このご相談者には、後二霊の怨霊が憑いていた。

二霊の怨霊が憑いていたからと云ってどうと云う事ではないのだが、酒癖が悪いと云われていたわりには三名しか殺していなかった。

この、三名の殺害が前世で多い、少ないは別として、当相談所にお見えになられる方の中では少ない方である。

故に、憑依していた怨霊は三霊だけと云う事になる。

だが、驚くのは三名だったにも関わらず、あろう事か地獄の淵に落とされていたのだ。

通常、地獄の淵に落とされるには最低でも五、六の怨霊が憑いている筈なのである。

三霊で地獄とは、このような事例は初めての事。

この、地獄の淵に引きずり込んだ首謀者は、先ほどの、多分前世の師匠に間違いないだろう。

と云う事は、ことの他恨みの念が深かった、憎いと云う事ではないのだろうか。

更に、後の二霊の中に少女の怨念も入っていた。

少女も殺していたのだ。

その少女の祟りか”勃起しない”とご相談者は嘆く。



さて、では次を呼び出すとしよう。

今度の怨念はどのような末路、殺され方をして果てたのだろうか。

やはり相当悔しい想いをしている事であろう。

では、先ほどと同じようにご相談者のお名前を呼び、私の中に怨念を呼び込むとしよう。

「サザナミレン入って来い。サザナミレン、入って来い!」

と呼ぶが入って来ない。

と云う事は次が居ると云う証明でもある。

もし、何も居なければ、直ぐにご相談者の魂が入ってくるからである。

多分、前世の怨念はご相談者の魂を抱えフラフラしながら、血をまき散らし木々の間を縫って逃げているのであろう。

その後を私の魂、ヒカリが追いかけるようにして憑いているのだ。

が、そう長く走る事はできまい。

何しろ殺された程のキズを負っているのだ。

それも二人ずれで。

「サザナミ!入って来い」

と呼ぶとついに力尽きたのか。

「・・・・・・?」

入って来た。

がやはり首を傾げるだけで無言である。

それで何時ものように両手を頭上に翳す。

と「ウワッ!ヤヤヤ、ヨヨヨッ」

と言葉にならない音を発する。

「ヤヤ、ヤメテ・・・ヒック、ウウウッ」

「お前が返事をしないからだ」

「いえっ、イキナリ、トツゼンコココ、カカカ、カミナリがアタマに」

「カミナリが落ちたのか?」

「ハハッ、ナナ、ナニ?」

「何ではない。サザナミを呼んだらお前が出て来たのだろう」

「ワッ、わたしがでてきた?いや、私は何か分からず、ナニカと想って来たのですが、来ただけでございます」

「では、なぜサザナミか、と聞いたのに返事をしないのだ」

「ヘンジを?誰がどこで喋っているのか分からず、私の頭の中でガンガンするだけで」

「頭の中でガンガンしただけなのか」

「そうそう、だからどこで声が聞こえるのかと、そしたら突然カミナリが落ちて」

「そうか、その雷が我じゃ」

「か、カミナリ、ああなた様があのアアッ、マブシイ!さ、さようで、わたし!ど、どうしたらいいのでしょうか?」

「どうしたらいいのではなくお前は我の聞くことに応えればいいのだ。それよりも、お前の前に誰かいただろう」

「あっ、ご師匠様でございますか」

「ご師匠とは、お前は知っているのか」

「いえ、知りませんが、なんか大変強そうな方で」

「その男はまだそこに居るのか?」

先ほどの師匠は既に上にあげているのだが一応聞いてみただけ。

「そ、それが突然消えてしまいビックリして、それで私、こっちに入れ替わり憑いたのでございます」

「そうか、ではお前もこのサザナミと何か関係があるのか」

「関係あるもないも、私、こいつの友達だったのでございますよ」

「友達だったのか」

「そうそう、私こいつと酒を呑んでいて、こいつから殺されたのでございます」

「そうか、ではお前は幾つの時に殺されたのだ」

「私が殺されたのは17か8だったと想います」

「では、お前はこの人間の性格は良く知っているのか」

一回一回性格を聞くのは、間違いなく前世で関わりがあったものか確かめる為。

「セイカクと云うよりも何と云うんですかねー、こいつは普段はそんなに、こうー喋ると云うのではないのですけどー、いや、わりと大人しいのですが、酒を呑むと人間が変わったようになるのですよ。もう、何か突然変わってしまって、それももう、顔もナンカ、普通の時は顔も、なんか大人しい感じですけど、まぁ酒を呑んだらコロッと変わってしまって態度が、もう周りの人が“もう、しゃーしいやっちゃのうー!”と云う声が耳に入った途端、こいつは、もうそこに逝って襟首をつかんでほーり投げるのですよ。力が強いたっらありゃーしませんよ」

「では、性格は分からないのか?」

「いや、本当の事を云ったらですねー、わたしも、私達も分からないのですけど、まぁなんちゅうか二重人格とでも云うのですかねー、ですから何もない時には、普段は普通なんですよ。だけど一旦酒が入ると人間がコロット変わってしまって、もうやりっぱなしに暴れるのですよ」

「そうか、二重人格と云う事か」

「さ、さようでございます」

「では、少し待て」



あなたのことを二重人格と云っていますが、如何ですか?

とご相談者にお聞きする。

<そんな、酒を呑んで暴れる?>

いや、これは前世の話ですよ。前世の事とはいえ、性格は前世と殆ど同じです。

ただ、これだけ怨霊が憑いていれば今生では暴れる事は出来ないでしょう。

それは魂が捉えられ、甚振られている為、恐怖に怯えているからです。

だから酒もあまり呑めない筈です。

<まぁ、呑んでもセイブはしますねー>

それは、貴方の魂が抑えるようにしているのです。

前世の過ちを繰り返したくないからですよ。

<もう、ベロベロになっても自分は失わないようにしています。だけど、結構吐いています。呑めなくて>

それは意識、魂が拒否をしているからですよ。



「おい、お前はどのようにして殺されたのだ」

「私は、こいつと呑んでいて、私はもう、ずーっとこいつとは仲の良い友達だったから、こいつが暴れそうになったから私が止めたのですよ。そしたら、今度はこいつ私に喰ってかかり、その時は私が悪かったと云う事で、私が詫びを入れて治まったのですよ。ところが、その帰り道に、人気の無い小道に入った時に、こいつ私を投げつけたのですよ。襟首を持って、払い腰のような感じで投げられたのですよ。それで、私もこいつも酒を呑んでおりましたけど、私、一瞬気が、意識がなくなったのですよ。何が起きたのか分からなかったのですよ。でこいつは私の首を吊りあげて、グ−ッと吊り上げて、そして私の首を絞めて、こいつは私を殺したのですよ。私は、バタバタ暴れました。クルシクテ、苦しくて、しかし気が付いた時にはもうこっちに来ていて、今も首が無いのですよ」

首つり自殺などをした時も死後、首の無い体になる。

「お前は首が無いのか?」

「ささ、クヤシクテ、悔しくて、私こいつにとり憑いて、クビが無いから、こいつのククク首を借りウウウウッ(嗚咽)こいつが苦しむようにしているわけです」

「そうか、では復讐はどのようにやっているのだ」

「フクシュウは、こいつの顔から上は私なんでございます。ですから私がこいつになって生きている分けでございます」

「そうか、おい、少し待て。お前が憑く時には、前に居た師匠がいない時に憑くと云う事なのだろ」

「さ、さようでございます。師匠は頭をチチ割られているものですから、こいつに長く憑いていると云う訳にはいかないのです。憑いては離れ、憑いては離れです。その間に私が、師匠がいない時に私がこいつに入って、私がこいつに入った時には、私には頭がありませんから、こいつの頭が私の頭で、私の頭がこいつの頭になっております」

「そうか、では復讐はどのようにやっているのだ」

「ですから私は自分の顔が無いのですよ。頭もないのです。首も無いのです。ですから私がこいつの頭になった時、こいつをやりっぱなしにやっております」

「やりっぱなしとはどのようにするのだ」

「やりっぱなしと云うよりも、こいつが迷うように迷うようにしているのです。仕事をしても最終的には、どうしたら良いか、どうしたら良いのか?と、いっつも迷う。要するに行き詰まり、行き詰まりです。こいつは何をしてもかにをしても全く行き詰ってしまうのです。こいつは、子供の時から勉強をやっていたが、その勉強も途中で訳が分からないようにしてしまうのです。ですから、こいつ、いつも“あらっ、何だったかなぁ?何だったかなぁ?”と、だから私は、こいつが自分の記憶をよく飛ばすようにしてしまうのです。ですから、こいつはある時から根気が全く無くなるのです。“おかしい、おかしい?”と、こいつは何時も想っておりますよ。おかしい、おかし、オカシイと、こいつの意識を飛ばしてしまうのです。ですから根気が無い。だから、もう何をやっても最初は上手くいくように私がさせるのですよ。だけど、その後からは、全く上手くいかないようにするから、何時も考え込んでおりますよ。考え込んでは、そして私がスッといなくなると、こいつはまた元気になって“うわーっ”となって“あっ!そうだ、あれもしなければ、これもしなければ”と、そうしたら私がまたサッと入って、私になるとこいつはまた“ああっ、ナニをしたらいいのか?何をしたらいいのか?”と分からなくなるのです」

「と云う事は、お前がこの人間に入った時に(サザナミの頭になった時)は何をしたらいいのか分からなくしていると云う事か」

「さようでございます。私が抜けたらこいつは元気になって“あっ、あれもしなきゃ、これもしなきゃ”と、でまた私がサッと入ると“あっ、何かなぁ?ナンだったのかなぁ?ああつ、気持ちが悪い!気持ちがワルイ!俺、どうしたのかぁ”と何時も云っておりますよ」

「では、その事をお聞きしてみよう」



今の話は如何ですか?とご相談者にお聞きすると。

<うー、まぁ何をやってもと云うのは、確かに・・・たとえば、釣りに行ったりするのですが、やっぱりやっていて訳が分からなくなり釣れないんですよね>

と云う事は、この怨霊の云っている事は当たっていると云う事ですね

<はい、で釣りの先輩からは“お前止めた方がいいのでは”と云われたり。で俺は元気になればもうちょっと出来るのではないかと思うのだが、悩んで、でも上手くいかなくて?>

と云う。

ではこの怨霊が云っている通りですね

<はい、まぁそうですねー>

と云う事で、冒頭のうつ病になった原因としては、この侍が大部分に於いて関与していたのではないだろうか。

師匠が休憩した時に、この前世の友達が入り感情を想うがまま操っていた、と云うように。

怨霊は心(意識)の中に入り込んでいる為、自由に意識を変える事が出来る。



「では、もう少し簡単にお前がしている事を説明してくれ」

「はい・・・中々説明は難しいのですが、ただ私、クビが無いのです。ですから私が、首がイタイ!首がイタイ!ああーっクビクビクビ!と云った時には、こいつも“うーっ、クルシイ!クルシイ!”と苦しんでおりますよ」

「それは、間違はないのか、ところでお前の目に前にポッカリと穴が開いているだろ」

「ああ、アナ?はい、いえ、視ております」

「今、お前が視ている人間が、お前が憑いている本人だぞ、分かっているのか」「分かっております」

「なに、では直ぐ分かったのか」

「わ、分かりました。話し方などが同じですから、そして私、時々人間界でこいつを視ておりましたから分かっております」

「では、お前が喋った事が本当なのかと云う事だ」

「私、嘘とか本当とかではなく、自分がやっている事をただ素直に喋っているだけですから、あなた様がウソとか、こいつが嘘とか云っている意味が分かりません。私がやっている事ですから、もしあなた様がウソを云っているといって私を責めるのでしたら、また、こいつがそのような事は無い!と想うのなら私を解放してくださいませ。そうしたら私、ジックリやりますから」

「いや、お前の喋っている事に間違がないのか確認しているだけだ。では、お前が首が痛い時には、この人間も首が痛いと云う事か」

「首が痛いと云うより、この人間は首から、この辺(肩にかけて)が凝るのではないですかねー、物凄い凝りかたになったりする筈です。そのくらい私、苦しい訳でございますから」

「では、その事も聞いてみよう」

「お、お願い致します」



<ああっ、肩こりはずっとありますねー。それになぜだか首がズキンと痛む時がありますねー、右(肩凝り)はそれほどでもないのですが左側は慢性ですねー>

ああ、そうですか。

その事を云っているのでしょうねー。



「おい、話は別だが、この人間にはまだ他にナニカ憑いているのか?」

「いえいえ、そんなにはもう居りません」

「では、後は誰も居ないのか?」

「いえ、そんな事、まだ居るにはおりますよ」

「そうか、まだ居るのか分かった。では、今からお前の首をつけてやる」

「クビヲツケテクレル!!クビガ、私首が出来るのですか?」

「そうだ。お前が人間界にいた時の首を付けてやる」

「カ、カミサマ、そのような事が出来るのですか?」

「そうだ、今から首を付けてやる。待っておれ」

「わわ、分かりました」

………………………………

「おーい、そこに居るのか?」

「ウヮー・・・ココニ、ここに」

向こうにいるのを確認し、首の無い体に首を付けるべく両手親指を合わせ自分の額に近づける。

この動作は向こう側にいる霊の首を付ける術。

すると、すぐさま上に昇って逝く様を知らせるように奇声を発する。

奇声は驚きの声でもあり、昇る時には誰でも発する。

「ウギャッウグググアアアアア//////////////////////guuuuuuu………」

と最後の絶叫のような叫びを残して去って逝った。

多分、上に着いた時には前世で生きていた頃の顔が付いているのではないだろうか。

しかし、ご相談者の顔に前世で殺した友達の顔が重なっていたとは?

何とも不気味な事だ。

がその友達が意識を操りジンセイを迷わせていたと云う、がそれも報いだったのだ。

これで二人目の怨霊が居なくなった。



さて、次は少女の怨念を呼び出すとしよう。

「サザナミレイ、入って来い、サザナミレイ入って来い!」

と暫く呼ぶが入って来ない。

それでも何時ものようにしこく呼んでいるとナニカが入って来た。

「お前はサザナミレンか?」

と聞くと、女性のような高い声でかろうじて応える。

まだ念を入れていないにも関わらず。

「イイイヤ、サザナミレイではゴザイマセン」

「お前はえらい、しおらしい声をだすなぁ」

「イヤ、コヤツ!コヤツ」

「お前は男か女か、どっちだ」

「オ、オンナデゴザイマス」

「なに!お前は女か?」

「サヨウウウウウウッ(泣く)」

「お前は我が聞いているのに何も抵抗をしないがなぜじゃ」

「ワワ、わたし、こわくて!ワワワ、わたしをどうするの?::*・?・?(泣きながら、震えながら喋るため言葉が聞き取れない)わたしのきものが汚くて・・・コワクテ〜こわくて、アアッ、あなた様はどちらからおみえで」

「我か、お前の頭の上を視てみよ」

「ワワッ!このオヒカリ様がわたしを、わたしをおいかけてくる」

「そうか、ではお前には天罰はかけない。これから我の聞くことに素直に応えるか」

「なな、なんでも、わたし素直にお話しますから、どうぞ、何でもわたしにきいてください・・・・わたし、クルシクテいじめられて・・・・どうもすいません」

「そうか、我はお前をいじめようとは思わない。まずお前の前世の仕事から聞こう。お前は何をしていたのだ」

「わわ、わたし、百姓でございます」

「百姓かお前は」

「そうそう、さようでございます」

「お前と、この男とはどのような関係だ」

「この男は、わたしはぜんぜん知りません」

「お前はこの人間から殺されたのだろう」

「さ、さようでございます」

「どうして殺されたのだ。それを云ってみよ」

「ううっわたし、ウウウウッわたし、アアアッ、ワタシハチチヤハハと畑にでて、そしてチチヤハハガいなくなって、わたし畑で一人で仕事をしておりました。そしたら、トツゼンこのオトコが現れて・・・・わたしを引きずり倒し、そしてわたしをフンダリケッタリ、ウウウウわたし、気が付いたら、このオトコにアシを広げられてウウウウッ無理やりオカサレタのでゴザイマス」

「そうか、無理やり犯されたのか」

「そうそう、さようで、そしてこのオトコから顔中タタカレテ気が付いたらこっちに来ておりましたアアアアッ、モウカラダジュウガイタクテ痛くて!!もう、下の方もタダレテ、血だらけでイタクテ、イタクテ、今もわたしは口を切り、顔中ただれて、カオジュウ腫れ上がってこっちにおります・・・クヤシクテ、クヤシクテ!」

「そうだったのか。お前は殴り殺されたのだな」

「そうそう、ささ、さようでございます」

「では、お前は悔しいだろうなぁ」

「クヤシイ?悔しいなんか云うものじゃございません」

「では、お前は復讐はどのようにしているのだ」

「フクシュウ!わたし、このオトコから無理やり、突然襲われ、何がナニか分からないうちに・・・・たたかれて、タタカレテ、アアアッ、足を無理やりヒロゲテ犯され、そして殺されたのでございますから、コイツ、コイツにも二度とオンナと、オンナと出来ないようにしております」

「どのようにしているのだ」

「わわ、わたし、コイツを呪っておりますから、オオオ、オンナを抱いても、いつも恐怖に怯えさせております。オオ、オンナを抱くたびにコイツ恐怖になるのです。わたし、コイツに無理やり犯され殺されたものですから、こいつがオンナを視ると“誰でもいいから、誰でもいいから女を抱きたい、女をダキタイ”と、わたし何時も想わせております。そしてわたしが殺された時と同じように、こいつにウラミで、コイツが女をムリヤリ、ムリヤリ犯すように仕向けようと想っているのでございます」

「では、お前は、この男が女を襲うように仕向けていると云うのか」

「さ、さようで、さようで、コイツは心の中では“女はコワイ、怖い!”と、ですが女が欲しい、女が欲しい。だけどコワイ、怖い!“と、訳の分からない状態にしているのです。ですから、幾ら女を求めようとしても女が怖いのでございます。ですから、コイツの体は女を欲しがる。しかし、抱く時になると大変な恐怖、キョウフが襲い、自分で想うようにいかないように私がさせているのでございます」

「では、この男は立たないようにしていると云う事か」

「タタナイ?そうではございません。キョウフ!女を抱くたびに恐怖を与えております。ですから、今後もわたしがこいつに憑いている時は女を抱きたいと云う気持ちを人一倍持たせ、そしてイザ抱く時になってキョウフ、恐怖を与えているのでございます」

「そうか、ではその事を聞いてみよう」

今、喋った事に対しては如何ですか。

<いや、女を観る度に抱きたいなぁと云う気持ちはありますよ。それは男ですからねー>そうですねー<でも、あまり実現させた事はないですしー>

それは、女を抱きたいが恐怖を感じる、と云う事ですかねー

<相手にですか>いや、それは貴方自身ですよ

<いやー、恐怖は覚えがないですねー>恐怖はないですか?

<はい>

「おい、恐怖は無いと云っているが、どうなのだ」

「キョウフがない?キョウグがない?それは自分、ジブンはダキタイと想いながら、中々入ってはいけないので」

「恐怖があるから入ってはいけないと云う事か」

「さようで」

「だが、本人はそのような事はないと云っているぞ」

「いえ、それは、このオトコが無意識のうちに、わたしが、そのようにしているのでございます」

「では、もう少し分かり易く云ってくれ。この男が女を抱きたいと云うのは男なら誰でもある事だ」

「で、ですから、それをイジョウニ、異常に女を抱きたいと想うようにさせているのでございます。そしてキョウフ!この人間は今、わたしは聞いておりました。(ご相談者と私の会話)

キョウフは無い、何も無いと、それはウソです。あるのでございます。踏ん切りが掴めないようにしているのでございます。ですから自分は女を抱きたい、だけど怖いと云うのがありますから自分からは入ってはいけないのです。ですから何時も、じーっと視ては“あっ、いい、いいなぁ!”と想っているのでございます」

「だが、そのような事も本人はないと云っているぞ」

「あります。それはウソです」

「嘘と云うが本人は無いと云っているのだ」

「・・・・ウウウッ?ウソと?わたしはウソではございません」

「では、もう一度お聞きしてみよう」

「おお、オネガイいたします」



如何ですか?

女性を抱きたいが二の足を踏むと云う事ではないでしょうか。

<それはありますねー>

では、この女が云っているような事はありますか?

<うーん、ありますねー。抱きたくても行動に出せないと云う事はありますねー。今は立たないのですが>

では、この女が喋った事に心当たりはあると云う事ですか?

<うーん、二の足を踏むと云うのはありますねー>

では、この女が云った事は認めますか?

<はい>

では、これも貴方に憑いていると云う事も認めますね

<はい>

ご本人は”今は立たない”と云ったが、それもやはり恐怖からくる精神作用であろう。



「おい、ではその他にはどのような事をしているのだ」

「ウウウウッ、こ、この男は卑怯な男でございます」

「今、本人は立たないと云うが」

「そ、それはわたしの口からは云えません。だけど、だけどこいつは何時も欲望の中で、何時も自分自身は“どうしてか?どうしてか?”と想っているのでございます。欲望だけは人一倍強くして、そして抱けないようにしているのでございます。ですから本人は“なんで?なんでか?何で自分には勇気がないのか、何で自分は出来ない、積極性がないのか?”と何時も考えております。それは、そのようにわたしがしているのでございます」

「そうか、その他にはどのような事をしているのだ」

「ソノホカ?女から視ると、これは大変気持ちの悪い男に視えるように、ですから、これが女に近づくと、私が、その女に入って(憑依)、こいつは気持ちが悪い、気持ちが悪いと避けるようにさせております。ですから、これは自分がそういう気持ちがあっても、そう云う事はない、と云い、女が避けるようにも私がしているのでございます」

「では、この男が結婚をしていたのは知っているのか」

「それは知っています。だけど、その結婚をしていた女と云うのも異常な女だったのでございます。ですから、こいつたちが夫婦でやっている時も私は何時もじーっと視ておりました。毛嫌いです。女がこの男を毛嫌いするように私がしておりました。ですから女は、この男から体を触れられるだけでも嫌悪感を持つように嫌な感じにさせておりました。ですから、これは最後の方は、あまり触れる事も出来ない状態になっておりました」

「では、その事も一応確認してみよう」



今、喋った事に関しては如何ですか?

<そうですねー、もう子供が出来てからは、出来る前もそんなにしていないし、ほんとつくる時だけでしたねー、必要最低限やっただけで、こっちはまだ若いし毎日でもしたいなぁと思っていたけど、向こうは嫌がってましたねー>

と云う事は、今喋った事は当たっていると云う事ですねー

<そうですねー>

要するに、この女(怨霊)が奥さんに入って毛嫌いするように仕向けていたと云う事ですよ。

<そうみたいですねー>

欲望だけは掻き立てて、出来ないようにしていた、と

<それは当たっていますねー>

では、これも貴方に憑いているものと認めますね。

<はい、欲望だけは人一倍あったように・・・でも、あまり現実にはしていない>

そのようにさせられていた、と云う事ですね。

女性が近づくと貴方は気持ちが悪い、と思わせていたとも。

欲望だけを掻き立てておいて女性を近づけないように、とは残酷ですね。

がこれも前世の報復、殺された女からするとこれぐらいの事では許せないのですよ。

まだ向こうでは、殺された時と同じ状態で苦しんでいるのですから、可哀そうな事をしていたのですねー、これがその報いですよ。

<これが前世ですか、人は殺すし・・・酷い人間ですねー>

このような残酷な殺し方をして立たないようにされている人はわりと多いようですねー。



「よし、他にはどのようにしているのだ」

「他にでございますか?」

「そうだ」

「私はまだ下が痛いのです。ヒリヒリして、まだ血が出て顔はパンパンになって、ですから私が下が痛くて顔がパンパンになっている時は、この男は顔が多分熱くなっているのではないでしょうか、私が殺されたのは冬でございました。寒い時でございました。ですけど、これは寒くても顔がパンパンになって、顔だけが温くなるような感じになっていたと想います。そして私は腰を痛めております。こいつからやられて腰を痛めて、ですからこいつも腰と下の方が悪い筈でございます」

「そうか、ではそれも確認してみるか」



<腰が痛いと云う事ですか、腰はずーっと痛いですねー、やっぱり運動をやって痛めて、それから慢性的に痛いですねー>

貴方は運動で痛めていると思っていますが、そうではないようですねー。

<腰は悪いですねー、痛いですねー、もう重い物は持てないです>

下も悪くしていると云うのが立たなくしていると云う事ではないのだろうか。



「おい、お前以外にまだ誰か憑いているものが居るか」

「いえ、他の人の事は知りません・・・・ウウウッタスケテ、タスケテ!助けて〜〜」

「よし、助けてやる。もう少し待て」

「アアアアッ・・・・・」

急に苦痛を訴え始めたと云うより、私と会話をする間は我慢をしていたのだろう。

此れまでの経過を顧みると、うつは最初の師匠と首を絞めて殺した友達の作用で、腰を痛めているのは、この女と云う事になるのだろうか。



「タタ、タスケテー、もうわたし我慢ができない!」

「よし、分かった。今から治して上にあげてやる」

「あ、ありがとう、あげるとはどこに上げるのですか?」

「お前の親のいるところにだ」

と云い、素早く上にあげる動作を始める。

と「ああっ・・・・アッ!」

初めは反応する小さな声だったが........。

「アアッ、アーッアウッ、ウギャアアアアアア//////////////////////////////////////////」

と最後の叫びを残し前の二人と同じように上がって逝った。

この最後の女性でご相談者に憑いていた前世の因縁は全て消えた。

そして今、ご相談者の魂はどうなっているのか?

果たして何処に居るのか、とそれを知る為にご相談者のお名前を呼び、魂を私の中に呼び込む。

「サザナミレン入って来い!サザナミレン入って来い!」

と呼ぶと直ぐに入って来た。

「お前は誰だ!」と聞くと

「サザナミ、タタ、タスケテー」

と、いきなり、タスケテーと云う。

これは尋常の事ではない。

「お前はサザナミか?お前に聞きたいことがある」

「キキ、キクノハヤメテ、ササ、サキニ、先にタスケテー、たすけてー」

「よーし、分かった。先に助けてやる」

話を聞く前に急遽助ける事になった。

これは多分、地獄の淵からの助けであろう。

「アアーッwwwwwwwアリアリアリ!!!!」

緊迫しているのか訳の分からない言葉を発する。

「今からお前を上にあげてやる。天国だ」

「ははは、ハヤク!ハヤク!ウワワワワワ<<<<<<<<」

切羽詰って相当焦っている。

余程苦しい目に合っているのだ。

なにはともあれ先に上に引き上げ、その後、今居る場所の状況を聞く事にする。

急遽両手を動かす。

と「アアアアアアア、アウアウアウアウ、ウギャウガァガヤ//////////////////////////////////////////////////////////アッアッ・・・・...........?????????」

最初は悲鳴に似た声を発していたが上に着いたのか、静かになった。

「着いたか?」

「ツイタ、ついた?ここ、ここはいったいどこ、ヒヒヒヒ・・・・」

「目を開けてみよ」

「メオ?」

「目を開けてみよ」

「メオ、メがあかない?ああっ、明るい!アカルイ!アアッ、アカルアカル、かか、カゼが何か、カゼが気持ちがいい!!!」

「目を開けて周りをみよ」

「メオ、メオ開けてダイジョウブ?」

「おう、大丈夫だ。目を開けてみよ」

「ああっ、あらっあっ、ここはえらい明るい!わわ、わたし、なぜこんなところに居るの?」

「お前が助けてくれと云うから助けたのだ。そこは天国なのだ」

「あああっ、ここはテンゴク?ど、どうしてわたしこんなところに?」

「こんな所ではない。周りを良く視てみろ。何があるのか視るがいい」

「わーっ!ナンカここ、お花畑か、なんかこう花がいっぱい、ここ、こんなのウソでしょう」

あまりにも綺麗な景色を目前にして信じられないようである。

「嘘ではない。そこは本当のお花畑なのじゃ。そこは天国なのだ」

「ええっ、テンゴク、本当に、うわーっ風が気持ちがいい!!涼しい!わっ・・・あっ、あらっ、これは何か花の匂いですか?甘い匂いが、わーっ!空があおーい、青い、く、雲が真っ白!わたし、ここ、私本当にここ」

「そうだ、それは夢ではないのだ。これからお前が過ごすところなのじゃ」

「ほ、ほんとうにタスカッタのですか?」

「そうだ、助かったのだ。今までお前の居たところの事を喋ってみよ。今までどのようなところに居たのか話すがいい」

「ええっ、シャベッテモ、いやっ、喋ったらまたオチル!オチルのじゃないのですか?」

「もう、上にあがったから落ちる事はないのじゃ」

「ああっ、さようで、わたし、さっきまで真っ暗闇、真っ暗闇の、顔にナニカ、気持ちが悪い!毛のようなものが、そして体中ナニカが、そして私が殺したヤツらが群がっておったのでございます」

「そうか、お前が殺したやつらが群がっていたのか」

「そして、何か突然、急に皆いなくなって、周りを視たら真っ暗闇で、急にナニカ気持ちの悪い、体中毛のようなものがザワザワ触り、そして足元はナンカ血のような匂いがして気持ちが悪い!そして、もう、想いだすと怖い!」

「そうか、そこはどうだ」

「ここ、ここはユメ、私ユメ、うん?夢」

「夢ではないのだ。本当に天国に入ったのだ。お前はもう助かったのだ」

「タスカッ、本当に助かったのですかねー」

「そうだ、本当に助かったのだ。だから今度はそこの事を喋ってみよ」

「ええっ、ここはナンカ空がキレイ!うわーっ、ナンカ下には青々した草が生えていて、そこら辺り一面はオハナバタケ、お花畑!」

「おい、ところでお前は前世では何をしていたのだ。仕事だ」

「わ、私は武術家でございます」

「武術家とは侍ではなかったのか」

「侍と云うより、私の家系は侍でございますが、私は侍のような肩ぐるしいのは嫌で武術のお師匠様のところにおりました。しかし、私は武術のお師匠様を殺してしまって、それから自分の人生が狂ってしまったのでございます」

「そうか、やはりお前は武術家だったのか」

「ああっ、本当にわたし、ここに居ってもいいのですか」

「おお、そこに居れ」

「ああっ、ちょっと、ちょっと横になってとんでもいいでしょうか」

「おう、休んでいいぞ。ゆっくり休め!」

「おお!ああっ」

「ちょっと、ちょっと待て!」

「なんでしょうか?」

「お前の頭の上に紐が伸びているか視てみよ」

頭の上に伸びる紐は先祖へと繋がる。

この紐がある事が人間界に生まれている証拠なのである。

「ああーっ、ひ、紐があります」

「では、その紐を切ってやる」

「ああっ、キル?なんで」

「その紐を切らないと、お前の先祖が紐を引っ張り下に落とすのだ」

紐を引っ張り下に落とすとは、本来ならば先祖が上にいるのだが天国の入り口に入ったと云う事は先祖より上にあがったと云う事で、逆に先祖が下になり自分たちも上に上がりたいと云う事を知らせる為にする行為なのである。

紐を引っ張るとご相談者の魂が再び下の闇に落ち、精神状態に異変を起こす。

そうすると直ぐ私の元に連絡を入れる、すると自分たちの事が明るみに出る。

とその時”上にあげて頂きたい”との気持ちを私に伝える絶好の機会では、との想いこみからである。



「ああっ、分かりました」

で、たちまち紐を切ると

「ああっあっ、あらっ、あらっ、紐がなくなっている!」

「そうだ、もう紐が切れたのだ。だから、そこでゆっくり休むがいい」

「ああっ、なんか軽くなった、カルイ!・・・・」



・・・・・・・・・・・・・・・これで全て終わった。

だが、なんと地獄の淵に落とされていたとは。

と云う事は“うつ病”を患う原因としては、最初の師匠だけの仕業と決め込む訳にはいかなくなった。

地獄の淵で皆になぶられていた、と云うように、あの漆黒の闇に落とされているだけでも尋常ではいられないのに、かわるがわる甚振られていた、と云うのだから当然と云えば当然の成り行きである。

だが、これで霊的作用が原因で起きた、と思われる精神的疾患は時間と共に全て治まる筈である。

肉体的に悪い箇所(怨霊の作用で)も、今後進行は止まるのではないだろうか。

完治となるまでには相当の時間を要するであろうが。

何しろ天国の入り口まで魂が昇ったのだ。

魂が天国の入り口に入ると云う事は“心の平穏”を約束された事を意味する。

もう、二度と霊的作用を受ける事もなくなったのである。

と共に輪廻転生も終わった。

だが、真の心の平穏が訪れるまでには、やはり一二年ほどはかかると思われる。

なぜ、それ程時間が要するのか?

と云えば、魂が天国に慣れるまでの時間とでも云ってこう。

突然、闇の彼方からキラキラと煌めく太陽の一番近くに移動したのだからそれぐらいは我慢をして貰わなくてはならない。

それと共に、今後は神の領域に入ったと云う事で、天国に対する不満や“天国に入った”と云う事を感謝もせず、更に信用もできないようならば即、神の障りを受ける事となる。

しかし、今回のご相談者の魂は、同じ天国の入り口とは云え、つい最近入国された方々の魂の到達場所より少し上のようだ。

天国は幾つかの層に分かれている。

一番上、と今現在の私が想っている場所は、黄金の鳥は云うに及ばず、金の馬や牛まで羽があり空を飛んでいると云うところではないだろうか。

このような場所に入れる魂は前世であまり人を殺めていない魂である。

一番最下層と想われる場所が、山の麓のなだらかな草原。

ここの空は上層の天国と同じように青々とはしている、が空を飛ぶ黄金の鳥や牛馬は視たものはまだ誰一人いない。

地面に水の滴る低草が生い茂っていると云う件は同じ。

ここでは焼肉をしているような煙があがっている、と云っていた魂もいた。

まるで草原のキャンプ場のようだ。

また、この最下層と思われる天国は前世で多くの人々を殺傷した方々が入るところのようである。

とは云っても、このような天国に入れるのは私が上にあげたからである。

私が居なくなれば当然天国の入り口は閉ざされる事になる。

今回のご相談者が入られた天国は沢山のお花が咲き乱れている場所。

と云う事は、ここは最下層ではなく一つ上になるのではないだろうか。

それは、やはり殺傷人数が少なかった(三人)からだろう。

何はともあれ、生きた人間は絶対入る事の出来ない崇高な世界に魂が入ったのだ。

これは大変な事なのである。

更に、ご相談者の魂が云っていた体中毛だらけのものとは、地獄の淵に屯する化け物の一種なのである。

その他、地獄の淵には大蛇や大入道など、私が知っているだけでもこのような化け物がウヨウヨしている。

女を抱こうと思えば恐怖?これでは勃起する訳がない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そ・し・て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

四日後”嘘つき!!うつが治らない!!詐欺だ!!との内容を記した封書が来る。

なんだ、これは?

まだ、四日目、僅か四日だ、と唖然とする。

痛み止めの薬ではない、即効性を求めるとは、なぜもう少し魂が落ち着くまで待てなかったのか?

天国の入り口まで導いて............まだ四日目。

魂は、まだ恐怖から立ち直ってはいない。

何時、また下の地獄に落されるのでは......と怯えているのだ。

その怯えが、ニンゲンに反映しうつと同じような精神状態に貶めているのだ。

だが、これも時間と共に”もう大丈夫なのだ”と云う気持ち、誰も襲ってくる者はいない、と認識した時初めて安心感が芽生え、魂に生気が蘇るのだ。

僅か、それまでの期間だったのである。

焦りか?

やはり前世の性格は治ってはいなかった。

前世で本当の子供のように、娘の夫になる男と可愛がってくれていた師匠を石で殴り殺していたのだ。

恩も何も感じない、自分だけの事しか考えていない短絡的で冷徹な男でしかなかった。

最後にとり憑いていた女性の”誰からも嫌われるようにしている”と云っていたが、そのような事をしなくとも初めから嫌われる男だったのだ。

天国に上げた翌々日に電話が入る”やはりおかしいのですが?”と、そこでお名前を視るとナニカが憑いていた。

”お前は誰だ!!”と一喝すると、そのナニカが”私は天界のものです”と云う。

私の部下にあたる神なのだ。

”どうしたのだ?”と聞くと”このものが信用していないのです”と云う。

やはり、はなから天国に昇ったと云う事を信用していなかったのだ。

それ故、たしなめる為に天国を管理している神が天罰を加えていたのだ。

その事をお話した翌々日の事、 もはや何も云う事はない。

このような方も多くの中には居る。

それ故、幾度となく怨霊の話す事を確認するのだ。

間違いないですか?と。

かくして、お花の咲き乱れる、甘い匂いのする華美な天国まで昇ったものが、幾日もせず暗黒の闇、化け物の蠢く地獄へと再び逆戻りしたのである。

せめて、一週間から十日も待てば魂が落ち付き、うつ病とも縁が切れた事だろうに。

怨霊に憑かれ、地獄の淵に落とされて、さぁどのぐらい年月が経つのか分からない、が長い間苦しめられていたのは事実だ。

それが少々の時間で、それまでの恐れ、恐怖が癒えると云う訳でもあるまい。

心のキズが癒えるのにそれ相当の時間が要するように。

自分で自分の首を絞めた。

ナニモ作用がなくとも落ちる者は落ちると云う運命なのだろうか?

あれ程、喜んでいた魂が......喉元過ぎれば・・・・・。

タスケテー〜〜と云う悲鳴だけが耳に残る。

恨むなら自分を恨め、と魂に云いたい。

ん?人間に、いや魂、いやニンゲンだろう。

自業自得とはこの事、ナンカ寂しい............。

私がサギシにされた事も加え・・・・・。

このようなものに長時間掛けて怨霊の叫び、苦しみ、怨嗟を聞かせても何も意味はなかった。


今回、このような無様な事例を載せたのは、怨念を除けたからと云って元々の性格を変える事はできないと云う事を知って頂きたかったからである。

更に、幾ら輪廻転生を繰り返しても”詐欺師はサギシ”と姿は変えつつも本質は変える事は出来ない!

宇宙総帥となり、怨霊に憑依されていた人間に騙された事は、この一例だけではないから、このように確信を持って記載する事が出来るのである。

*過去に犯してはならない罪を背負い、既に更生されている方々にとって末尾に不愉快な記述が御座いましたらご容赦願いたい。


宇宙総帥 八坂啓二


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