心霊なんでも相談室

”相談事例11”



今回のご相談者は23歳になる京都の大学に通う娘さんの”異常”についてお母さんからのご相談。

ご相談内容は15歳の頃から拒食症でガリガリに痩せ、現代は過食症、拒食症を交互に繰り返すようになりホトホト困り果てた、とのことなのだ。

特に最近、頻繁に死にたいとまで漏らすようになったと云う。

今回、お見えになったお母さんは51歳だとお聴きしたが、年より数歳はお若く見えるお綺麗な方である。

お母さんのお住まいは山口県、娘さんは現在京都にお住まいだと言う。

これまでに山口県内はもとより、県外にまで娘を正常に戻したい一心でお祓や除霊に出向いたと云う。

その数、十数軒に及ぶ。

その十数軒の中にはテレビで有名な某霊能者も含まれていた。

だがどこも解決するには至らなかった、と云う。

大事な娘であるから何とか治癒させたい、との一念でネットを検索し当方を知り態々お見えになられたのである。

お話をお伺いしただけで娘さんの症状は”霊障”だ、と気づかなければならない事例であるが、中には”病気です。病院に行ってください”などと病人扱いされ病院へ行くように勧めた霊能者もいたと云う。

なんと、霊能者としてあるまじき言動を吐く御仁がいたものだ。

がこのようなレイノウシャは世間には多数いる。

結果、有能な霊能者も無能扱いを受けることとなり、霊などはいない!などと云う乱暴な言葉が一人歩きするようになるのである。

今回の娘さんの症状は前世の因縁、怨霊の復讐に間違いはない、と私は断言できる。

では、その怨霊をおびき出す一番簡単な手立てとして娘さんのお名前を呼び私の中に呼び込むことから初めよう。

「山口香織(仮名)入ってこい!、山口香織入ってこい!」

と呼ぶと直ぐにナニカが入ってきた。

そのナニカニ向かって

「 お前は山口香織か?山口香織かと訊いているのだ!違うのか、無視するつもりなのか?ならば天罰をかけるぞ!」

と矢継ぎ早に問い詰める。

当然、 山口香織ではないのは分かっているがあえて言う。

すると「ウルセイノウ〜オマエハ!!!ナニモノダ、天罰とか・・・・」

「ナニモノではない、我はお前が山口香織か、と聴いているのだ。我は山口香織を呼んだのだ。お前は誰だ!!」

「うるせいウルセイ〜ウルセーイ!!!うるせい、お前は人間か・・・・?」

「人間にみえるか、ナニにみえるか?それはお前が考えよ」

「こ、コシャクナ」

「コシャクか!!」

と言い両手を頭上に掲げ念を入れる。

すると

「ウワワワアアアア///////daguグググッグggggダウ!!ヤヤ、ヤメテクダサイヤメテクダサイ」

と即刻泣きが入る。

「ヤメテクダサイではない、お前は先ほど何と言ったのだ!!コシャクと言ったのか」

「イエイエイエ、そんなそんな事は・・・タイヘン申し訳ない事をいいお許しクダサイ、アアアアあなた様はどなた様でしょうか?」

「我は宇宙総帥八坂啓二と云う神じゃ」

「エ、カカミサマでございますか、いやそれは恐れ多くも申し訳ありません、シ失礼したしました」

「お前に今から聴きたい事があるが、この山口香織とお前はどのような関係なのだ。山口香織を呼ぶとお前が出てくるとは」

「どのようなカンケイ?私との関係は一言では言えません」

「簡単にいえないとは、前世ではお前と香織は知り合いなのだろう」

「さ、さようでございます」

「だからお前と香織はどのような関係だったのか、と聴いているのだ」

「どう言う関係?やはり一言で簡単にいえません」

「一言で云えないとは、お前は山口香織とは前世での知り合いだろう」

「さようでございます」

「ただ、お前と香織の関係を聴きたいだけだ」

「関係でございますか?」

「そうだ、お前と香織はどんな関係にあったのだ」

「は、話せば長くなるのでございますが、宜しいのでしょうか?」

「おう、いいだろう。では今から聴く事に全て応えるがいい、分かったか!」

「ああ、分かりました、な、なんなんでしょうか?何なりとお聴きくださいませ」

「お前は前世で仕事は何をしていたのだ」

「私は百姓でございました」

「百姓か?」

「さようでございます」

「では、この香織は何をしていたのだ」

「この方は私の知り合いのお嬢さんでございました」

「知り合いのお嬢さんと言う事は百姓の娘だったと云う事か?」

「いえいえ、この方は、とんでもんない百姓ではございません」

「では、お前の知り合いは何をしていたのだ」

「私の知り合いだと言っても、私たち百姓が困った時(お金)にいつも逝くところでございます」

「それは庄屋(名主)と云う事か?」

「庄屋様とは違います・・・私の知り合いとは言ってもその方は呉服を商いとしている大店のご主人でございます、そこのお嬢さんだったのです」

「そうか香織は大店の娘だったと云う事か」

「そうそう、さようでございます」

「そうか、ならばお前はそのお嬢さんの性格は知っているのか?」

「せ、セイカクでございますか?いえ、私は小さい頃から存じておりますが、セイカクと云うよりも顔立ちから言っても宜しいでしょうか?」

「お前の云う顔立ちとは何歳ぐらいの頃の事を云うのだ」

「では、私が殺される前の年齢で宜しいでしょうか?」

「そうだ、お前が殺される前でいい」

「この方は、私この方とか言いたくないのですよ、ニククテニククテたまりませんから」

「では、お前の好きなように云うがいい、許してやる」

「さ、さようでございますか、ありがとうございます・・・この女は顔立ちはわりと面長と言うか、顎のところがピューととんがっているような上品な感じで、本当に見て、おお、こりゃ大店のお嬢さんだ、と云う感じで可愛いと云うより綺麗な感じでございますね〜、気品があって本当に、ぽっと見たときに”ああ、なんと綺麗な人なのだ、あの人は、はぁ〜どこのお嬢さんかなぁ〜”と周りの人がみんな云うぐらいの顔立ちでございます」

「そうか、良く分かった、では少し待っておれ」

『前世の顔立ちと今生の顔立ちはわりと似ているのですが、お宅の娘さんの顔立ちは今喋っていたような感じですか?』 とご相談者にお聴きする。

<・・・そうですねーどちらかと云うと面長の感じです>

と云う。

やはり前世と今生での顔立ちにあまり変わりはないようだ。

「よーし、お前の云った顔立ちは分かった。ところである程度でいいから、知っている事だけでいいから性格を言ってみよ」

「セイカクでございますか・・・うーんまぁ、ハッキリ言ってですね〜このお嬢さんはね〜顔とねー心が少し違うのですよー、顔はねーほんとうに綺麗なねー、顔をしていますけどね〜性格と云ったらね〜冷たいセイカクなんですよ〜、もう物事もね〜ハッキリしているんですよ〜、好き嫌いがハッキリしているのですよ〜 私たちがなんかかんか失敗をしたときにですね〜許すという事がないのですよ〜、私の知り合いの大店のご主人は大変優しい方でね〜、このお嬢さんを大事に大事にして育てたのですよ〜、そして私たち百姓が困ったときに大店のねーご主人様のところに逝けば”心配するなほらほらこのぐらいの食い扶持はお前たちに貸してやる、だからゆっくり使っていいぞ、また返すような時が来たらコメなどは出来無いだろうが 野菜でもなんでもいいから持ってこい、それでいいから”と物凄く優しいご主人様でございましたよ・・・しかしこのお嬢さんは顔とね〜セイカクとでもいうんですかね〜もう物凄くハッキリしているのですよ〜、もう駄目と云ったら一切だめです・・・私たち”お嬢さん申し訳ございません、どうかお許しくださいませ”と言っても”イヤ駄目!あなたなんか私の父との約束を破ったら、父は許しても私は絶対許さない!あなたなんかゴミのような百姓が何人も何人も我が家に来て、うちは呉服商をしているのに、あなたなんかのような土臭い人がいっぱい来たらお店にお見えになる奥様方がどのように思いますか?あなたなんかは絶対表にきたらダメ、裏ですよ・・・借りたものは返しなさい、もし返さなければ大変な事に・・・あなたなんかに仕返ししますよ”・・・””エエッ、お嬢さんそう言う事を言わないで宜しくお願いいたします、どうかお願いいたします、と・・・今は雨も降らないし、天気になればずーっと日照りが続いて作物が全く取れないのですよー、ご主人様がいつでもいいと言ってくれておりますのでどうかお嬢様も、どうかそのようにしていただけないでしょうか?”と云ったところ”いえいえ、それは駄目、私はダメ、私まで父と同じようにあなたがたに甘くなったら、あなたがたの村の人がみんな来てからうちは食いつぶされてしまう、だから貸したものは返しなさい、いいわね〜分かったわね〜”と、もうそんな感じでもうーキチンとしているのですよもうー、要するに情が無いと云うか、なんかこうなんでもかんでもきちんとしないといけないセイカクなんですよ」

「そうか、良く分かった、では少し待っておれ」

『今、喋った事に対しては如何ですか?そのような冷たい感じはありますか?』

とご相談者に娘さんの性格についてお伺いする。

と <いえ、どちらかと云うと優しい子なんですよねー>

『では性格はハッキリしている方ではないのですか?』 との問いに

<・・・性格はハッキリしていないですねー・・・だけど最近は”この人は嫌いなの、この人は好きなの、と人をハッキリ区別するようになったようです>と。

お母さんからお聴きした今生での性格と前世の性格は多少違うようにある.......が人間関係に於いてハッキリ区別するようになったというところは前世の性格の片鱗を垣間見せるようになった、と言うことではないだろうか。

やはり復讐を受けているため、今だ前世のセイカク、自分を素直にさらけ出せないのではないだろうか、しかしこの後の話を聴けばいずれ前世と今生の性格の違いは多少は分かる筈だ。

「今の話を聴いていたか?(ご相談者との会話)」

「聴いておりました・・・神様、今お話している方はでおなた様でございますか?」

「今、我がお話をしていたのはお前が憑いている山口香織の人間界での母親だ。ところでお前の目の前にマールイ窓(景色の中に溶け込むような空間ができている)ができているであろう、そこから覗いてみろ、人間界が視える筈だ」

「ま、まど?」

「そこを覗いてみよ、お前が憑いている女の母親が視えるから」

「の、覗いてよろしいんでしょうか?」

「そうだ、良いから覗いてみろ」

「あっ!!ミエマスみえます!!ウーワーッ!この方がお嬢さんの母親でございますか?」

「そうだ、今お前が視ているのが母親だ、顔を視てどう思う」

「どう思うと言っても・・・・うう〜あのお嬢様の・・・う〜〜ん幼い時の顔に良くにていますね〜〜〜」

「なに、幼い時の顔に似ているのか?」

「さようでございますね〜、あのう幼い時は目がね、優しかったのですよー、もう愛嬌が良くてみんなにニコニコしてコンニチハコンニチハといつも挨拶をして本当に優しかったのですよ、ところがもうワタシガ殺される前には目がつり上がっていて、もうほんと鬼か何かがとり憑いているのではないかと思うような怖い顔になっていたのですよ、だけどこう母親の顔を視るとお嬢様の小さい頃の、あの優しい顔をしていた頃を思いだします」

「そうか、ではお前が香織に殺された時の経緯を言ってみよ、なぜ殺されたのだ」

「なんで、と言われましてもね〜話せば長くのるのですが宜しいでしょうか?」

「おう、いいから話すがいい、簡単でよいぞ」

「まぁ結局先ほど言いましたように私たち百姓は雨や天気がほどほどでないと作物は取れないのですよ、 私たちの時代は雨が降ればずーっと雨が降って、その雨が何ヶ月も降り続くのですよ、すると土が流され作物なども全く出来ず、種も流されてしまって、そして長雨が終わったと思ったら今度は日照りでございます、ですから年中なーんにも作物が取れないのですよ、それでここのお嬢様の、呉服問屋の大店の旦那様のところに逝って私たち百姓は、そこで何がしかの金子をいただき、それを生活の糧にしていた訳でございます・・・そこには私たち村のものだけではなく近在の村のものが皆やっぱしお借りしに逝くのです・・・それでお嬢様は苛立っていたのだろうと思います・・・でも私たちは金子は借りるのですが、当然返すあてなどありはしないのです、がここのご主人様は”お前たちが返すあてなどないのは分かっているが、作物が取れない以上いたしかたのない事、まぁ慌てなくていいまた気候が良くなって何か取れたら持って来い 、それとお前たち山に逝ってイノシシとかシカとかを罠にかけて獲れ、わしゃのう〜山の芋が好きじゃからのう〜お前たちのう〜山の芋でもとって、よーけとれたらわしのところに持ってきてくれ、それでいいからのう〜”と、それで私たち近在の百姓もみんな逝くわけですよ、当然金子を返す当てなどありません、それに私たち、いつまでも雨が続いてもう山に逝っても、もう何にも無い、もうみんなが食い荒らしてしまって芋もない、猪や鹿ももう殆ど獲れないのですよ、それでも何かとろうと何日間も歩いてどんどんどんどん山を超えて、そしてむこーーに逝ってイノシシとかシカを取るか猟師から別けてもらうしかできないのですよ、でもう何にも食べるものがなく、これではいかん!と言う事で、また申し訳ないと思いながらもご主人様のところに逝って”おめぐみを宜しくお願いします”と言って何がしかの金子を頂いていたのです・・・それでまぁやっと何か喰える感じで・・・喰えると言ったって、それはもう喰える野菜もないし何にもないのですが、まぁ稗とか粟なんかが、やっぱし誰もこう・・・あれは日持ちするものですから、そういうのをすこーし買って、そして細々家族で食べるのです・・・なかには山に逝ってイノシシを獲って来るものもおるからそれをみんなで別けて喰うわけでございます・・・そうしててもすぐ金子が無くなり何も買えなくなりまた大店のご主人様のところに逝くのですが、たまたまその時は裏にお嬢様が居って”あんたちまた来たの?金子を返しに来たの”と言うから、もうしわけございませんが、こんなに雨が続くから作物もとれないし、だから金子を返す事もできないのです、今私たちも死ぬか生きるかです 、今食べるものが全くないものでございますから、少し金子を借りて稗でも粟でも買って、それに草でも混ぜて、水をいっぱい入れてお粥のようにして食べるしかないもんでちょっとご主人様にお会いしに来たのですよ、とお嬢様に言いましたらお嬢様は”あなたなんかはもう入って来ないで、あなたなんかが入ってくればうちの蔵はもうカラになる、もうこうなったら私たちの着物を仕入れるお金もなくなり、もう父には言わないでこのまま帰っておくれ”と云われたのですが、もう帰る訳にもいかず、何とかすこーしでいいのです、すこーしあれば一回食べたら三日は何も食べずに我慢しときますから、そして山にある草をいっぱい入れて炊きますから、もう一度ご主人様にお会いさせてください、と言っても、このお嬢様は受け入れてくれないのです・・・そうしたら、この大店には若いボンボンがいっぱいおりますよ、丁稚とか訳の分からないのがいっぱいおるのですよ、そういうのをお嬢さんが呼んで来て”この百姓たちを叩き出せ!!”と言われ私たちはビックリして、お嬢様はそんな事を言われるのですか?と、お嬢様が若いのに”早く叩き出せ、木刀で叩き出せ、二度と来ないようにしてしまえ!”と云ったら若いニイちゃんたちが何人ももうバーっと出てきて私たちにかかってきて・・・私体中メッタ打ちでございますよ、もう〜ククククッ・・・クウモノモネ〜もうーそしてたまたま冬だったものでございますからサムクテサムクテ、もう足腰立たず、身体はガタガタでみんなでほうーて帰って家にやっととどりついて、気が付いたらこっち(あの世)に来ておりました・・・もうクヤシクテクヤシクテ、この〜うら〜みはらさで〜オクモノカー・・・・私はこのオンナのおるところ(人間界に降りている魂ばかりの集落)まで這っていき・・・そしてとり憑いているのでございます・・・クヤシクテクヤシクテ、クヤシクテクヤシクテたまらん!!!!!!今も頭から血がだらだら流れて体中はアザだらけで、足の骨は折れ、オレマガッテーおりますよ〜〜〜」

「そうか、分かった少し待て」

怨霊が私の口を使い興奮して喋るため大変疲れる。

その為少し休憩に入る。

「おい、もう一度出てくるがいい」

「は、はい・・・サ、サムクテ寒くて(私の身体が震える)」

「そうか、だがお前はとり憑いた以上復讐をしているのだろう」

「はい、やっております・・・私たちは腹が減って腹が減って喰うものもない・・・草もみんなが喰って草も無い・・・もう喉が渇いて渇いて・・・ミズを飲むだけ・・・この苦しみをこの女にも同じように味わせておりました(喉を潰したような声になる)・・・この女はなにも喰えない、ああ何も食べれない、何も食べれない・・・ところが、お前がそんなに腹が減っているのなら思い切り喰わせてやろうか、喰え!!クエクエ!・・・とどんどんどんどん喰わせて喰わせてガンガンガンガン喰わせて、なんぼ喰っても喰ってもガンガンガンガン喰わせて、そして今度は”おまえはのう〜それだけ喰ったらもう喰いものがないのじゃ、今食わなきゃもう暫く喰えんぞ、今喰っとかんと喰えんぞ、と言ってまたガンガン喰わせて、そして喰いすぎて腹がいっぱいになってもう喰えない、と言っても私が”喰えるのじゃ、喰えるのじゃ”と言って無理やり喰わせ、そして戻して・・・或ときは、そのへんに落ちているものでも何でも食物なら”はいひろうて喰わにゃ喰いものがないのぞ、はいひろうて喰わにゃ食物はないんぞ、もうこれから食物はないんぞ、喰えんぞ!”と囁いて、私たちは喰いものがあるときに喰っとかないと、全く喰えなくなるものですから、もうなんでも、落ちているものでも野菜のクズでもひらって喰っていたものですから、乞食のように、そして人間関係に於いては”こいつは鬼じゃ、鬼じゃ”と私たちが生きていた頃は鬼に、鬼のように形相が変わっていたものですから、そして結局私はこのオンナに殺されたものでございますから同じようにしておりますよ・・・今はこいつは人が変わったように、他の友達か何か知らないが、他のものからも”あの人どうしたの?顔つきが悪いね〜なに、あの人おかしんじゃないん、病気じゃないの?おかしいよあの人は”とみんなから囁かれ、みんなから毛嫌いされるようにしています・・・そしていつもどっかこっか身体が痛い筈ですよ・・・なんかかんか、時々目が霞んでみえたり頭がボーッとしたり、私は殴られてボーッとしておりますから、このオンナも同じようにしております・・・今このオンナを後悔させるよりも、私たちの生きていた時代よりもっと悪いようになれ、悪いようになれ、そして皆から嫌われうとまわれ、そして喰うものをガツガツ喰わせ、そして或ときには一切喰いものを与えず”食べれない、何にも食べらない、ああ食べたいのに食べれない、ああ食べたい食べたい”そして喰わせたり喰わせなかったり交互にやっております・・・私はサムクテ寒くて凍えている時、このオンナも、人間界では夏でどんなに暑くても私たちは寒いままなので、サムイ寒い、このオンナも寒いサムイ、サムイサムイ、あいつは何か頭がおかしいよ、顔はなかなかべっぴんさんだが、あいつおかしいおかしい、世間のみんなからそう囁かれ除け者にされております・・・私はこやつを、生涯こやつに喰いものをガンガン喰わせて、そしてそれがおわると今度は一切喰わせない、それを交互にやって、そして精神状態をおかしくし人間界で生きているのがもう嫌だ、もう嫌だ、もう死にたい死にたい、もう死ぬしかない、死ぬしかない、とそしてこやつを地獄に引きずり込む!首吊り自殺でもさせようと思っておりますよ・・・首吊り自殺をさせて、そしてこっちに来たら地獄に引きずり込んでやろうと思っておりますよ」

「そうか、良く分かった、少し待て」

と言いご相談者のお母さんと娘さんの今、怨霊の喋った事と現状を検証する。

と<今云った事と同じだと思います・・・友達が出来無いですね、食事も食べなかったり食べたりです>

と怨霊の喋った事に納得するお母さん。

「おい、もう一度出てくるがいい」

「ははい、なんでしょうか?」

「お前は今でも身体が痛いのか?」

「痛いと云うよりも、私また死ぬんじゃないかと苦しんでおります」

「そうか、ところでこのオンナにまだ何か憑いている気配はないか」

「ここはですねー、暗くてですねー良く分からないのですよ〜、それに私これに顔中やられてて目もあまり見えないもんですから周りが良くみえないんです」

「そうか、では今からお前の身体を生きていた頃のように元気にして三途の川まで導いてやろう」

「カカ、神様、私の身体を治して頂けるのでしょうか?」

「そうだ、治してやる。そうして迎えに来た先祖と一緒に帰るがいい」

「カカ、神様、私の身体が治るのでしたらもう喜んで上に帰りますので宜しくお願いいたします」

「よし、ではそこに座っておれ、いいな」

と言い両手を動かしキズを治す術を始める。

すると「ウワーワワワワワワアアアアアアアア////////////////グワーッ!!!!!!」

と一声大声を張り上げ私の中から消えて逝った。

多分、三途の川まで時空を超えて飛んでいったのだろう。

三途の川で待っていれば早々と先祖が伝馬船に乗って迎えに来るであろう。

この当時、百姓が亡くなると必ず、と言ってもいい程伝馬船でなぜか老婆が一人だけで迎えに来ていた。

侍が死ぬと裕福そうな、まるでテレビの水戸黄門のような出で立ちをしたご老人が数人で歩いて迎えに来ていた。

貧乏人が死ぬと伝馬船で、侍が死ぬと歩いてくるのである。

これは全て私の中に呼び込んだ怨霊(侍・百姓・ヤクザ等々)から聴いた話である。

死後の世界もこの世と同じで貧富の差が激しいようである。

先程の百姓が去ったあと、次に何も憑いていないか、を確認するために再び娘さんのお名前を呼ぶ。

すると入ってきたのは娘さんの魂だった。

娘さんご自身の魂が入ってくると言う事はもうナニモ居ないと云う証である。

だが、何もいなかったからと言って安心はまだできない。

それは開放された場所が怨霊の林の中だからである。

この怨霊の林のすぐ下に地獄の入口があり、万一、その地獄の淵に近寄ると、そこに屯する化物に引きずり込まれる危険性があるからだ。

故に怨霊を除けたからと言って安心することはできないのである。

また、たとえ地獄に引きずり込まれなくても、そこは悪霊もウロウロしている危険な場所でもあるからだ。

悪霊等の全くいない場所に行こうと思うならば人間界に降りている魂ばかりが集まる集落まで上がって行く事である。

この集落まで上がって来ることができればある程度の安心感は得た事になる。

更に絶対的な完璧を求めようとすれば天国の入口まで昇るしかない。

しかし、自力では天国の入口まで昇ることは不可能な事なのである。

そこは神の領域だからである。



さて次はお母さんに纏わる前世の因縁についてである。

ご相談者のお母さんにも因縁は憑いていたのだ。

ではお母さんのお名前を呼び、先ほど娘さんに憑いていたものを呼び出した時と同じ方法でお母さんの魂に憑いているものを私の中に呼び込む事にする。

「山口瞳(仮名)入って来い!山口瞳入ってこい!!」

と呼ぶと娘さんに憑いていたものと同じようにすぐにナニカが入って来た。

その入って来たものに

「お前は山口瞳か?」

と確認するが、首を横に傾げるだけで何も返答は無い。

「お前は山口瞳ではないな!山口瞳ではないなと訊いているのだ、ナニものだ!!返事ができないのか、お前は許さないぞ!!」

と脅すと

「ウウググガガ!!オマエハ、ヤカマシイヤツダナ!!!!お前からナノルカ」

「ナニ、お前からなのる、だと、山口瞳を呼び出したらお前が出てきたのだろう、お前は瞳か!」

「ウルセーワシガ、ヒトミ?(出てきた時から裏声で話している)ワシガオンナニみえるか!!ワシハオトコジャ・・・・グ!!!!ワワワワヤメテヤメテ、ヤメテクダサイヤメテクダサイグググッグウ、ナナ、なんなんですか?」

あまりの横着ぶりに業を煮やし念を入れる。

するとこのザマだ。

「なんなんですかではない!お前に天罰をかけたのだ」

「テテ、ウウウ、頭が痛いあたまがイタイ!たた、たすけてください助けてください!」

「ならば、これから我が聴く事に全て素直にお前が応えれば助けてやる、いいか一度でも嘘をついたらまた地獄の苦しみを味あわせるぞ!良いか!!」

「ああ、あなた様はどちらにいらっしゃるのでしょうか?」

私の姿は見えず声だけが頭の中でガンガン響くように聴こえるため不信に思い周りを見渡しているのだ。

「お前の頭の上をみてみよ」

「ああ、頭の上?ウワー眩しい!!ここ、ここからカミナリが落ちたのでございます//////」

私の魂は怨霊の頭上で輝く煌りになって現れたのだ。

「それが天罰と言うものなのだ」

「ああ、さようでございますか、お許しくださいませお許しくださいませ、お光様でございますか?」

「そうだ、神じゃ」

「ああ、神様でございましたか、お見逸れいたしました、申し訳ございません」

「では今から我の聴く事に全て応えよ、分かったか」

「わ、分かりました、なんなりとおっしゃってくださいませ」

「お前の前世の仕事から聴こう、お前は前世で何をしていたのだ」

「私でございますか?」

「そうだ、お前の前世を訊いているのだ、何をしていたのだ」

「わ、わたしは・・・言いにくいのでございますが、わたしコジキでございました」

「なに、お前は乞食か」

「さ、さようでございます」

「では、この山口瞳はしっているのか?」

「知っていると云うよりも・・・これ、この方は、ある大店のお嬢様でございました」

「大店のお嬢様だったということか」

「さようでございます」

「では、なぜ乞食が大店のお嬢さんに憑いているのだ」

「と、取り憑いている?わたし・・・夏の暑い時に、ここの大店におめぐみに逝ったのです、お屋敷におめぐみを〜〜おめぐみを〜〜と言って逝ったのです」

「おめぐみには何人で行ったのだ」

「わたし・・・カカがおりまして、カアチャンと子供とわたし・・・そして私の兄弟の妹がおって4人ぐらいでこのお屋敷に逝ったのです・・・その日はずーっとおめぐみを〜おめぐみを〜と言ってお屋敷を回ったのですが 、どこでも食物にありつけずに、最後にここに来たのであります。そしておめぐみを〜おめぐみを〜と、なぜここに来たかと言いますと、私前に2、3回ここに来て野菜のクズとか魚の頭とかを頂いて喰っていたものでございますから、またここに来れば何かいただけるのではないかと思って来たのでございます・・・そして木戸をどんどん叩いていたのです。だけど今回だけは幾ら叩いても誰も出てこなかったのでございます・・・それでも私たちはこのお屋敷から離れたら、もうおまんまの食い上げになります・・・もう何日も何も喰っていない・・・もう3日も喰っていない、また川に逝って川の水を飲むしかない、もう草も、食えるような草ももうないし、水ばっかし飲んでも、もう元気もでないし、これで明日も喰えなかったら死んでしまうから、とただ皆でお願いします、おめぐみ〜おめぐみを〜と、家族皆でおめぐみを〜おめぐみを〜と声を張り上げていました。すると木戸が開いて中からニイちゃんが出てきて”お前たちコジキはうるさいの〜法事の最中じゃ、法事をしている時にお前たちコジキが入ったらくそーうて法事ができないだろうが、お客様方も来ているのにお前、なんちゅうことをしているのか!”と言われ私は”お願いします、もう私たち喰いものがないものですから、もうゴミ箱に入ったクズでも宜しいですから、どうかどうか別けていただけないでしょうか?”と云ったらニイちゃんが”しゃーしいのう〜じゃお嬢さんに聴いてくるから、お前たちが喰えるものがあるかどうか”と言って暫く待っていたらお嬢さんが来たのでございます」

「おい、そのお嬢さんの顔立ちはどのような感じなのだ」

「カオは、うーーん・・・私たちコジキが近くによると皆、臭いといいますから近くによれませんから」

「そうか、では顔はあまり良く知らないと云う事か」

「いや、ちらっと見たら中々綺麗なお嬢さんだったですね〜・・・うーんやっぱり気品のある綺麗なお嬢さんだったのは記憶に残っております」

「そうか、ならば当然、お前はお嬢さんの性格などは知らないな」

「お嬢さんの性格などは分かりませんが、だけどこれがもうー大変なオンナだったのですよ」

「そうか、ではその話を続けるがいい」

「だから、そのにいちゃがお嬢さんに聴いてくるからと言って暫く・・・・私たちはこの時大変暑かったのですよ、もう本当に暑かったのです・・・それでも裸で周る訳にはいきませんからボロ切れを身体に巻きつけてジーッと待っていたのです・・・腹が減って何か来るのかなー?と、そしたらお嬢さんが出てきたのですが、お嬢様は”おーい食物じゃ〜”と言うから、何かと思ってみんなで近寄ったら・・・と、突然頭から熱湯をかぶせられたのですwwww」

「何?熱湯」

「さようでございます・・・ウー!ワーッ!!とビックリしてそのまま飛んで帰って水の中に頭を突っ込んで・・・そのまま気が付いたらこっちに来ていたのでございます」

「そうか、熱湯をかぶせられて死んだのか」

「さ、さようで・・・顔中が今でもヒリヒリして熱くてたまりません・・・ああークヤシクテ悔しくて、このオンナ絶対許さんぞ!!こいつ地獄に引きずり込むまで許さんぞ!・・・という訳で私、神様申し訳ございませんがとり憑いているのでございます」

「おい、お前の目の前にまーるい空間ができている筈だ、そこから覗いて視るがいい、そこを覗くとお前の知っているオンナがここにいるぞ、どうだ」

怨霊の棲む林に陽炎のようにポッカリあいた空間、そこを覗くと私の前に座っているご相談者の顔が見えるのだ。

「分かりました、このマルイところですか?」

「そうだ、そこを覗いてみるがいい、どうだ」

「・・・あっ、この方はどちらの方ですか?」

「今、お前は人間界を覗いているのだ。どうだ、その顔に見覚えはないか」

「・・・人間界でございますか・・・ハッ、もしかすると私に熱湯を被せたあのオンナですかねー」

「そうだ、ところでお前が熱湯を被せられた時、この女は幾つぐらいだったのだ」

「・・・あの時は・・・うーーん10・・・8ぐらいだったのではないですかね〜」

「では、お前が死んだのは幾つだったのだ」

「私が熱湯をかけられ殺されたのは・・・30・・・過ぎでございました」

「そうだったのか、では今お前がやっている復讐の事を聴きたい。今、お前が視た人間界にいる女が我の元に助けを求めてきたのだ。だからお前の復讐に正当性があると思えばお前を助けてやる。そしてこの女の方が悪ければ、もうこの女は助けない。だからお前がやっている事は全て喋れ、いいな。お前が正しければお前の火傷を治し先祖の暮らす場所まで送ってやる。どうだ、分かったか」

「さようでございますか、神様私たちコジキでも、神様のおめぐみを頂けるのでしょうか?」

「そうだ、お前が素直に全て喋ればおめぐみを与えてやる。しかし一度でも嘘をついたら二度と助ける事はないと思え、いや、助けるどころではない、地獄に落とすことになる」

「カカ、神様、そんな神様に対して嘘などいうなどと・・・・このオンナにたいしての復讐を喋っていいのですか?」

「そうだ、詳細に喋るがいい、どのような事をしているのか、をだ」

「わ、わかりました・・・私が一番やっている事が、同じ人間の世界でコジキもお嬢さんもないだろうが、と私たちがコジキに生まれたばっかしに熱湯をかけられて殺されたのです・・・ですから人間の中で階級とかないのじゃ、それが分からんのならお前に人間界の惨めさを与えてやる、と今このオンナはですねー、いつも悩んでおりますよ、自分は人なんだろうか、自分は人よりも下品なオンナなんだろうか?自分はどうして人と同じ目線でものが考えられないのか?、私の前世はコジキかなんだったのだろうか?私はなぜ人と同等の位に立っている気がしないのだろうか?いつも私は一人、誰にでもから人と見比べられているような感じがする、と私がそのように思わせておりますから本人はそれを間違いなくそう思っております・・・だから神様確認して見てください・・・血は誰よりも劣っている、血は誰よりも汚い、だから前世がもしもあるのでしたら乞食か浮浪者だったのでは、と思っておる筈でございます・・・私がそのようにさせておりますから、これは嘘ではございません、一応確認してみてくださいませ」

「良し、分かった、お前が喋った事は全て確認するから待っておれ」

と言って今、怨霊の喋った事にお心あたりがあるか、ご相談者にお聴きする。

『今、お聴きしたような事にお心あたりはございませんか?』とご相談者に

<・・・それはないですね〜〜>とのご返事。

「おい、今聴いていたか、ご本人はそのように思った事は一度もないというぞ、どうなのだ」

私とご相談者の会話を私の耳を通して聴いている怨霊。

「・・・神様の前ですが、そのような事はありません、いつも心の中で思っている筈です・・・それも完璧な嘘でございます・・・神様、本人が認めなければ一応、もうこのまま離してください(私の中から出してください、との事)私はこのままこのオンナに復讐を続けますから」

「よし、分かった、では次には何をしているのだ」

次を確認するのはご相談者が拒否できないような証言を得るため。

「次にで、ございますね〜、私なんかコジキは毎日、毎日食べるものがないものでございますから、いつもいつも徘徊をしております・・・ですからこのオンナも訳も分からない、意味もないまま、ただ外をフラフラ徘徊させております”私はどうしてこんなにあっちに行ったりこっちに行ったりしなければいけないのだろうか? ”といつもそう思っております・・・そして自分では”ああ家でゆっくりしたい、ああいつも誰かの傍で安心しておりたい、少しでも安心したい、毎日毎日こんなにフラフラして、私はなんでこんなにフラフラしているのだろうか?”とそう思っております・・・これも私がそういうふうにフラフラさせておりますから、それも一応確認してみてください」


「よし、分かった確認しよう」

『いつもフラフラさせていると言っていますが、この事に対しては如何ですか?』との問いに

<・・・それはあります・・・ああ、それはいっぱいあります。別にやることはないのですが何か落ち着かない・・・とにかく安心して落ち着きたいと云うのはいつもありますねー>

今回は怨霊の喋った事をほぼお認めになった。

『では、初めに言っていた人から見下げられている、と云うことに関しては如何ですか?』

<・・・それはないのですが、あのう〜なんで私がこのような思いをして生活をしなければいけないのかしら?とは思いますねー、それこそキツい性格でもないし、なんでこういつも人の顔色を見ながら・・・・>

と先ほど怨霊の喋っていた事を暗にお認めになられる会話をする。

『では、この怨霊が喋った事はほぼ合っているという事ですね』

<・・・・そうですねー・・・劣っていると云うよりその人のためにずーっとしなければいけないな〜と、だけど劣っているとは思ってはいないのですが・・・そして自分の中では徘徊してでているという気持ちがないのですが、何かこう、娘がそうだったので娘を連れて仕事から帰ってスーパーとかそのようなところに行かないとなんか落ち着かないみたいな・・・家に帰っても気が安まる時がないので・・・なにかこう気持ちが落ち着かないから、ああなんか安らぎたいなぁ安らぎたいなぁ、と言う事はあります>

と言うことである。


「おい、次にはどのような事をしているのだ。お前が言う徘徊ではないが、あっちに行ったりこっちに行ったりと言うのはお認めになった。だが、最初に喋った事については自分では分からないと云う事だ」

「さようでございますかね〜、あれほどやっているのに・・・本人は人から見下げられてもあまり分からないのですかね〜」

「そうだなぁ、ご本人は人から見下げられているような事はないと言っているのだ」

「さようでございますかね〜、自分はいつも誰かにペコペコ頭を下げて”ああそうですね〜そうですね〜”と、つまらない人間でもいつも合わせておりますよ、これは、嘘ではございません・・・いつもペコペコして ”ああ、そうですね〜そうですね〜”とやっているのですよー、私はこれに憑いているから全て分かっているのです。それも一応確認してみてくいださいませ」

「よし、分かった、それも確認してみよう」


『今のはどう思いますか?』 とご相談者にお伺いする。

<・・・ペコペコしているつもりはないのですが、人にこう命令してどうのとかはしないです・・・ああそうですか、そうですか、と言うのは近いですね>

『では、今喋った事についても間違いはないですね』

<・・・はい>と云うお返事を頂いた。


「その他には何をしているのだ」

「その他と云うよりもこのオンナにはですねー、私はこのオンナからねー殴られて熱湯を掛けられたのですよ、ですからねー、一生涯ねー人間を信用できないようにしておりますよ、ですからねー誰をみてもこれはねー安心できる人はおりませんよ、いつ私この人に騙されるか分からない、この人に近寄ったらまた騙されるかも分からない、と思っていつもビクビクしておりますよ、男でも近づいてきたらですねー一時は非常にうまくいってもねーだんだんだんだん拒否感を抱くようになり、そして遠だけるようになるのですよ、そして自分で”なんであの人にあんな冷たい事を言ったのかしら、ああどうして私こんなことになるのかしら?”といつも後悔しておりますよ」

「そうか、ではその事も一応確認してみよう」

「お願いいたします」


<色んな事があって人は信じてはいけないんだあ、と云うことになりました>とのこと。


「後は、もうないのか?」

「ああ、あとでございますか?私ね、熱湯をかけられて川の中に頭をつっこんでこっちに来たのです・・・これ(ご相談者)がねー熱湯とかねー水を見るとねー異常にねー精神状態がおかしくなるはずですよー、それも私はこれにくっついている訳ですから、私が熱湯をみると、もう恐怖が蘇るのですよー、そして水の中に入って死んだものですからね、ですからこれもねー私と同じ気持ちになる筈なんですよ、そこのところを」

「あとは、まだいろいろ喋りたいことはあるのか?」

あまりにも長くなるのでしびれをきらせた。

「いえいえ、ではそこのところだけお聴きしてくださいませ」

「よし、ではお前と同じ気持ちになっているか、どうかだな」

「さようでございます」


『今、聴いたような精神状態になったことはありますか?水が怖いとか、熱湯がだめだとか、ですね」

<熱湯が怖いと言う事はないですねー>

『熱湯が怖いと言う事はないということですね』

<はい>

『確かに熱湯が怖ければ食事の支度もできないですからねー、それはそうでしょう』


「おい、熱湯が怖ければ家庭で食事の支度もできないからそれはないと言っているぞ」

「さようでございますかね〜、じゃ私がですねー熱かったのですよー、これはね、多分ね、このオンナも同じだと思います・・・私も夏で暑かったものですから、いつも身体がポカポカしているのですよ、冬みんなが寒いと言ってもねー私、寒さが感じないのですよ、だからこのオンナもあまり寒くない筈ですよ、だからこのオンナはどのような部屋に入っても涼しくなると言う事はないのですよ、ただ無性に身体が暑い暑いと言う感じでございます・・・もう今喋った事も拒否したらですね、神様にお願い致します・・・もう私を自由にしてください・・・このオンナに私が喋った事が本当に忘れられないくらい絶対記憶として残るように徹底してやろうと思っておりますから、どうかもう一度確認してもしこれがまた拒否したら私を、もう離してください、お願い致します。私の身体が治らなくても結構でございます・・・恨みをこいつが何も感じてないのなら、もっともっと、そして身体の匂いも臭い、私たちコジキの臭い匂いをこの中にもっと発憤させてやる、このオンナはね〜身体も臭い筈なんですよー、それはねー自分でもある程度気がついているんでしょうけどねー、これも嘘ではないんですよー臭いんですよー、なんでか、と言いますと私が憑いているからですよ、私が憑いていると臭くなるんですよ、私たちは風呂にはいりませんから、だから臭い、このオンナも臭い筈です・・・自分でもね”なんで私の身体はこんなに臭いんだろう、なんで私こんなに臭いんだろう”といつも思っている筈でございます・・・それでも全部訊いて何もかも違うと言うなら。どうか私を神様離してくださいませ、復讐をもう一度やり直して私が云った事を絶対認めるまでやりますからどうか宜しくお願い致します」

「よし、分かったその事を訊いてみよう」


『今、云った事に心あたりはありませんか?』

<・・・寒いか暑いか?ですか・・・寒がりやではないと思う。特に人一倍暑い暑いという事もない>

『しかしお母さんは物凄く暑そうにしていますよ』

クーラーを24度に設定しているのに顔が赤く火照っている。

<はい、暑いのはアツイ・・・>

『なぜですか?クーラーは良く効いていますが』(部屋は相当に涼しい筈である)

<・・・・そうですねー>

この後も私との問答が続くが最終的には怨霊の喋った事をお認めになるしかないようであった。

クーラーの良く効いた部屋での会話で顔の火照りが暑さの証明になったのである。

怨霊が”私のいう事を認めなければ離してください”と切に訴えていたが顔の赤みでこれまでの”そんな事はないです”と強く否定していたことが完全に覆される事になった。

更に『あなたが臭いと云った事に対しては如何ですか?』

と追い討ちをかけるように問いかける。

<・・・まぁ年をとってきたから加齢臭みたいなのがするのかなぁとは思っておりました・・・だけど、もうずーっとこんな感じなので慣れてしまっていたようです。まさかそれが怨霊のせいだとは思いもよりませんでした>

臭い匂いは年のせいではなく乞食が憑いているからであった、と言う事でこの件に関してもお認めになった。

しかし、今回はキツい詰問のような状態になってしまった。

これも、私の知識を共有して喋る怨霊の言う事は絶対間違いはない、と私自身が信じているためつい厳しく追求するかたちとなってしまったのだ。

ご相談者のお母さんには大変失礼な言葉を投げかける結果となってしまいました、この場をお借りして心よりお詫び申し上げます。


「おい、お前の言った事は殆どお認めになった、がまだお前が憑いていたと云う事が心から信じられないと言うのが本当のお気持ちのようだ」

「さようでございますかね〜、神様、もう一度私、身体を治していただかなくて良いから、こやつをもっと苦しめてやろうと思うのですが如何でしょう?」

「如何でしょうとは?ご本人がお前がしたことを認めているのに、まだそのような事を云うのか!!」

「いえっ、では分かりました、ではどうしたらいいのでしょうか?」

「もういいから我の云うことに従え、今からお前の身体を治してやる、そしてお前のふる里に帰れ、分かったか」

「わわ、お願いいたします・・・熱湯が、この熱いのが・・・そ、それと」

「なんだ、それと」

「・・・水が嫌になった、水を飲むと恐怖と言いましたが、水を飲むと身体に悪いと云う感覚だけはある筈です。これを最後に訊いて、水を飲みすぎたら身体にわるいのじゃ、身体が悪いからあまり水を飲まない方がいいと言う、これは完全にあると思いますからこれだけは最後に聞いてみてください」

「よし、分かった、ではそれを最後にお聴きしてみよう」


<水を飲むと身体に悪いと思うんだけど水自体を飲むことは無いですねー>(ご相談者)

『では、水はのまないのですか?』

<はい、お茶とかそう言うものしか飲みません。水だけは絶対飲みません、水を呑んでいる人をみたら何で水を飲んでいるんだろうと思うのです>

『それは水は身体に悪いと云う事を思うようにされていると言う事でしょう。だから無意識のうちに水を避けるようになったのです』

<そうかも知れないですねー>


「おい、お前の言っている事は分かったぞ、水についてはご本人もお認めになった」

「さようでございましょう・・・水はねー、これはねー避けるのでございますよ、私がねー水を呑んで死んだものですからねー、で、ですからねー水を無意識のうちに避けているのですよ」

「だから、それは認めた。水は絶対呑まないと、どうだこれで良いか」

「わ、分かりました神様、では私はどうしたらいいのでしょうか?」

「そこで楽にしておれ、今からお前の身体を治してやるから、いいか」

「わ、わかりました」

と納得したところで両手を回転させキズを治す術を始める。

「今から上にあげてやるぞ、身体を治して」

「は、はぁ、ありがとうございます・・・優しくお願いいたします・・・・・グワー!!!ワッワワワワアアアアアアアアアアア」

と苦痛に満ちた叫びを大声で張り上げ去って逝った。

麻酔など皆無なあの世でキズを治す施術を託すのに優しくなど出来る訳もない。

これで今回、遠く山口県からお見えになられたカイがあった、と言うものだ。

おっと、それを言うなら私ではなくご相談者が感じることである。

それに親子揃って前世では大店のお嬢様だったようだ。

だが、残念な事に娘さんには百姓、お母さんには乞食が憑いていた。

もし、怨霊が憑いていなければ今生でもかなり裕福な?

今でも裕福でしょうが、まだまだ前世と同じように大店の娘さんとして生まれ変わって来た可能性も否めないのだ。

が元々悪い性格の持ち主ではなかったようである。

その証拠として憑いていたのがお互いに1霊づつだったからである。

1霊憑く等ということはそれ程大した事ではない?

多い方で4、5霊、或いは7霊、いや11霊を超える方もいた。

今生に降りている人間には殆どと言っても過言でないほど、皆さん悩みのある方々には前世の因縁が憑いているからである。

今生の人間界は修行の場?いやいやそれを云うのは仏教の世界?

間違っていたら失礼。

何せ仏教については当方大変疎いものだから。

今生の人間界は修行の場などではなく復讐される場なのだ。

しかし、娘さん同様、これで万事全て解決したという訳ではないのは既にご承知の通り。

今後、益々母娘水入らずの愛情に満ちた、笑いの耐えない日々を過ごせる事を期待したい。




後日、お母さんから娘の様子がおかしいのですが、と電話が入る。

そこで娘さんの魂を呼び込むと、本来なら前世の因縁を除けたあとだから、娘さんの魂が入るのだが、そうではなかった。

娘さんのお名前を呼び私の中に呼び込んだものはなんと地獄の淵に屯する化物だった。

あれ程、下に降りてはだめだ、と魂に注意をしていたのだが・・・・しょうがない。

落ちたものは上げれば済む事だ。

これこそ、災い転じて福となす、である。

呼び込んだ化物は私の中に入るなりウギャギャギャギャウーンニャ〜〜ンンと私の口を歪ませる。

そこで、またお母さんに当相談所までお出でいただき娘さんの魂を天国まで上げる事になった。

天国の入口まで上がると言う事はもう二度と霊的作用に侵される事はない、と言う証なのである。

それは天国とは神の領域に入るからだ。

当然、生死に関わらず人間が自力で天国に入る事などできない。

それをいとも簡単に私は天国に魂を導く事ができるのだ。

天国とは言っても・・・・・宗教の云うようなまやかしの天国ではない。

本当の天上にある天国なのだ。

故に、今後娘さんの魂は神に管理される事になる。

そして死後はそのまま天国に入る。

今は娘さんは生存しているため、天国の中に入る事はできない。

天国とは言っても入口までなのである。

しかし、入口とは言っても天国の入口であるからまるでファンタジーのような別世界なのだ。

実に素晴らしいところなのである。

このような事ができるのは私が人間界に生存しいている間だけの事だ。

私が天界に戻ればもう二度と人間は天国に入る事はできなくなる。


では、私と娘さんの魂との一質一応を記す。

娘さんの魂を呼び込んだつもりが化物だっため、一喝して娘さんに纏わり憑いている化物を一瞬離し、その隙に娘さんご自身の魂を呼び込んだ。

「山口香織(仮名)入ってこい!、山口香織入ってこい!」

と呼ぶと直ぐにヤマグチカオリが入って来た。

「お前は誰だ?」

と訊くと

「ウウウウ、ヤ、ヤマグチカオリです・・・ク、クビを、くるしくてクルシクテ」

「お前は本当に山口香織なのか?」

と一応確かめる。

「ウ、ヤマグチカオリ・・・ク、クルシイーー!タスケテクダサイ、オネガイシマス、タスケテクダサイ」

首を吊られているため必死に助けを請うが言葉が明瞭でない。

「お前は身体に何か巻きついていると言っていたな」

これは先に呼び出した時に訊きだした事。

「巻きついていた、もう顔中舐められてもう気持ちがワルクテワルクテ、アッークルシイ、タスケテクダサイタスケテクダサイ」

「そうか、では今から助けてやる。これから天国にあげてやるからなぁ、だけどこれはお前の母親の依頼があったからだ。生涯母親には感謝するのだぞ、いいな」

「アア、オカアサンガアゲテクレル、アア、アリガトウ、アリガトウゴザイマス」




『では、今から天国にあげますからね』

とお母さんに告げる。

<・・・はい>

と快いお返事を頂く。


「山口香織おるか?」

「コ、ココニ、クルシイクルシイ!!!!タスケテータスケテタスケテ、アッタスケテタスケテーー//////////////」

「今から助けてやるから天国に上がるがいい、いいな」

と言い天国に上げる術をする。

すると、キズを治す時に

「ウウウウウウウウウ、アアアアアアアアア、ウウウッアア、アアアアッア、アウッグッ、アウッウウッ//////////ハァハァハァ//////ウワーッ、あっ、きつかった!!!アッここはどこか?アッウッ、あっここは明るい、眩しい」

と叫ぶようにして声を張り上げていたが、いつしか静かに落ち着いた。

そしてここは明るい、眩しいとビックリしているのだ。

「そこは眩しいか、そこは天国だ」

「えっ、テンゴク?ウワッ眩しい!あらっわたし、私、首輪が取れて、首が、あっ手も動く、あっ私、夢を見ているのかな????あっえらい明るいところだ」

「そこは明るいだろう、周りに何が見えるのだ」

「マワリ?いや、目が開けられない?ああ、だけど私、地獄に・・・夢を見ているのだわ、くく首に鎖が繋がられて、もう苦しくて苦しくて、体中に何かもう・・・訳の分からない化け物みたいのがくっついて顔をベロベロ舐められて、アア、ココワラクエン(興奮してまた何を言っているのかわかりにくい)アア#####」

「もう少し落ち着け、落ち着いてゆっくり目を開けるがいい、そうすれば周りが良く見える、安心して良いぞ」

「アア、アンシンなんかしてまた目が覚めたらジゴクに落ちるのでしょ?」

「もう、地獄に落ちる事はない、そこは天国なのだ。お前の母親の依頼で天国にあげたのだ。だからもう二度とじごくに落ちる事はないのだ」

「イーヤー、オチルオチル、また落ちるオチルオチル、コワイ!!コワイ、アーコワイ、もうどうしたらいいの? だけど、どうしたらいいのかわたし、ああ、これ夢から覚めないでほしい、アアッコワイコワイもうー、ア、だけどもう首が自由になっている??????・・・ああー私やっぱし夢をミテイル///////」

「夢ではないのだ。お前は天国にあがったのだ。だからもう二度と地獄に落ちる心配はしなくて良いのだ」

「イエイエ、そんな事・・・ユメユメユメ、これは夢、コワイコイコワイ、誰か助けてコワイィィィィィー」

幾ら天国に上がっていると説明しても中々信じようとしない。

それだけ地獄では怖い思いをしていたのだ。

これでは心安らぐまでになるにはそれ相当の時間が要するのではないだろうか?

だけど、一度落ちたものでないとこの怖さは分からないであろう。

かくいう私もジゴクに落ちた経験がないので・・・・どれほどの怖さかを測りかねるが。

しかし、相当怖いところである、と言うことは想像に難くない。

「それ程怖いのなら目を開けてみよ。今、お前は起きているのだから目は開くはずだ、どうだ開けてみよ」

「メ?わっ!!眩しい!ウワーッ眩しい///ナニ?この眩しさ?????」

「眩しいと言う事は起きている証拠だ。起きているから眩しいのだ」

「エッ、私寝ているのではないのですか?」

「寝ているのではない。お前は助かったのだ。地獄に落ちていたのを助けたのだ、そこは天国なのだ、だから安心するがいい。それに周りを良く見るがいい」

「いやーーーー???????」

「ところで、お前の頭の上に紐が伸びているだろう」

「ヒモ?ああ、伸びています」

「では、その紐を切ってやる、エイ!!!!!」

と頭の上に伸びる紐を切る。

人間界に降りている魂には頭の上に先祖へと繋がるほそーい紐が伸びている、この紐を切らなければ先祖から下に引き落とされる事になる。

なぜ、先祖が紐を引っ張り引き落とそうとするのか、と云えば自分たちも天国にあがりたいからである。

引き落とすと人間の精神に異変が生じ、また私の元に訪ねて来ることを知っているからである。

そこで自分たちの存在を明るみにだし、自分たちもおこぼれに預かり、天国に入れてください、と願おうと思うからである。

それ程、天国とは先祖たちにとっても憧れの場所なのである。

何しろ神に準ずる位置に上り詰めた事になるからだ。

神に準ずると云うよりも先祖たちから視ると”神”になった、と拝められる対象になるのである。

故に、先祖と繋がる紐を切らなければ、のべつまくなく末端の、数百にものぼる先祖までひっきりなしに紐を引っ張る事になるからだ。


「アアアアア、アウッ、ああ、あ紐がない?あらっ、もう何も無い、どうしたのだろう?あっ、私本当にどうしたのだろう・・・こんな綺麗なところに来て」

「どうだ、そこで何が視える。もう目を開けられるだろう」

「メヲアケラレル?」

「どうだ、そこに何がある」

「いや、何か、ここはなんかすごーい!足元なんかもう、綺麗な草がいっぱい生えている、みずみずしい、あ、あそこに何か、うわー、あそこに綺麗な水溜りがある、うわー、何、空、あれっ、お馬さんが飛んでいるわ、何か飛んでいる、ワワッ、うわー凄い羽が生えている、うわー眩しい!!あっ、鳥も飛んでいる、うわー凄い、ここ何?あの宮殿見たいのは何、金色、黄金のような金色・・・うわー!!」

「そこは天国だから、周りに見えるものを全部言ってみよ。空を飛んでいるのは馬と鳥だけなのか」

「いや、馬と鳥でけではない、何か色んなものが・・・皆金!うわー綺麗なとこ、そしてむこーの方には何かお花、凄いお花・・・ああ人間界では見た事がないお花、あんな綺麗な・・・ああ、ここは明るいところですねー」

「そうだ、そこは天国だから人間界では見られないお花なども沢山生えているのだ。だからもう地獄に落ちることはないのだから安心して良いのだ」

「いや、また地獄に落ちるのではないのですか?」

”落ない”と幾ら説得しても中々疑いを取ることはできない。

「いや、もう落ちる事はない。だから絶対心配することはないのだ。他に視えるものはないか」

「みえるものでございますか?」

「そうだ」

「あそこに何か大きな金の門があります・・・そして何かむこーの方には、ワッー皆お金持ちのお嬢さんみたいな、うわー紳士とか、もう何かダンスをしております・・・みんな手を繋いでダンスをしております、みんな手を繋いでニコニコニコニコいたしております・・・」

「そうだ、そこがこれからお前が過ごすところなのじゃ、そこは天国の入口なのだ」

「エッ、天国の入口でございますか」

「そうだ、人間界のお前が死ねばそのまま天国に入るのだ」

「ええっ、天国に入るのですか・・・・」

とここで突然娘さんの魂との交信が途切れる。


この娘さんの魂を天国の入口にあげたのが9月9日だったのだが、未だに(9/21)地獄へ落ちるのではないかと怯えている。

そして人間界の娘さんは”死にたい、死にたい”と母親にひっきりなしに電話をかけてくると言う。

一度魂が地獄に落ちると、また落ちるのではないか、と不安が募るようだ。

それに魂の夢の中にまで地獄に落ちている姿が出てくると言う。

それが人間の精神にも恐怖として現れ多大な影響を及ぼすのだある。

・・・・・魂が落ち着けば娘さんも落ち着く筈なのだが。

心のキズ(地獄の恐怖)が治るまでにはまだまだ時間を要するようである。

私も娘さんが安定するまでは気が抜けない。

毎日”今日はどうだ”と娘さんの魂に呼びかける。

こうして、しっかり日々の魂の状況を把握しておかなければならないのだ。

がお母さんの為にも一日も早く不安定な状況から抜け出て頂きたいものだ。


次は娘さんだけが地獄に落ちていたのか、と思ったがあろう事かお母さんの魂も地獄に落ちていた。

そのお母さんの魂を呼び出し状況を訊くとしよう。

山口瞳入って来い、と呼ぶと化物がグニャグニャいいながら出てきた。

娘さんの時と同じように化物にドケッ!!と一喝して離しお母さんの魂を私の中に呼び込む。

山口瞳入って来い、と云うと直ぐに入って来た。

入ってきたものに、お前は誰だ、と確認すると

「山口瞳です。私の体はどうなったのでしょうか?とと、突然何か首を吊られてしまって、何か訳の分からないものが私の体中を齧るのです。ガリガリガリガリと、かか、身体が気持ちが悪くて悪くて、ここは真っ暗闇でございましてもう、そして匂いも嫌な匂いがするしもう、ああ、誰か私を助けていただけないでしょうか?」

「良し、分かった、では、今から助けてやる。人間界に居るヒトミが我の元に助けて欲しいと願ってきたから、今からお前を助けてやる」

「人間界のワタシが、ああ、あなた様はどちら様でしょうか?」

「我は宇宙総帥と言う神じゃ」

「かか、神様?・・・やはり、やはりではワタシの気持ちが通じたのでしょうか、私タスケテタスケテと人間界のワタシに助けてと言っていたのです・・・だけど身体が痒くて痒くて、ああ、そうですか・・・ではやっと神様のお耳に届いたのでしょうか」

「そうだ。だから今から助けてやる、もう心配しなくて良い」

「ああ、ありがとうございます」

「ところでそこの事を少し聴きたい、そこはどのようなところだ。言ってみよ」

「ここは、真っ暗で身体をカリカリ噛まれて、そして繋がれて、血の匂いとか足はヌルヌルヌルヌルして、あ、これは血ですか?」

「そうだ、そこは血の池地獄のようなところだなぁ、ヌルヌルするのは全部血だ」

「あ、そうで、早くハヤク助けてください、お願いしますお願いします!!!!!!!」

「良し、では今から助けてやる。天国に引き上げてやる」

と言って天国の入口まで引き上げる事になった。

そして、この後天国に引き上げたのである。

天国の描写は先ほど娘さんを上げた時に語らせたので今回は省く事にする。

地獄に落ちていた時には、イライラして直ぐ怒ようになっていた、そして身体が痒かったとお母さんは言う。

これで母娘ともども神の管理下に入った事になる。

今後は時間とともに素晴らしい気持、心安らぐ日々を送る事になる。

がそれは宮殿のしきたりに慣れてから、の事であるが、まぁ慌てずともおいおい慣れるであろう。

が、なんでも初めての事には慣れなくどぎまぎするが、それも時間が解決してくれる。

天国への入国おめでとう、おめでとう〜〜〜。

心より歓迎する。

宇宙総帥 八坂啓二






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